11月28日
いよいよ来週末に迫った「本場インドのヤギ料理を満喫するパーティー」。
今回は、足1本丸焼きの「ラーン」、濃厚なマサラが肉に絡んで絶品の「ブナ・ゴーシュト」、一晩煮込んで仕上げる、超スローな煮込みカレー「ナハリ」、そしてマトンカレーの基本にして最も料理人の実力が試されるという「マトン・コルマ」をインドの一流シェフにつくっていただく。
もちろん、どれも日本でめったに食べられない最上の逸品という点で要注目だが、とりわけ、「ラーン」や「ナハリ」といった、インド亜大陸料理ファン垂涎の手間がかかるスペシャルなメニューの陰に隠れそうな「コルマ」と「ブナ・ゴーシュト」という2つのメニューに、私はひそかな楽しみというか、大きな感動の予感を意識している。
一般に「コルマ」というのは、ヨーグルトベースのマイルドなカレーのこと。本場のインド料理では、アーモンドやカシューナッツのペースト、あるいはポピー・シードのペースト、生クリームなどを加えて、マイルドに仕上げるケースが多い。
ちなみに、コルマが南インド化したのが「クルマ」。ヨーグルトとココナッツ・ミルク、ココナッツ・ファインなどをベースしたマイルドなカレーだ。
ちなみに、コルマが南インド化したのが「クルマ」。ヨーグルトとココナッツ・ミルク、ココナッツ・ファインなどをベースしたマイルドなカレーだ。
さて、一部のコルマでは、ナッツのペーストや生クリーム、ポピー・シードを一切使わないケースがあるという。
つまりは揚げタマネギとヨーグルトを混ぜ、そこにコリアンダーやクミンなどのスパイスを加え、肉を煮込んで仕上げる、ムグライ料理(ムガル宮廷料理、イスラーム料理)の最もベーシックな肉カレーと同じ手順なのである。
つまりは揚げタマネギとヨーグルトを混ぜ、そこにコリアンダーやクミンなどのスパイスを加え、肉を煮込んで仕上げる、ムグライ料理(ムガル宮廷料理、イスラーム料理)の最もベーシックな肉カレーと同じ手順なのである。
★コルマのレシピは拙著『新版 誰も知らないインド料理』(光文社 知恵の森文庫)、『カレー大全~カレー伝道師の160話(講談社)』
コルマといわれて、まず思いつくのが、首都デリーにある「カリム・ホテル」だ。

今年の3月に訪れた「カリム・ホテル」で食べた「マトン・コルマ」。

2013年、「カリム・ホテル」で食べた「マトン・コルマ」。

2011年の「マトン・コルマ」。

「カリム・ホテル」の隣にある「ジャワハル・ホテル」のコルマ。2012年。
ナッツやポピー・シードのペーストはほとんど入らないか、少しだけ。来週のイベントで食べられるのも、おそらくこのタイプ。それにしても、いずれの写真も微妙に異なるのがおもしろい。

最も一般的なイメージのコルマ。ナッツのペーストや生クリーム入り。
コルマ1つでも、追いかけがいがある。それが28日のパーティーならではの楽しみ方。ぜひおいでいただきたい。
《「本場インドのヤギ料理を満喫するパーティー」応募方法》
まずは以下までメールでご連絡を。
・参加者氏名と人数(複数の場合、代表者氏名と人数)
・連絡先電話番号とメールアドレス
・メール宛先
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【「インドのヤギパーティ―」参加申込みと問合せ】
[http://www.indus-international.com/index.html
industokyo@indus-international.com
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「インダス インターナショナル」(株)]
担当:ミシュラさん、前田さん宛industokyo@indus-international.com
《このブログを書いているときのBGM》
CAN『TAGO MAGO』(1971)
伝説的なドイツのバンドによる名盤。ボーカルのダモ鈴木さんは、もともと音楽経験のないバックパッカーの日本人。
https://www.youtube.com/watch?v=zA35dyZqQbA
CAN『TAGO MAGO』(1971)
伝説的なドイツのバンドによる名盤。ボーカルのダモ鈴木さんは、もともと音楽経験のないバックパッカーの日本人。
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★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へ!