カレー&スパイス伝道師ブログ 2

インド&スパイス料理家、渡辺玲のブログ。2019年9月4日、ヤフーブログから移行。

カテゴリ: 南インド 食レポ 2014年3月

3月12日

 前回記事の続き。デリーのナイスな北インドレストラン「アナンドANAND」でのランチから。

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「バターチキン」。日本にはないタイプ。甘さやコクは控え、酸味とキレ、スパイシーさがまさる。

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「キーマ・カレジ」。マトンの挽き肉とレバーのカレー。

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 話が前後するが、テーブルにつくとすぐに出されるのが、大量のオニオン・スライス(繊維を断ち切るスライスがイイ)、青唐辛子、ライム状のレモン、そして「グリーンチャツネ」。
 だらしのない盛り方だとお嘆きの方もいるだろうが、私としては、これらが出てきただけで食欲増進。それから先の食事への期待が高まるのだ。もちろん、実際にカレーやカバーブ、ビリヤニなどといっしょにいただくと美味だった。

 ビリヤニなどもオーダーしたが、食べる時点で右手指がベタベタだったため、写真は断念。

 食品会社の開発スタッフの皆さんと廻った南インド、そしてデリー。充実した食のツアーといえたはず。

 次回インドは9月13日から。乞うご期待。

《このブログを書いているときのBGM》
ERIC BURDON BAND『SUN SECRET』(1974)
 元アニマルズの名ボーカルがWARなどを経てつくったソロバンド。日本でほとんど評価されていない時期のはずだが、カッコいいのだ。
https://www.youtube.com/watch?v=8dOhCyqpEGI
 アニマルズ時代の名曲を再演。 

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3月12日

 ニューデリーの繁華街からちょっと裏町の一角に入ったところにある名店「アナンドANAND」。

 これまでも「カリム・ホテル」「カケ・ダ・ホテル」など、デリーならではの名店はチェックしてきたが、ここもそんな1つ。ノンベジタリアン、ベジタリアンともメニューが充実している。

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 今回訪れた目的の1つはおいしい「パラク・パニール」をチェックすること。なるほど、ものすごくよく煮込まれたホウレンソウがバツグンだった。

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 パニール(インドのカッテージチーズ)のマサラ。これまた濃厚で美味。

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 これまたデリーの人たちの大好きな「チャナ・マサラ」。上にのっているのはパニール(インドのカッテージチーズ)。

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 ジャガイモとカリフラワーの炒めもの、「アールー・ゴービー」。カリフラワーの軟らかな食感が印象的だった。

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 焼きナスのカレー、「ベイガン・バルタ」。たっぷりナスを炭火焼きして、マサラと合わせて仕上げる。だから、日本ではなかなか満足する出来映えのものに出会えない。これは、なかなかぜいたくな味わい。

 基本パンジャーブ料理なのだろうが、イスラームぽい感じも。そのあたり、いかにもデリーぽくてイイ。

 まだまだカレー三昧は続く。

《このブログを書いているときのBGM》
GRATEFUL DEAD『LIVE DEAD』(1969)
 デッドの作品では一番よく聴いた作品。
https://www.youtube.com/watch?v=ldoaglz7Qcg
 何度聴いてもシビレる名曲。 

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3月12日

 チェンナイからデリーに飛行機で入ったわれわれ、「パラク・パニールのおいしいやつをチェックしたい」というメンバーからのリクエストに応えるべく、ニューデリーの中心地、コンノート・プレイスの裏町に向かった。

 昔は「デリーの銀座」などともいわれたコンノート・プレイスだが、今はややひなびたというか、どこか寂しい感じもする。

 とはいえ、私たちの行ったコンノートはずれの裏町は、人々のパワーが大爆発し、活気あふれるエリア。日本でもそうだが、地元の人たちの熱気が漂うところには、たいていうまい店がある。ここ「アナンド ANAND」もそうだ。

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 店の正面はこんな感じ。何も知らないと通り過ぎるか、一見の外国人には、入るのに勇気が要るかもしれない。

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 ランチ時、店の前ではドラム缶タンドゥールでガンガン、パンを焼いていた。左には焼き上がりを待つ人の皿がチラリ。

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 焼いているのは、ナーンではなく「ローティ」。分厚いチャパティのような全粒粉の無発酵パンだ。地元では断然ナーンよりもローティに人気がある。

 ライヴ感あふれる光景を見て、われわれ一同の食欲も高まった。次回は店内レポだ。

《このブログを書いているときのBGM》
JIMMY SMITH『ROOT DOWN』(1972)
 ハモンドによるジャズ・ファンクの名盤。ジャケもカッコいい。
https://www.youtube.com/watch?v=DP4LGEAfUEY

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3月12日

 デリーから成田へJALで戻るインドでの最終日。

 まずは朝早く、チェンナイからデリーへ飛行機で移動。エア・インディアだ。サービスという言葉とあまり縁のないフライトが多い。とりあえず機内食だけは楽しみだ。

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 搭乗前、チェンナイの空港ロビーで食べた「アールー・ボンダ」。ヒヨコ豆の粉でジャガイモ団子をコーティングして揚げたもの。

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 中味はこんな感じ。「マサラ・ドーサ」の「マサラ」とほぼ同じで、マスタード・シード、ウラド・ダール、ヒング、青唐辛子、香菜などが入っていた。ココナッツ・チャツネが欲しかったが、ケチャップのみ。

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 チェンナイからデリーに向かうエア・インディアの朝食。インド国内線の機内食は常にベジタリアンをオーダーするのが、私の流儀。
「パパイヤなどのフルーツ・チョイス」「パン」「バター」のほか、「マサラ・ウタパム」「ラヴァ・ウプマ」「サンバル」「ココナッツ・チャツネ」「ミックス・ピックル」そしてコーヒーか紅茶。見事、南インドのベジタリアン朝食セットになっていた。

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 メインのクローズアップ。
 左はセモリナの炒り蒸し「ラヴァ・ウプマ」。南インドの朝食アイテムとして現地では超有名、日本ではやや人気薄な逸品。
 右に「マサラ・ウタパム」。トマトやタマネギ、香菜などをあしらった米粉と豆粉のパンケーキ。分厚めで小形のドーサともいえる。
 そして真ん中は「サンバル」。南インドを代表するベジタリアンカレーだ。「野菜入り豆カレー」と訳されるが、具材よりもカレーソースの風味を堪能する傾向が現地では強く、その結果、具材の量・存在感とも控えめなケースが多い。これも同様で具はほとんどない代わりに、トマト多めのソースが美味だった。

 朝ご飯を楽しむうちに飛行機はデリーの空港へ。夜のフライト直前まで、食べまくり、ナイスな料理ををチェックしまくる予定だ。

《このブログを書いているときのBGM》
KULA SHAKER『K』(1996)
 このバンドの出現は、日本でのインドファン増大にも少なからず貢献したと思う。
https://www.youtube.com/watch?v=2bYj2o7y4rk

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3月11日

 南インド、チェンナイの「タージ・コロマンデル」ホテルにある最高級南インドレストラン「サザンスパイス」でのディナーレポート第3弾。

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 チキン・ペッパー・カレー。タミルナドゥの黒胡椒を利かせたスパイス煮込み。チェティナッド料理ともいえる。

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 ココナッツ・ミルクたっぷりのケララ風シーフードカレー、「モイリー」。上質なココナッツ・ミルクが大量に必要なためか、日本で食べたことがない(食べたくなったら、私は自分でつくる。今度「サザンスパイス」でもレッスンしようか)。ふつうは白身の魚でつくるが、ここではホタテ。さすが超高級店だ。

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 モイリーを食べるなら、主食は「アッパム」がいい。ケララの変形ドーサだ。

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 ケララの主食なら、こちらもはずせない。「マラバール・パローター」。

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 カルナータカのサンバルライス「ビシ・ベラ・バトBISI BELE BATH」。日本だと「ダクシン」や「アーンドラ・ダイニング」がおいしい。

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 南インドのビリヤニといえば、別名「ビリンジ」ともいわれるベジタブル・ビリヤニがいい。

 ほかにもいろいろ食べたが、やっぱりここは落ち着く。私の料理スタジオと同名なだけはあるな(?!)。

《このブログを書いているときのBGM》
MOTT THE HOOPLE『GREATEST HITS』
 シングルのみの曲なども入り、いいベスト。
https://www.youtube.com/watch?v=LP4GcyQUDYc
 ミック・ラルフスのこの曲が未収録なのが、残念。バッド・カンパニーもいいが、こちらもイイ。

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