10月某日

 少し前だが、YouTubeの「スパイス・チャンネル」にゴア州の名物カレー「ポーク・ビンダルー」のレシピをアップした。

 文章になったレシピは拙著『カレーな薬膳』(晶文社)などに掲載されているが、動画ははじめて。万が一、本でわかりにくいと思われる工程があっても、おそらくこの動画がうまくフォローしてくれると思う。

★YouTube「スパイス・チャンネル」の「ポーク・ビンダルー」レシピはココ。

 旧ポルトガル領でクリスチャンの多い土地柄、ビーフとポークどちらも食べてオーケーなクリスチャン向けのカレーである。ヒンドゥー教やイスラーム教の人々向けには、チキンやマトンのほか、ダック・ビンダルーなんてメニューがあるし、ベジタリアン用のベジタブル・ビンダルーもある。

 とはいえ、一般的な日本人である私たちがつくって食べるなら、元祖というべき「ポーク・ビンダルー」が何といってもおすすめだ。

 30年近く前、生まれて初めて訪れたゴアの、地元の人々で賑わうとある食堂のランチタイム。現地の男たちが、この「ポーク・ビンダルー」や、これまたゴア名物といえる「ゴア風フィッシュカレー」をパラパラの白いドカメシにかけ、ハイボールといっしょに流し込むのを観て、えらく驚いた記憶がある。

 そんな非インドっぽいところが、この上なくインド的な魅力といえそうなゴアの名物カレーだ。ぜひお試しいただきたい。

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 現地でいただいた「ポーク・ビンダルー」の一例。色がやたらに赤いのは、「カシミーリ・チリ・パウダー」と呼ばれる色鮮やかで辛味の少ない赤唐辛子粉がふんだんに使われているから。同時に辛い「レッド・チリ・パウダー」も入れるので、結局は辛い。

《このブログを書いているときのBGM》
MOUNTAIN『CLIMBING』(1969)
 最近、マウンテンをよく聴いている。変かな?
https://www.youtube.com/watch?v=qFhM1XZsh6o
 レズリー・ウェストとフェリックス・パパラルディのぶつかり合いと融合が、このバンドの持ち味。

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