カレー&スパイス伝道師ブログ 2

インド&スパイス料理家、渡辺玲のブログ。2019年9月4日、ヤフーブログから移行。

2021年01月

緊急事態宣言がいつまで続くか不透明な中、おいしくて、心が熱くなる料理付きライブを、日本が世界に誇るシタール奏者、ヨシダダイキチさんらと企てることにした。

★ダイキチさんによるオリジナルBGMもカッコいい告知ビデオはコチラ

★「スパイスセッション 渡辺玲✖ヨシダダイキチ」概要はコチラ

★以下はPeatixの告知記事より

スパイスセッション
渡辺玲 × ヨシダダイキチ

ミュージシャン~レコード会社勤務と音楽業界を経たのちインド料理人生30年以上のカレー&スパイス伝道師・渡辺玲と、
シタール歴25年のシタール奏者ヨシダダイキチによる「スパイスセッション」!!

渡辺玲のインド料理レクチャーと2人のトーク、ヨシダダイキチのエレキシタールミニライブとたっぷり2時間、試食プレート付き。

[出演] 
渡辺玲 (カレー&スパイス伝道師) ・ヨシダダイキチ (シタール奏者)

[時間]
◇会場
open/start 19:00/19:30

◇Live&生配信/ LIVE STREAMING 19:30~

◇録画配信/Recorded Live Broadcast
2月10日 19:30〜2月17日 (23:00)まで視聴可能


[チケット]
【会場Live Ticket+配信チケット】
adv/door共に3,600円+1ドリンクオーダー*限定60名様

カレー試食プレートつき
(状況に応じてお持ち帰りに変更させていただく場合がございます )

アーカイブ配信も視聴可能

【有料生配信/LIVE STREAMING】
¥1500
2月10日 19:30〜2月17日 (23:00)まで視聴可能 


「インド料理レクチャー」では、当然ながら、ライブ参加の皆さんに絶対役立つ情報をふんだんに盛り込む予定。デモで一品、おいしいものをつくりたい。

「試食プレート」はお持ち帰りできるものにして、そのほか、当日会場でフィンガーフード的アイテムを作り、ライブの合間等、召し上がっていただくことも考えている。

トークに関しては、おそらくふたりとも事前打合せ抜きの完全アドリブ。音楽についてはインド古典音楽からロックまで幅広く、料理についてはインドにフォーカスし、どちらのジャンルもディープに語られるはず。こちらも乞うご期待!

緊急事態宣言のゆくえにより延期となる可能性も少なくないが、大昔、都内のライブハウスを網羅して演奏していた身として、今後とも恩返しできればうれしいものだ。

spice session jicca 161023 jeera
 
幡ヶ谷ジッカjiccaで定期開催されている「スパイスセッション」で供される試食プレートの一例。今回も、これらの内容を考慮し、満足いただける料理を提供する予定。

《このブログを書いているときのBGM》 
ザ・カルト『エレクトリック』(1987年)
耽美なニューロマンティック路線から、リック・ルービンのプロデュースにより、骨太路線に大転換。どちらも好きだ。
https://www.youtube.com/watch?v=kZUABAirbE4 

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https://yummysdish.exblog.jp

 


26日まで開催の新宿伊勢丹「冬のカレーフェス」に、『LOVE INDIA 』の一員として参加してきた。

南インドを代表するカレーの1つである「チキン・ペッパー・フライ(黒コショウの利いた鶏肉の濃厚カレーソース煮込み)」を実演販売。
chicken pepper fry price


料理 自体のほか、スパイスキットも販売。

chicken pepper fry  spice kit


キットに添付のレシピに従いつくれば、こんな感じに仕上がる。

chicken pepper fry pop









 






「チキン・ペッパー・フライ」の料理とスパイスキット以外にも、「レモン・ライス」はじめ南インドの混ぜご飯の素3種類、北インドの炊き込みご飯「イエロー・ジーラ・ライス」の各スパイスキットを用意。予想以上に、多くの方がに手に取っていただいた。感謝感謝である。               

おかげ様まで、カレーは全部売り切れた。これまたありがたいことだ。

残念ながら、今回のフェスにギリギリ間に合わなかったのが、私がレシピを監修し、私のブランドとして販売予定のレトルトカレーシリーズ。
初回製造は秒読み段階。来月中には詳細をお知らせの上、うまくすれば販売開始できると思うが、今まで自己ブランドはあえて避けてきた私が、自分の名前を出し(今回「キング・カレー」という新キャラとトレードマークで臨む予定。世界で初めて「ダブ」を考案したといわれるジャマイカのプロデューサー、故キング・タビーに敬意を表している)、責任を持って取り組んだ商品である。次回カレーフェスに参加できるなら、ぜひこれらの新製品もフィーチュアしたい。

ともあれ、20~26日の会期中おいでになったお客様、これなくても興味をもっていただいた全国のカレー好き、エスニック好きな方々、「スペーススパイス」「36チャンバーズ・オブ・スパイス」ほか運営スタッフや各店舗の皆さん、そして大鍋一杯の「チキン・ペパー・フライ」をいっしょに仕込んだ立川中野吉祥寺「レインボウスパイス」「かぶと」の店主各位、大いに感謝する次第。


 《このブログを書いているときのBGM》 
『Blues in D natural』(Red Lightning Label  Analogue)
 
https://www.youtube.com/watch?v=lU24aGx2rsU

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昨日20日から26日まで、東京新宿の伊勢丹デパートで開催されている「冬のカレーフェス」に、インド料理をこよなく愛する日本人シェフ、日本人オーナーの集まり『LOVE INDIA 』の一員として参加している。

私ならびにサザンスパイス関連としては、
「レモン・ライス」
「トマト・ライス」
「ココナッツ・ライス」
「イエロー・ジーラ・ライス」
各ライス用スパイスキット計4種(「スペーススパイス」社の「アンノウン・インディア」ブランド)
「ボンベイ・トレイル・ミックス」(「36チャンバーズ・オブ・スパイス」社)
など展示販売されているほか、明日22日にはテイクアウト、イートインどちらもオーケーな日替わりインドカレー弁当(サフランライスつき) を限定販売する。

どのメニューにしようか迷ったが、前回の同店カレーフェスで早々に売れ切れてしまい、少なからぬ皆さんご迷惑をおかけした「チキン・ペッパー・フライ」(南インド、チェティナードゥ料理の1つで、ブラック・ペパーを利かせた鶏肉の濃厚カレーソース煮込み。南インド料理全体を通しての代表的カレーでもある)に決めた。

ss chickenpepperfry 100316















私の「チキン・ペパー・フライ」は、通常こんな感じ。サザンスパイスのレッスンにて。

「チキン・ペパー・フライ」用のスパイスキットも、もしかしたら、同時に販売するかも…。

ともあれ、皆さんぜひどうぞ。

《このブログを書いているときのBGM》 
The Devil's daughters『Rebirth』(2018年)
 https://www.youtube.com/watch?v=BXNpzem0eI4

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昨年4~5月の緊急事態宣言では、強制的に営業自粛から休業へと追い込まれた(自粛を強制、強要されるとは日本語として変だろうが、まさにそんな感じだった)。

前回より今回の方が、感染者数などはるかに状況としては悪いはず。だから、てっきり前回同様、休業要請が出るのだと思っていたのだが、政府や都の対応は外食系飲食やライブハウスなどを生殺しにするだけの中途半端なものだった。

いったん、人の動きをすべて止めないと、感染者数は下がらない。多くの人はそう思っているのではないか。けれども、国や都はそうしない。学校はやっている。デパートもやっている。感染リスクは払拭されない。

一方、外食で酒は7時まで。8時には閉店。そんなせわしない店に誰が行くのか。

そういうわけで、今月は午後8時までに料理教室を切り上げることになった。実質、夜のレッスンはできない。午後8時の妥当性や効力はまったく分からないが、とりあえず、平日夜のレッスンが盛況なサザンスパイスには大打撃だと覚悟している。

というわけで、東京西荻窪にあるクッキングスタジオ「サザンスパイス」の1月料理教室スケジュールはこのような感じ。

20~26日、新宿伊勢丹でカレーフェスがあり、22日「チキン・ペパー・フライ」の弁当を製造販売するため出店する。昨年出店の際は予想外に早く売り切れてしまい、多く方にご迷惑をかけた。今回は数量を増やして臨む。

また今回の開催では、昨年末販売開始した「スペーススパイス」社の「アンノウン・インディア UNKNOWN INDIA」ブランド(私の開発商品専用ブランド)によるライス用スパイスキット4種類、 『LOVE INDIA 』の参加店舗による合同ブラント「COOK INDIA」の最新作である「チキン・ペパー・フライ」のスパイスキット、「36チャンバーズ・オブ・スパイス」から発売されているボンベイ・トレイル・ミックス(Amazonでも購入可能)などの特別展示販売も予定されている(運がよければ、開発がほぼ完了した「ラール・マース」→北インド、ラージャスターン州の赤くてスパイシーなマトンカレー、「ビーフ・ナハリ」→最近、密かにカレーマニアの間で人気沸騰している、滋養あふれるビーフカレーのレトルトカレーの試食販売も実施できるかもしれない)。

この期間、サザンスパイスのレッスンもスケジュールに入れてある。ひょっとしたら新宿伊勢丹とサザンスパイスを忙しく往復したりするかもしれないし、逆にデパート関連で感染者が出て、途方に暮れる可能性もある。

ともあれ、、、緊急事態宣言が予定通り2月頭で終了すること、切に願っている。

ss bisi bele bath
南インド、カルナータカ州のサンバル・ライスともいうべき「ビシ・ベラ・バトBISI BELE BATH」。15日、27日に登場。

《このブログを書いているときのBGM》 
The Devil's daughters『Rebirth』(2018年)
 ツェッペリンのWhole lotta loveなどもカバー。フロントの女性のうち、右の方はジェリー・ルー・ルイスの姪らしい。

ビデオもカッコいい。 
https://www.youtube.com/watch?v=0aChEqPSveY

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あけましておめでとうございます。

と書いたが、正月を正月らしくすごすことはあまりない。

1980年代から90年代、正月はたいていインド、それも南インドのマドラス(現在のチェンナイ)にいることがもっぱらだった。12月から1月にかけ、マドラスは「マッド・シーズンMad season」と呼ばれ、市内の各ホールなど会場にして、古典音楽や古典舞踊のコンサートやリサイタルが目白押しになる。海外公演も少なくない超一流のミュージシャンやダンサーも多数出演者に含まれ、日本なら1万円以上チケット代のかかるライブを数百円で観ることもできた。
また、この時期はコンサート会場脇に通称「キャンティーン」などと呼ばれる臨時の南インド菜食料理食堂もオープン、本場ならではの美味に気軽にありつけるので、インド料理好きとしても、天国のような状況を満喫できた。

そんなわけで、私は仕事をやりくりし、「年末年始は南インドのマドラス」というスケジュールになだれ込むのが定番になっていた。

2009年にクッキングスタジオ「サザンスパイス」をスタートさせると、そんなこともしてはいられず、12月28日ぐらいまで東京でレッスン。新年は5日くらいからレッスン再開というスケジュールがもっぱら。で、レッスンがない日は、日頃遅れ気味な事務作業の挽回に費やされ、結局休みなしというのが、ここ10年間ほどの現実となっている。

インドの元旦は、どんな感じか。外国人である私に向かって「Happy new year!」などと声をかけてくれる現地の人もいるが、たいていの銀行やショッピングモールは平常通り営業だし、商店街や露店もたいていやっている。つまりは、通常の1日とあまり変わらない感じが強い。

とはいうものの、私の知る南インドのヒンドゥー家庭では、元旦の朝、料理番の家政婦さんが朝イチでシャワーを浴び、キッチンをいつもよりていねいに掃き清め、タマネギやニンニクの入らないベジタリアンメニューをいつもより気合を入れてつくったりする。

そんなインドに想いを馳せつつ、東京で迎えた正月。パンジャーブ式のチキンカレーを食べ、私のレシピで開発している「ビーフナハリ」レトルトカレーの最終試作サンプルをチェック。パッケージデザインや販促コピーを検討しつつ、料理教室のスケジュールも調整。謹賀新年のメールや年賀状に目を通しつつ、業務メールもやっつける。結局はいつもと同じ、仕事に追われる週末の延長線みたいなものか。

でも、まあいいだろう。仕事があるし、おかげ様で忙しい。年末に販売開始したライス用スパイスキット4種も評判がいいし、もうすぐ本格インドカレー用スパイスキットの第一弾として、南インドの「チキン・ペッパー・フライ」が発売される。そして、おそらく同じ時期、私のレシピによるレトルトカレーの販売もスタート。まずは、北インド、ラージャスターンのマトンカレー「ラールマ-ス」、そして最近一部のカレーファンの間で盛り上がっている滋養あふれるビーフカレー「ナハリ(ニハリ)」。

ご存じの方もいるだろうが、スパイスキットやレトルトカレーの開発実績は少なからずある。が、多くは黒子的な役回りであり、自分自身をブランド化することはあえてしてこなかった。
それが今年、少し方向転換することにした。勝手に格好つけさせていただければ、キャリア豊富なスタジオミュージシャンが改めてソロデビューする心境である。もちろん、そうやって成功した例もあれば、失敗したケースもある。ともあれ、悔いなく、楽しく、そう行きたい。

というわけで、このブログはもちろん、facebook、Twitter、instagramなど、開発中の新製品の概要詳細や発売スケジュールなど、これまで以上に情報を密にリリースしていく。どうぞ、お付き合いいただきたい。

nahari 1127
 オールドデリーにある名店の「ナハリ」

《このブログを書いているときのBGM》 
マウンテン『ナンタケット・スレイランド』(1969年)
23日に亡くなったレズリー・ウェストが在籍していた名バンドの名盤。ベースのフェリックス・パパラルディとの名コンビぶりもよかった。
https://www.youtube.com/watch?v=7zOHGj8J9lc 

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