カレー&スパイス伝道師ブログ 2

インド&スパイス料理家、渡辺玲のブログ。2019年9月4日、ヤフーブログから移行。

カテゴリ: 日々雑感

ライブドアブログからアメブロに移転しました。

新しいURLは

https://ameblo.jp/currydendoushi

です。ブックマークよろしくお願いいたします。

渡辺玲

11日頃からやたら変換スピードが遅くなり、突然電源の落ちることが目立ちだした私のNEC製2010年式ノートパソコン。

14日の高崎日帰り出張、この出張自体には不要だが、たまった宿題をこなすため、出張先に持参。何とか某社に渡すレシピはできたものの、パソコンは瀕死の状態。

翌15日、朝からパソコンは絶不調。昼前にはとうとう起動せず。

こういう事態に備え最近買ったNECの最新モデルをセッティング。ところが新しすぎて、どこをどう操作すべきか、よくわからない。

とにかくまずは既存データを新しいパソコンで復元とトライするが、これがまったく歯が立たない。

半日頑張って成果なく、プロの方にきていただく。

16日の昼、ようやくパソコンが動き出した。しかし、ファイルの位置が大幅に変わり、ワードやアウトルックも2010と最新型ではまるで異なり、右往左往のみ。

結局、今朝現在、ノルマは一つもクリアせず。
今日は大事なライブ、そして明日も某食品会社でレシピ指導だが、いずれもレシピや資料は未完成。

とにかく、できる限り頑張る。それしかない。


1970年代、日本のロック創成期を語る上で、「あんぜんバンド」「ウラワ・ロックンロール・センター」の名前は今も燦然と輝いている。

当時、「日本語ロック論争」や「クリエイション派対はっぴいえんど派の対立」のように、現代の音楽シーンからは想像のつかない(というより、私より年下の1960年以降生まれたロックファンにはおそらく「訳の分からない」)「熱気」にあふれていた。

リアルタイムで「あんぜんバンド」を聴いた中学から高校にかけての私には、不思議なバンドという印象があった。まずバンド名が変わっている。これは「子供ばんど」に継承されたのではないか。サウンド的には当時ドゥービーブラザースなどアメリカンロックに影響を受けているといわれたが、どこかビートルズぽいブリティッシュぽさもあり、クリエイション、四人囃子、カルメンマキ&オズなど、当時のほかの有名バンドとは異なるサウンドカラーを持っている気がした。もうひとつ印象に残っているのが、いわゆるラブソングをほとんどつくらないことで、歌詞がカッコいい日本のロックバンドの先駆けだろう。

そんな「あんぜんバンド(安全バンド)」のリーダー兼ベースで、作詞作曲も手掛ける長沢ヒロさんが、初のソロアルバムを完成させたということで、さっそく聴かせていただいた。

                  nagasawa hiro solo 2021

















光栄にも、長沢ヒロさんご一家と懇意にさせていただいているのだが、こうなった経緯として、直接的にはヒロさんの奥様がたまたま私の料理教室の生徒だったことから、話はスタートする。
よくよく考えてみると、ヒロさんが80年代に入ってやっていた「ペグモ」というバンドとは、渋谷ライヴインで対バン、同じステージに立ったことがあった。またヒロさんらは東洋大学軽音楽部の仲間でバンドを始めたが、私のやっていたバンドも、5人のメンバー中3人が東洋大の学生あるいは中退者。
他にも、共通する知己の音楽家が少なくなかったりで、まあ何かとご縁、繋がりがある。

今回のソロアルバムのプロデュースを担当したのはホッピー神山氏だが、彼と私は、同じ年に早稲田に入り、ともに「ロッククライミング」という音楽サークルに所属した。

今回のアルバム、1曲目から、ホッピーがかつて在籍していた「ピンク」ぽい80年代的音づくりが随所に顔を出し、思わずニヤリとさせられる。
ヒロさんは当然のごとく絶好調。よく通り、歌詞のひとことひとことがきちんとわかる歌声がいい。いつまでも若々しくナイーブも入り混じった、味わい深いボーカルでもある。メジャーのキーでマイナ―コードの使い方が絶妙だったりする曲づくり、そしてときに聴き手をはっとさせる詞の魅力。さすが、年輪が増した分、音全体にうま味やコクが増している。
サウンド的にもロックならではのカッコよさ、とりわけリフの美学を熟知し、グルーヴあふれる演奏が何とも頼もしい。

ジャケットのアートワークもイイ。アルバムの世界観とピッタリ合致している。

まだまだこれから、どんどんいい作品が生まれるに違いない。楽しみだ。

《このブログを書いているときのBGM》 
あんぜんバンド『ALBUM A』(1975年)
記念すべきデビュー作

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あけましておめでとうございます。

と書いたが、正月を正月らしくすごすことはあまりない。

1980年代から90年代、正月はたいていインド、それも南インドのマドラス(現在のチェンナイ)にいることがもっぱらだった。12月から1月にかけ、マドラスは「マッド・シーズンMad season」と呼ばれ、市内の各ホールなど会場にして、古典音楽や古典舞踊のコンサートやリサイタルが目白押しになる。海外公演も少なくない超一流のミュージシャンやダンサーも多数出演者に含まれ、日本なら1万円以上チケット代のかかるライブを数百円で観ることもできた。
また、この時期はコンサート会場脇に通称「キャンティーン」などと呼ばれる臨時の南インド菜食料理食堂もオープン、本場ならではの美味に気軽にありつけるので、インド料理好きとしても、天国のような状況を満喫できた。

そんなわけで、私は仕事をやりくりし、「年末年始は南インドのマドラス」というスケジュールになだれ込むのが定番になっていた。

2009年にクッキングスタジオ「サザンスパイス」をスタートさせると、そんなこともしてはいられず、12月28日ぐらいまで東京でレッスン。新年は5日くらいからレッスン再開というスケジュールがもっぱら。で、レッスンがない日は、日頃遅れ気味な事務作業の挽回に費やされ、結局休みなしというのが、ここ10年間ほどの現実となっている。

インドの元旦は、どんな感じか。外国人である私に向かって「Happy new year!」などと声をかけてくれる現地の人もいるが、たいていの銀行やショッピングモールは平常通り営業だし、商店街や露店もたいていやっている。つまりは、通常の1日とあまり変わらない感じが強い。

とはいうものの、私の知る南インドのヒンドゥー家庭では、元旦の朝、料理番の家政婦さんが朝イチでシャワーを浴び、キッチンをいつもよりていねいに掃き清め、タマネギやニンニクの入らないベジタリアンメニューをいつもより気合を入れてつくったりする。

そんなインドに想いを馳せつつ、東京で迎えた正月。パンジャーブ式のチキンカレーを食べ、私のレシピで開発している「ビーフナハリ」レトルトカレーの最終試作サンプルをチェック。パッケージデザインや販促コピーを検討しつつ、料理教室のスケジュールも調整。謹賀新年のメールや年賀状に目を通しつつ、業務メールもやっつける。結局はいつもと同じ、仕事に追われる週末の延長線みたいなものか。

でも、まあいいだろう。仕事があるし、おかげ様で忙しい。年末に販売開始したライス用スパイスキット4種も評判がいいし、もうすぐ本格インドカレー用スパイスキットの第一弾として、南インドの「チキン・ペッパー・フライ」が発売される。そして、おそらく同じ時期、私のレシピによるレトルトカレーの販売もスタート。まずは、北インド、ラージャスターンのマトンカレー「ラールマ-ス」、そして最近一部のカレーファンの間で盛り上がっている滋養あふれるビーフカレー「ナハリ(ニハリ)」。

ご存じの方もいるだろうが、スパイスキットやレトルトカレーの開発実績は少なからずある。が、多くは黒子的な役回りであり、自分自身をブランド化することはあえてしてこなかった。
それが今年、少し方向転換することにした。勝手に格好つけさせていただければ、キャリア豊富なスタジオミュージシャンが改めてソロデビューする心境である。もちろん、そうやって成功した例もあれば、失敗したケースもある。ともあれ、悔いなく、楽しく、そう行きたい。

というわけで、このブログはもちろん、facebook、Twitter、instagramなど、開発中の新製品の概要詳細や発売スケジュールなど、これまで以上に情報を密にリリースしていく。どうぞ、お付き合いいただきたい。

nahari 1127
 オールドデリーにある名店の「ナハリ」

《このブログを書いているときのBGM》 
マウンテン『ナンタケット・スレイランド』(1969年)
23日に亡くなったレズリー・ウェストが在籍していた名バンドの名盤。ベースのフェリックス・パパラルディとの名コンビぶりもよかった。
https://www.youtube.com/watch?v=7zOHGj8J9lc 

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9月7日
my guitar telecaster 1978 190907
 我ながら、見た目の汚いギターだ。
 何しろ、仕事部屋の片隅にほぼ置きっぱなし。最近は、たいした手入れもしていないので、もったいない外観になってしまった。
 しかし、音はイイ、昔も今も。
 それで気に入っている。

 フェンダーUSAのテレキャスター。シリアルナンバーからすると1977年製。
 外見上フロントのピックアップはなく、リア・ピックアップのみの「フェンダー・エスクワイヤ」仕様にしているのは、ジェフ・ベック、シド・バレットなど、エスクワイヤ使用者の影響ともいえる。
 実際、フロントのピック・アップはついていないのかといえば、ディマジオの「スーパーディストーション」というヘビーメタル御用達な、超ハイゲイン・ハムバッカーをピックガード下に埋め込んである。
 他はボリュームのツマミをフェンダー純正でないメーカー不明のものに代えてあるくらいで、大きな改造はしていない(それだけ替えてあれば十分だという声もある)。 

 このギター、私がバンドマン時代(1979~1984年)のメインギターで、ライブやスタジオ、どこでもまずはこれを弾いていた(アンプは、ハイワットなどを経て「グヤトーン」のマーシャルタイプへ)。 

 今回、とある内々のイベントがあり、人前で弾くことになった。ちゃんと音が出るよう事前にギターリペアにも出し(このときも、ギターの薄汚れ具合にあきれられた)、本番に臨んだ。

 昔やっていたバンドは当初、黒人音楽の影響大だったが、次第に「ブリティッシュビート」寄りになり、ついには「ポストパンク」や「ミクスチャー」ともいわれ、このテレキャスもリアのピック・アップのみ使用。イコライザー、フランジャー、ディレイ、コンプレッサーなどエフェクターもそれなりに使っていたが、今回はブルースのセッションなので、フロントのスーパーディストーションのみ使用で、アンプにシールド直結。

 肝心の演奏は、自己採点的には、本来に比べ3割ぐらいの充実度。もっと精進しないとダメだ。
 ただしギターの音だけはいいものにしようという目論見は当たったようで、アンプが私の最も苦手とする「ローランド」社製のわりには野太い音で、抜けもよく、まあ及第点かなという感じだった。

 料理も音楽も毎日の積み重ねが大事なのは、重々わかっている。 
 これからは時間をつくって、もっとギターを弾こう。

《このブログを書いているときのBGM》
ROY BUCHANAN『THAT'S WHAT I'M HATE FOR』(1973年)
  テレキャスサウンドの典型のひとつ。
https://www.youtube.com/watch?v=_ECMPD5NPow

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