カレー&スパイス伝道師ブログ 2

インド&スパイス料理家、渡辺玲のブログ。2019年9月4日、ヤフーブログから移行。

カテゴリ: 「「スパイスセッション」

9月1日

 都内幡ヶ谷にあるおいしいお店「ジッカjicca」をお借りして行っている料理つきトークライヴ「ひとつのスパイスから料理が広がる スパイスセッション」、その16回目の日程と概要が決まりました。

 今回のテーマは「スパイスで楽しく! アウトドアクッキング」

 屋外で楽しむバーベキュー、自然を満喫しつつ料理もウマいキャンプなどにスパイスやハーブを活用した料理を積極的に取り入れるのは、BSやCSのテレビ番組を観ていると、欧米ではそれほど珍しいことではないようです。

 しかし、ここ日本はどうでしょう。野外や屋外はおろか、屋内にある台所や店の厨房でも、まだまだスパイス使いにたけた人は少ないように思います。

だからこそ、アウトドアの料理にスパイスを持ち込むと、グッと食事の楽しさが広がるはず。そのためのノウハウを伝授しようというわけです。

【紹介予定メニュー候補(すべてを取り上げ、調理するわけではありません。ここからチョイスします)】
・チキン・カバーブ
 一口大にカットした鶏肉のスパイス焼き、ヨーグルト不使用
・手羽先のタンドゥーリ・チキン風
 こちらはヨーグルトを使う本格レシピ
・フィッシュ・マサーラー・グリル
 魚をスパイシーに食べる基本レシピ。干物なども使えます
・インド式マサーラー・オムレツ
 ブラック・ペパー、青唐辛子、トマト、タマネギ、香菜などを加えます
・チキン・ジャルフレージー
 鶏肉と野菜のスパイス炒め
・鉄板キーマカレー
 アウトドアに最適。タマネギ不要のオリジナルレシピ
・キーマカレーでタコライス
・キーマカレーの焼きそば
・生野菜、焼き野菜をつけて食べるディップ(南インドのコリアンダーチャトニ、北インドのタマリンドチャトニ、マサ―ラー・ソルトとレモン汁)
・スパイシー・ロースト・ビーフ
・チキン・ダール・カレー

【重要なトピック(これまた本番までに取捨選択します)】
・ベースになるスパイスはできるだけシンプルに→①②③の3種類が基本
・④もバーベキューには必携
・タマネギを炒めなくてもカレーはできる
・⑤もかなり重宝なミックススパイス
・⑥⑦は便利

 会場順路、持ち物、参加方法、そして参加申し込みはコチラまで。

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12年10月、「ヤミーズディッシュ」で野外バーベキューをしたときの設備一部

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この時の模様はテレビでもオンエアされた。タイ、ベトナム、インドのバーベキューが一堂に会した。


《このブログを書いているときのBGM》
SUEDE『SUEDE』(1993年)
バーナード・バトラーが好きだ。
https://www.youtube.com/watch?v=twoO3xYRsz0

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http://yummysdish.exblo参加申込みは可能!

25日14時~ 17時30分~の2部構成

 毎回好評のトーク&クッキング・ライヴ「ひとつのスパイスから料理が広がる スパイスセッション」

 今回のテーマは「ガラム・マサラ」だ。

 盛り込む予定のトピックは
★そもそもガラム・マサラとは何か?
★ガラム・マサラにはどんなスパイスが使われるのか? また、逆に使われないスパイスはあるのか?
★使うスパイスがわかったとして、その配合比率は?
★ガラム・マサラがその力を存分に発揮する料理は何か? 
★逆にガラム・マサラ不要、あるいはガラム・マサラが合わないメニューは?
★ガラム・マサラを入れる3つのタイミング
 ①仕上げ
 ②ほかのパウダー・スパイス、そして塩といっしょに
 ③下味として素材にまぶす、もみ込む
★ガラム・マサラにはパウダーのほか、ホール・スパイスもある
★ガラム・マサラ自作のすすめ→市販のガラム・マサラとの違い
★「インドの家庭やレストランでは、それぞれの家庭あるいは店ごとに独自のガラム・マサラがある」はホントかウソか
★市販のガラム・マサラをおいしくする方法
★ガラム・マサラを使うときのコツ、あるいは注意点
 ①肉料理は多め、野菜のメニューには控えめに
 ②投入するタイミングにより、香りの強さ、味わいの落ち着き方が変化する
 ③挽く前のホール状態で大量にキープしておくことの意味合い
★ガラム・マサラの賞味期限
★ガラム・マサラの保存方法
★ガラム・マサラのライバルたち
などなど。

【試食用プレートのメニュー予定】
①イスラーム式チキン・カレー
 フライド・オニオンにヨーグルト、そしてガラム・マサラという最強な組み合わせの北インド式チキンカレー
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②キーマ・ダール
 こちらはトマトベース。ふだんガラム・マサラは使わないダール(挽き割り豆のカレー)に、ガラム・マサラで調味した挽き肉カレーを合わせ、さらにガラム・マサラも追加
イメージ 2

③アールー・ベーガン・サブジ
 ジャガイモとナスのスパイス炒め蒸し

④白身魚のスパイス焼き
 魚の切り身にガラム・マサラをメインにした各種スパイスをまぶし、香ばしく焼き上げたもの

⑤ガラム・マサラ・プラオ
 ガラム・マサラ風味のインド式炊き込みご飯

 おいでいただいた皆さんには、私のオリジナル・ガラム・マサラを少しだけだが、おみやげとして、持ち帰っていただく。

 参加希望の方はコチラからどうぞ。

《このブログを書いているときのBGM》
THE STOOGES『FUN HOUSE』(1970)
 最新アルバムも絶好調なイギー師だが、やはりこのアルバムから『RAW POWER』の時代は無敵だ。
https://www.youtube.com/watch?v=uLyX4SQhDS4
 パープルの「スモーク~」のリフは、この曲をパクッた気がするのだが…。 
 
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8月27日

 京王新線幡ヶ谷駅近く、世界の家庭料理とナチュラルワインのおいしい店「ジッカjicca」で複数月に定期開催している、「ひとつのスパイスから料理が広がる スパイスセッション」カレー・リーフ編が無事終了した。

 毎回、ひとつの、あるいはワンセットのスパイスの組み合わせ、例えば「シナモン・スティック、クローブ、カルダモン」の植物的分類、歴史、使い方、使われる料理の内容、健康効果など、多様な側面を持つスパイスの魅力を試食やデモ調理、本場インドで撮った画像なども交え、紹介する約2時間のトークライヴだ。

今回は、南インド料理をつくる際欠かせない「カレー・リーフ」がテーマ。スパイスというより「ハーブ」(スパイスは主に乾燥した植物の種やつぼみ、樹皮、葉などを使用するが、ハーブは原則生葉のことが多い)なのだが、その使用法と料理に及ぼすインパクトは並みのスパイス以上。そこで早々にピックアップしてみた。

 毎回つくる試食プレートだが、この日はすべて生のカレー・リーフをフィーチュア。いつも以上に希少性が高まった。

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 時計の12時の位置に「南インド新ジャガイモのロースト」。ゆでた新ジャガイモを一口大にカットし、カレー・リーフをたっぷり加えたスパイス風味の油で炒めたもの。
 右は「カレー・リーフ・チキン」。生のカレー・リーフをココナッツなどとすりつぶしたペーストが入ったチキンカレー。
 下は、カレー・リーフも入ったタマネギのかき揚げ「オニオン・パコラ」と、たっぷりの生カレー・リーフをすりつぶしてつくった特製「カレー・リーフ・チャツネ」。
 そして左に、カレー・リーフの風味を利かせた南インドの「ダールカレー(挽き割り豆の煮込み)」。
 ライスも、生カレー・リーフをギーとともに炊き込んだ「プラオ」だ。

 貴重な生カレー・リーフはウチのスタジオの苗ではとてもまかなえないので、料理教室の熱心な生徒でもあるさる女性にお願いし、譲っていただいた。

 来月前半、クッキングスタジオ「サザンスパイス」で、このカレーソース編のおさらいレッスンを実施する。大人気だった「カレー・リーフ・チャツネ」も取り上げるつもり。

 次回の「ひとつのスパイスから料理が広がる スパイスセッション」は10月29日日曜日。テーマはまだ未決定だが、最近健康効果が一部話題のシナモン、最も健康効果の高い香味ハーブであるショウガあたりに落ち着きそうだ。

《このブログを書いているときのBGM》
STEPSON『TSTEPSON』(1974)
 依然として、個人的ヘビーローテーション。
 https://www.youtube.com/watch?v=U3okytFeaA4&t=150s

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6月18日(日)14時~、17時半~

 毎回、ひとつの、あるいはひと組のスパイスにスポットを当て、その特徴や魅力、本場のインド料理における使い方、アーユルヴェーダなどにおける健康効果、優良品の見分け方や入手方法など、多彩な情報をわかりやすく解説するトークライヴが「ひとつのスパイスから料理が広がる スパイスセッション」である。

 偶数月に京王新線幡ヶ谷駅下車すぐの世界の家庭料理と自然派ワインのおいしい店「ジッカjicca」で開催しているこのイベント、今月は18日に行う予定だ。

 今回のテーマは「コショウ」。

 なーんだ、ありきたりだなと考える方、残念ながら、それは違う。

 粒のブラック・ペパー、粗挽きのブラック・ペパー、細かい深松のブラック・ペパー、そしてホワイト・ペパー。もとはコショウの木になる、同じ実そして種なのに、インド料理流の手の加え方一つで多様なバリエーションが広がる。

 今回はそんなワイドでディープなコショウの魅力について、デモ調理や試食を交え、掘り下げていく。

【今回の試食プレートの予定メニュー】
・チェティナッド風ラムのペパーフライ
 フライとは北インドのマサラに相当する、濃厚なカレーソースの煮込み料理のこと。スパイスで煮込んだラム肉の仕上げに、粗挽きブラック・ペパーをたっぷりと。ブラック・ペパーを多く生産する南インドならではの逸品といえよう。

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 ラムではなく、マトンのペパーフライ。仕上がりはよく似ている。

・北インド風チキンムグライカレー
 味つけにホワイトペパーのパウダーをたっぷり使用。チキンのクリーム煮込みにも似たマイルドで濃厚な味わいのカレー。

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 見た目よりもスパイシーで香りも高い。

・ペパーラッサム
 ラッサムは南インドを代表するスープカレーで、別名「ペパーウォーター」と呼ばれ、風邪や肉体疲労に効果があるともいわれる。今回は黒コショウを利かせて、大人の味わいに。

・ブリンジャルチョップ
 やはり南インドのチェティナッド料理でナスのスパイス炒め。たっぷり粗挽きのブラック・ペパーをふりかけて仕上げる。

・ギーペパーライス
 健康効果において、ココナッツオイルに続いてブレークしそうなギーと粗砕きしたブラック・ペパー、クミン・シードなどを使った南インドの混ぜご飯。

 参加ご希望の方はコチラからどうぞ。

《このブログを書いているときのBGM》
THE EDGAR WINTER GROUP『SHOCK TREATMENT』(1974)
 ジョニーの弟だが、音楽性の幅広さと独特の奥深さはこの人ならでは。
https://www.youtube.com/watch?v=JA7BKQBLRI4

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23日(日)

 都内幡ヶ谷にある、ナチュラルワインと世界の家庭料理がおいしい店「ジッカjicca」で偶数月に開催しているトークライヴ「ひとつのスパイスから料理が広がる スパイスセッション」
 
 毎回、1つあるいは1セットのスパイスにスポットライトを当て、その歴史、特徴、料理における役割やおいしい使い方、健康効果などをレシピ付きテキスト、デモ調理や試食、スライドなどを交え、ディープかつわかりやすく解説する。
 
 昨年8月の「トウガラシ」から隔月で「クミン」「シナモン、クローブ、カルダモン」「ターメリック」にそれぞれスポットライトを当てて特集してきたが、今月のテーマは、いよいよ「コリアンダー」。

 なぜに「いよいよ」なのか。理由はいくつかある。
・コリアンダーには「シード」「パウダー」そして「香菜」という3つの形態があり、それぞれ異なる風味、異なる使い方をする。そういうことを語り出すと、とても一回のセッションで終わりそうもない。情報満載のセッションが「いよいよ」始まりそうなのである。

・去年から今年にかけての空前ともいそうな「パクチー」ブーム。至る所で香菜を使ったメニューがもてはやされているが、あえていわせていただれば、実際に魅力的なものはあまりないように思う。どこがダメなのか。どうすればいいのか。いよいよ語るときが来た。

・コリアンダーの粒を挽くとパウダーになる。しかし、実際は、粒を自分で挽いたパウダーと市販のパウダーは風味が異なる。コリアンダー・シードを挽いたときの素晴らしい香り。これは本場のインド料理において、たいへん重要なポイントである。

 今回は、試食アイテムもコリアンダーの多彩な魅力を反映したものになりそう。

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 ゴア名物の「チキン・カフレアル」。香菜のペーストでチキンをマリネする。

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 インドの首都デリーにある超人気店「カリムズ」の「チキン・カライ」。たっぷりのコリアンダー・シードを粗く挽いて使う。

 ということで、まだ席もあるので、ふるってご参加いただきたい。

★申し込みはコチラから。

《このブログを書いているときのBGM》
EDGAR WINTER GROUP『SHOCK TREATMENT 』(1973)
 あわゆる音楽の中で最も好きなアルバムの1つ。
https://www.youtube.com/watch?v=6iLSX97xKV0

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