10月31日

 北西インド、パンジャーブ地方ならではの「ドライプイン式インドカレー食堂」というべき「ダバ」でランチ。

 ちなみに店の名前は「SARPANCH DA DHABA」という。ベジタリアン専門店だ。

 パンジャーブならではのベジタリアンカレーをあれこれオーダー。ご紹介しよう。

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 ダール・フライ。フライは揚げものではなく、炒め。スパイス類、香味野菜などをギーで炒め、煮込んだ挽き割り豆と合わせ、さらに煮る。この店の豆は皮つきウラド・ダールとチャナ・ダールを使用。ムング・ダールやマスル・ダールを使ったふつうのダールカレーとは異なるテイスト。クミン・シード、タマネギ、トマト、香菜なども。

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 アールー・マタル。ジャガイモとグリーンピースのカレー。日本の材料でつくると凡庸になりがちだが、本場は違う。素材の風味が強い上にスパイス使いが絶妙で、うれしくなる。タマネギ、トマト、ショウガ、クミン・シードなど。

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 パニール・マタル。パニール(インドのカッテージチーズ)とグリーンピースのカレー。前のアールー・マタルにパニールを足しただけのようにも思えるが、カレーソースの味わいは異なっていた。

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 パニール・ブルジ。パニール(インドのカッテージチーズ)のスパイス炒めで、私の大好きなメニューの1つ。レシピ的に、パニールは小さく切るか、粗くおろすかの2パターンあるが、この店は後者。タマネギのみじん切り、トマト少々、香菜など。青唐辛子は使っていない。ギーの香りもよく、バツグン。ビールが欲しくなった。

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 ヒヨコ豆のスパイス煮込みである、日本でもおなじみの「チャナ・マサラ」。オーソドクスでシンプルなつくり方なのだろう、食べてみると意外に軽やかなウマさだった。

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 全粒粉の生地をタンドゥール窯で焼いた「タンドゥーり・ローティ」。同じ生地をより薄くして鉄板で焼けば「チャパティ」である。私はカレーといっしょに6枚食べた。滋味深い味わい。

 やはり、ロードサイド型ダバはおいしい。
 私が日本でカレーのレストランをやるとしたら、ダバ方式の大鍋カレーを採用したいと思っている。

《このブログを書いているときのBGM》
HUMBLE PIE『EAT IT』(1973)
 今日が誕生日のスティーヴ・マリオットに敬意を表して。
http://www.youtube.com/watch?v=pTlxhnuVfOo&list=PL03D54AD9A02CF37C

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