カレー&スパイス伝道師ブログ 2

インド&スパイス料理家、渡辺玲のブログ。2019年9月4日、ヤフーブログから移行。

2017年01月

1月19日(19日に書いたのに、アップするのを忘れていた。トホホ)

 前にも書いたが、最近「スマホだと、サザンスパイスのレッスンスケジュールが見えない」というクレームをいただいていた。

 この間、修復に向けいろいろと対応してきたが、ようやく改善できた、はず。

★スマホでも確認可能な「サザンスパイス」1月のスケジュールはコチラ

24日火曜日
【「インドカレーベーシック」 肉団子カレーの基本 19~22時】
1.チキン・コフタ・マサラ
「コフタ」は団子やボール状の食べもの、「マサラ」は通常のカレーより濃厚で、スパイスの風味もより際立った煮込み料理を指します。「鶏団子の濃厚スパイス煮込み」ですね。
2.アールー・カプシカム・カレー
 北インド家庭風ジャガイモとピーマンのカレー
3.ベジタブル・プラオ
 炊飯器でつくる、野菜の炊き込みご飯

25日水曜日
【ひとつのスパイスから料理が広がる スパイスセッション 第3回カルダモン、シナモン、クローブ編(2016.12.18)をもう一度復習しよう 19~22時】 
1.マリネ式ムグライ・チキンカレー
 ヨーグルト、トマト、スパイスなどで鶏肉をマリネし、マリネ材料ともどもフライドオニオンと煮込んだイスラームのチキンカレー。カルカッタの裏街で食べられるテイストです
2.ジャガイモとニンジンの南インド風マサラ
 日本でも定番の野菜が手軽に本格南インド料理に変身。マサラはカレーよりも濃度のあるスパイス煮込みを意味します
3.ベンガル風チャナ・ダールカレー
 通常の「挽き割り豆カレー」とは異なる味つけの、ユニークで美味な一品

27日金曜日
【「インドカレーベーシック」北インドのキーマカレー 11~14時】
1.ヨーグルトベースの北インド風チキン・キーマカレー
 ムガル料理の伝統を生かした鶏挽き肉のカレー。覚えて絶対損のないおすすめレシピ
2.ムング・ダール・カレー
 インドのみそ汁ともいうべき、ベーシックなレシピの挽き割り豆カレー
3.キーマ・ダール・カレー
 キーマとダール、2つのカレーをミックスすると、おいしさが相乗的アップします! ただし、ただ混ぜるだけではありません。材料やスパイスをプラスします。

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28日土曜日
【「スパイシーカフェ開業指南講座」昨年末の「インドの居酒屋」で好評だったアイテムをメインに 11~17時】
1.ポーク・バファット(南インド・マンガロール風豚肉と豚ホルモンの酢タマリンド煮込みカレー)
 カルナータカ州の港町マンガロールは本場では有名なグルメタウン。この地域に伝わるクリスチャン系ポークカレーのレシピです。
2.ムルグ・アンダー・レバー・タカタク
 パキスタンのラホールやカラチで有名な「鉄板焼き」料理が「タカタク(カタカット)」。これはチキン、チキンレバー、ゆで卵を使ったレシピ
3.サイ・バジ
 インド西部のベジタリアン天国グジャラート州に伝わる挽き割り豆や野菜とホウレンソウの煮込み
4.ポテト・ロースト
 おかず、酒の肴、どちらにも好適、ダイスにカットした生ジャガイモのスパイシーな炒め蒸し
5.キャロット・ラペ風ニンジンのインド式サラダ
 ノンオイルでサッパリといただけるニンジンのあえもの。ナッツ類やレーズン、ゆでたヒヨコ豆などを足しても美味
6.チャパティ
 全粒粉と塩、水だけでつくる、無発酵の薄焼きパン。南北の別なくインド全国で最もポピュラーな小麦粉食です。
10、800円

29日は音楽ビデオなど見ながら、ダラダラ昼飲みする「インドの居酒屋」だが、キャンセル待ちだ。

 ということで、1月も残りわずかだが、よかったらレッスンにどうぞ。

《このブログを書いているときのBGM》
PARIS『BIG TOWN 2061』(1976)
故ボブ・ウェルチが結成したトリオのセカンドでラストアルバム。ファーストよりポップでメロウ。この後、当初サードアルバム用だった曲を急遽ソロアルバムに仕立て上げて売ったところ、大ヒット。
ボブ・ウェルチは大ブレイクした。

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http://yummysdish.exblog.jp/

1月15日

 15日発売の雑誌『ブルータス』は「帰ってきた! 日本一のお取り寄せグランプリ」。

 この中で「『LOVE INDIA 』のオリジナル・ターリー」という、7人の日本人インド料理シェフ合作によるブルータス特製オリジナルカレーセットが企画され、私も参加することになった。

 2015年に一度やって、予想を上回る好評ぶりに再度登場。前回、私は多忙なこともあり参加しなかったが、今回は名うての有名店に混じりつくらせていただくことになった。

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 表紙にも「オリジナル・ターリー」の文字が出ている。イチオシ商品のひとつというわけである。

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「オリジナル・ターリー」のページ。1つの商品を見開き2ページで紹介するのは同誌でも、あまり例がないらしい。力の入り様がわかるというものだ。

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 私の登場ページ。
 
 今回、私は珍しく(?)、「バター・チキン」という王道メニューを担当している。

 実のところ、当初より「チキンを使ったインドカレー」の担当依頼があった。それに対し、例えば「チキン・ペッパー・フライ」や「チキン・チェティナッド」といった南インド料理にすれば、いかにも私らしいし、それはそれで自信作を提案できた。が、それでは私自身がイマイチ興奮しない。そこで、あえて「日本で最もポピュラーなインドカレー」に挑戦してみることにした。

 といっても、私のことである。日本人に人気のある、従来型のコッテリ濃厚タイプの「バターチキンカレー」にはしない。

 私がいつもクッキングスタジオ「サザンスパイス」でレッスンしている、トマトの酸味を強調した、日本人になじみの少ないスタイルで勝負する。

 当然、濃厚タイプの「バター・チキン」を予想あるいは期待してオーダーする方もいるはず。そんな皆さんが食べても納得していただけるだけの説得力ある一品に仕上げた。そういう自負がある。

 もちろん、ほかの商品も素晴らしいものばかり。
 今回だけの限定セットでもあるし、ぜひご注文していただきたい。

★オーダーに関する詳細は、現在発売中のブルータス誌を参照のこと。


《このブログを書いているときのBGM》
PARIS『PARIS』(1976)
故ボブ・ウェルチが結成したトリオのデビューアルバム。「新世代のツェッペリン」的サウンドが一部ロックファンで話題になったが、結局は売れず。
https://www.youtube.com/watch?v=62AX-et_NeM
 硬質なトーンのサウンドがカッコいい。タイトルも含め、ツェッペリン的な1曲。

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9月22日

 早朝のフライトで南インドのバンガロールから首都デリーへ。

 2時間30分強のフライト。短時間の国内線でも、たいていちゃんと機内食が出るのが、インド航空界のいいところ。

 この日もベジタリアンの朝食として、「ベン・ポンガル」(南インド風米とムング・ダールの硬い粥状マッシュ)、チリ・イドゥリ(米と豆の発酵蒸しパンにカイエン・ペパーをたっぷりまぶしたもの)、そして南インド料理に欠かせない、野菜入り豆カレーの「サンバル」など、典型的な南インドの朝食セットメニューが登場。ツアー参加の皆さんともども、旺盛にたいらげた。

 デリーでは、料理教室やおいしい食事など満喫する予定。レポートは後ほど。

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 朝から南インドのベジタリアンセットが食べられるとは、何ともうれしい機内食だ。

《このブログを書いているときのBGM》
LED ZEPPELINのデビューアルバム(1969)
 9日が誕生日のジミー・ペイジにちなんで。
 https://www.youtube.com/watch?v=J2NnoSeVWIU

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 ポンガルは南インドのタミルナドゥ州を中心に1月14日近辺で行われる、「収穫祭」的意味合いの強い、大きなお祭り。

★ポンガルの様子は例えば、こんな感じ。

 人々はさとうきびを門松のように門扉に飾り、いつも頑張っている牛を美しくドレスアップ、そして豊穣と収穫の喜びを、パームシュガー入り豆のミルク粥で祝う。

 クッキングスタジオ「サザンスパイス」では15日、この甘いミルク豆粥のほか、「ベン・ポンガル」と呼ばれる甘くない米と豆のマッシュ、ベン・ポンガルによく合うナスと豆のカレー「ゴトゥスー」や「ココナッツ・チャトニ」などのレッスンを行う。

《このブログを書いているときのBGM》
BOB DYLAN『DESIRE』(1975)
 70年代を代表するディランの名盤。
https://www.youtube.com/watch?v=rvCXG7ijgFU

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1月某日

 最近、「『サザンスパイス』スケジュールの一部がスマホでは見られない」というお叱りのメールや電話をいただく。誠に申し訳なく、至急対策を講じているが、取り急ぎ、当面の日程を、順次ブログに再録してみるので参考にしていただきたい。

★クッキングスタジオ「サザンスパイス」1月スケジュールはコチラ

11日水曜日
【「今、これが食べたい」マイソール・サンバルとマイソール・ラッサム 19~22時】
1.マイソール・サンバル
 カルナータカ州の古都の名前を戴いた「野菜入り豆カレー」。通常のサンバルとの違い、おいしくする コツなど伝授します
2.マイソール・ラッサム
 サンバル同様、ラッサムにも「マイソールスタイル」のものがあります
3.南インド風サツマイモのロースト
 カットしたサツマイモをスパイス風味で炒め蒸し

★マイソールスタイルのサンバルやラッサムは、タミル系とやや異なり、たいてい赤味が強く、スパイスやハーブの香りもきつめ。またマンガロール料理などとともにココナッツの果肉を削ったものをうまく活用して、風味のポイントにしている。
★したがって、南インド料理のメインストリームといえるタミルナドゥのサンバルやラッサムとは異なる味わいになる。

13日金曜日
 【「インドカレーベーシック」 ホウレンソウ入り肉カレーの基本 11~14時】
1.サーグ・チキン・カレー
 サーグは「青菜」という意味、ホウレンソウやカラシ菜を指すことが多い。つまりは、ホウレンソウをいっしょに煮込んだチキン・カレーのこと。おいしく仕上げるコツを伝授しますね。
2.ミックス・ベジタブル・サブジ
 北インド家庭風彩り野菜の炒め蒸し
3.サフラン・ライス
 ターメリックや食紅で「サフラン」を演出する店が日本にもありますが、もちろんダメ

★インド料理ファンなら、ぜひ自作していただきたい「基本のカレー」をおいしくつくるコツを伝授するレッスン。

14日土曜日
【「スパイシーカフェ開業指南講座」 南インドベジタリアンメニュー 11~17時】
1.サツマイモのプリ・コロンブ
 南インド、タミル地方の、タマリンドを効かせた酸味のあるカレー
2.アーンドラ風ダールカレー
 ココナッツも入った、ちょっと珍しい挽き割り豆カレー
3.ダイコンとトマトのスパイス炒め
 定番野菜の南インド式活用法
4.ホウレンソウのスパイス炒め(スピナッチ・フライ)
 シンプルだが、飽きのこない家庭料理
5.ダイコン、キュウリのスパイシー浅漬け(ウルガ、ウルガイなど)
 南インドならではのスパイス使いによる、インド式ピクルス
6.路上の屋台風チャーイ
 おいしく淹れるコツを伝授します
10、800円
★南インドのちょっと珍しいベジタリアンメニューをまとめてご紹介。

15日日曜日
【南インド・ベジタリアン料理 年に一度だけ食べられる「ポンガル」 11~14時】
 南インド、タミルナドゥ州で、毎年1月14日から4日間催される盛大な収穫祭「ポンガル」。その際食べられるお祝い料理をご紹介
1.スウィート・ポンガル
 一年に一度のお楽しみ! 米とダールのミルク煮込みスイーツ
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2.ベン・ポンガル
 こちらは年中人気の米とムング・ダールのマッシュ風お粥(ポテトサラダや卯の花のような見た目)
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3.ナスのゴットゥスー
 サンバルによく似てますが、微妙に異なるナス入り豆カレー。ベン・ポンガルとバツグンの相性
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4.ココナッツ・チャトニ
 南インド料理に欠かせない「つけダレ」あるいは「ソース」ともいうべき「甘くないチャツネ」の代表

17日火曜日
【「インドカレーベーシック」北インドのキーマカレー 19~22時】
1.ヨーグルトベースの北インド風チキン・キーマカレー
 ムガル料理の伝統を生かした鶏挽き肉のカレー。覚えて絶対損のないおすすめレシピ
2.ムング・ダール・カレー
 インドのみそ汁ともいうべき、ベーシックなレシピの挽き割り豆カレー
3.キーマ・ダール・カレー
 キーマとダール、2つのカレーをミックスすると、おいしさが相乗的アップします! ただし、ただ混ぜるだけではありません。材料やスパイスをプラスします。
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18日水曜日
【「インドカレーベーシック」 ホウレンソウ入り肉カレーの基本 19~22時】
1.サーグ・チキン・カレー
 サーグは「青菜」という意味、ホウレンソウやカラシ菜を指すことが多い。つまりは、ホウレンソウをいっしょに煮込んだチキン・カレーのこと。おいしく仕上げるコツを伝授しますね。
2.ミックス・ベジタブル・サブジ
 北インド家庭風彩り野菜の炒め蒸し
3.サフラン・ライス
 ターメリックや食紅で「サフラン」を演出する店が日本にもありますが、もちろんダメ。ホンモノのサフランならではの風味と色味を、この機会に確認してください。

21日土曜日
【ビリヤニ講座 新アイテム ハイデラバードのシンプルな白いビリヤニ 11~15時】
1.ラジュガリ・コリ・プラオ
 お肉はジューシー、ライスにうま味のよく浸み込んだ白っぽい色のチキン・ビリヤニ。ハイデラバード名物のひとつです。
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2.ダイコンとキュウリのパチャリ
 南インド風野菜のヨーグルトあえ。ビリヤニやプラオによく合います
3.ホウレンソウのスープ
 実はインドはスープ天国。おいしいスープがいろいろあります。

23日月曜日以降についても、後ほどブログに再録する。
ふるっておいでいただきたい。

《このブログを書いているときのBGM》
THE ROLLING STONES『IT'S ONLY ROCK'N ROLL』(1974)
 ミック・テイラー最後の作品。
https://www.youtube.com/watch?v=JGaBlygm0UY

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