カレー&スパイス伝道師ブログ 2

インド&スパイス料理家、渡辺玲のブログ。2019年9月4日、ヤフーブログから移行。

2019年05月

東京西荻窪にあるクッキングスタジオ「サザンスパイス」の料理教室、6月のスケジュールはこんな感じです。


申し込みは下の「サザンスパイス」あるいは「誰も知らないインドカレー」の各サイトからどうぞ。

スケジュールの詳しい説明は別ページで。

よろしくお願いいたします。

《このブログを書いているときのBGM》
クイーン『シアー・ハート・アタック』(1974年)
サードアルバム。
https://www.youtube.com/watch?v=BUt_7TQCWtU

★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へ!

★個人サイト/~masala/ 『誰も知らないインドカレー』からも、「サザンスパイス」レッスンスケジュールや参加申込みは可能!





★アジアン料理ユニット『ヤミーズディッシュ』のブログ
http://yummysdish.exblog.jp/

9月21日~29日

画像をクリックすると拡大できます。

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 別途。詳細解説します。
 皆さんのご応募お待ちしています。

 よろしくお願いいたします。

クッキングスタジオ「サザンスパイス」
渡辺玲

エッグ・キーマ

 挽き肉のカレー、キーマに卵をミックスしたら「エッグ・キーマ」。

 それはそうだが、卵をどういう形態で混ぜるか? 案外これがたくさんあって迷う。

 ゆで卵、丸ごと一つをドボン。同じゆで卵だが、刻んで混ぜれば、さらにキーマともども味がなじむ。
 
 キーマカレーの上に生卵を割り入れ、固まるまでフタをして加熱。ムンバイあたりで見かける、列記とした本場の味。

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 ナスと赤パプリカ入りのキーマに溶き卵を割り入れ、かき混ぜながら加熱。卵がトロトロしたら火を止める。スクランブル・エッグ・キーマとでもいうべきか。

 キーマや野菜の風味、スパイスの香りが卵に浸み込み、そんな卵が全体を包み込んで、さらに美味。

キーマカレーに溶き卵、一度はお試しいただきたい家庭の味だ。

★「エッグ・キーマ」は明日のサザンスパイスレッスンにも登場します。
詳しくはコチラをどうぞ。

レッスン参加希望の方は下の「サザンスパイス」サイトまたはやはり下記『誰も知らないインドカレー』からどうぞ。

《このブログを書いているときのBGM》
クイーン『シャー・ハート・アタック』(1974年)
サードアルバム。私にとってクイーンはここまで。
https://www.youtube.com/watch?v=BUt_7TQCWtU

★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へ!

★個人サイト/~masala/ 『誰も知らないインドカレー』からも、「サザンスパイス」レッスンスケジュールや参加申込みは可能!





★アジアン料理ユニット『ヤミーズディッシュ』のブログ
http://yummysdish.exblog.jp/ 

5月26日(日)

 幡ヶ谷のおいしい店「ジッカjicca」をお借りし、料理つきトークライブ「ひとつのスパイスから料理が広がる スパイスセッション」 を実施する。

 15回目になる今回のテーマは「梅雨を吹き飛ばすうま辛インドスパイス」。
 
 辛くて、おいしい。これが本来インド料理の持つ大きな魅力のひとつだろうと思う。
 
 ところが、テレビのグルメレポーターなどが、エスニック系の食レポの際中などに、よく口走るフレーズにこういうのがある。
「辛いけど、おいしい」
 辛いのは完全にネガティブ、否定である。おいしいものは、辛くてはいけないらしい。

 今回は、試食のプレートを召し上がった皆さんが「辛いけど、おいしい」ではなく、「辛くて、おいしい」とつぶやいていただければ成功、そんな風に考えている。

【試食予定メニュー】
①チキン・チリ
その名の通り、チリ(赤唐辛子粉)で風味を高めた、鶏肉の炒め煮込み。北インドやパキスタンのイスラーム式レシピ。

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 トウガラシたっぷりの「チキン・カライ」。北インドのスパイシーなチキン炒め煮込みだ。

②ベジタブル・グリーン・チリ・アヴィヤル
季節の野菜を、ココナッツ、ヨーグルト、すりつぶした青唐辛子のソースで煮込む南インド、ケララ起源のカレー。今回は青唐辛子を利かせて、よりホットかつさわやかに仕上げます。

③辛くておいしい「ダールカレー」と④いつもの辛くない「ダールカレー」
ふだんは辛くないカレーを上手に辛くする方法その①。具体的な手順や使用食材は、当日、デモ調理でお見せします。辛いものと辛くないものを比較試食。

⑤辛くておいしい「バター・チキン」と⑥いつもの辛くない「バター・チキン」
ふだんは辛くないカレーを辛くておいしいものに変えるやり方、その②。今度は、日本で最も人気のあるインドカレーのひとつ、「バター・チキン」を「辛くておいしい」バージョンに変化させます。これもまた当日、デモ調理でその全貌がわかります。辛いのと辛くないのを比較試食します。

⑦ブラック・ペパーの炊き込みご飯「ペッパー・プラオ」
 ブラック・ペパーを利かせたさわやかなスパイス炊き込みご飯

 辛さを演出するスパイスの紹介はもちろん、各スパイスを活用した料理例や参考レシピもいつもより多くなる予定。

 絶対にタメになるのは保証する。ぜひどうぞ。 


・ 各回2部入れ替え制で開催
(内容は同じ。ご予約の際にはどちらの部をご希望かをお知らせを)
【第1部】開場 11:15 / 開始 11:30 / 終了 13:00
【第2部】開場 14:15 / 開始 14:30 / 終了 16:00 ​

・参加費:3,800円 (テキスト、試食、1ドリンク込)

・会場:カフェレストラン jicca
〒151-0066 東京都渋谷区西原2-27-4 升本ビル2F奥
京王新線 幡ヶ谷駅から徒歩約5分 / 小田急線・東京メトロ千代田線 代々木上原駅から徒歩約10分    

問い合わせ、申し込みは
https://southern-spice.wixsite.com/spicesession/schedule
からどうぞ。

《このブログを書いているときのBGM》
クイーンのセカンド(1974年)
最高傑作の声もある。
https://www.youtube.com/watch?v=vRulFyRWFrY&list=PL2tMgWgIvcWlgHLog2-vv5Zrky4PmcQZf

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5月18日

 本日、クッキングスタジオ「サザンスパイス」では14時から、パールシー料理の代表的セットメニューをレッスンする。

 パールシー料理とはゾロアスター教徒の料理のこと。古代ペルシャからやってきた西洋的なルックスのアーリア系人種を先祖に持つパールシーの人たちは、そのほとんどがインドでもムンバイ周辺に住んでいる。パールシー料理専門のレストランもほぼムンバイにしかなく、ちょっと変わった個性を持つパールシー料理はムンバイ名物の一つにもなっている。

 パールシー料理は、インド料理とペルシャ料理、2つの個性が巧みにミックスされているといわれる。一見ふつうのインド料理に見える。しかし食べると、いつものインド料理とは異なる食感、異なる風味が見え隠れすることに気づく。もっとも意外なのは、メニューによってはたいへんに辛いこと。インドとイランの折衷だから、辛さも両国の中間ぐらいと油断して食べるとたいへんだ。
 スパイスや食材の使い方も独特で「パールシー・サンバルパウダー」というミックススパイスがあったり、南インドでビリヤニやマサ―ラーに使われる「カルパーシー」と、北インドでしか使わない「カスーリ・メティ」(フェヌグリークの若葉を乾燥させたハーブ。「バターチキンやホウレンソウカレーに欠かせない)を、同じ鍋に入れたりする。

 本日、レッスンするのも、そんなパールシー料理の個性がよくわかるものばかり。

「ダンサク」(ダーンシャークなどとも聞こえる)
 たいていマトンでつくる、野菜や挽き割り豆も入ったカレー。チキンやベジタブルのダンサクもある。「ダンサク・マサ―ラー」と呼ばれるミックススパイスが味の決め手だが、カスーリ・メティとタマリンドという、ふつうのインド料理では絶対に同じカレーで顔を合わせることのない2つの食材を入れて煮込むなど、かなりの個性派。マトンとともにジャガイモ、ナス、カボチャなどの野菜も煮込む。
何しろ、一説にはパールシー料理版「サンバル」(南インドを代表するカレーで、タマリンドや各種スパイス、ダンサクにも使われる挽き割り豆や野菜が入る)ともいわれる伝統と人気のカレーなのだ。

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 マトンのダンサクの一例。私がつくったが、ちょっとカレーソースが濃いな。

 ダンサークに合わせる主食もちょっと変わっている。「ブラウンライス」というのだが、茶色味を帯びたその色は砂糖を熱してできるカラメルでつくるのだ。
 食べると当然やや甘いのだが、ホットなダンサクとの相性も申し分ないので脱帽するしかない。

 カレーとライスに生野菜のサラダがつく。このことも案外非インド的だが、野菜サラダがちょっと変わっている。「カチュンバル」といわれるが、ドレッシングが酢と塩、それに大量のパームシュガーなのだ。

 これから午前11時まで、本日のレッスン参加希望があれば、お受けする。席がまだ少しあるからだ。

 ご希望の方は、
panipuri@muh.biglobe.ne.jp
 までご連絡を。
 初めての方には、順路や持ち物もお知らせします。

 少年の頃のフレディ・マーキュリーはボンベイに住んでいて、家はゾロアスター教を信奉していた。おそらく、彼も食べたに違いないパールシー料理の傑作、ぜひこの機会にどうぞ。

《このブログを書いているときのBGM》
QUEEN『QUEEN』(1973年)
当然。
https://www.youtube.com/watch?v=oU7rqB9E_0M


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