9月21日
南インド・カルナータカ州の州都バンガロールの最上級ホテルの1つに前夜から宿泊。
旅先のホテルで迎える初めての朝、インドに限らずどこを旅していても朝食が気になる。我ながら食い意地が張っているなあと思うが、待ち遠しい気持ちはどうにもならない。
この日も朝からホテルのダイニングでガンガンいただく。
まずはカプチーノばりの南インド式の「フィルター・コーヒー」を頼んで、自分のテーブルでひと口すすった後、各種料理のセットされたブッフェのカウンターに行き、あれこれチェック。で、仕事なので、そこにある料理はすべて最低一口はいただく。
ときどき、私のブログを観て「いつも、おいしいものばかり食べれて、イイ商売ですね」とおっしゃる方がいる。が、食欲があろうがなかろうが、常に多彩な料理を大量に食べなければならないこと、口にした料理すべてが自分好みではないことなども考えていただきたい。

南インドの上級ホテルの場合、「ドーサ」や「オムレツ」をその場で調理し、供してくれるライヴなセクションが朝食ダイニングに設置されていることが少なくない。これを利用しない手はないわけで、この日もさっそくアツアツの「マサラ・ドーサ」からスタート。ココナッツのチャトニ、トマトのチャトニ、そして「マイソール・サンバル」といわれる、タミルとは少し異なる風味のサンバルを添えて。

2回戦目。一番上のドーナツ上は、ウラド・ダールをすりつぶして揚げた「ワダ」。右に行って、コリアンダーのチャトニ。その下はカルナータカ名物のひとつ、ビシ・ベラ・バト(カルナータカ流サンバル・ライス)。一番下にあるのは小麦セモリナをそばがき風に練り込んだ軽食「ラバ・ウプマ」。左上に上がって、米と豆をすりつぶした発酵生地でつくるサワー蒸しパン「イドゥリ」に「マイソール・サンバル」をかけたもの。
さすがに朝からこれだけ食べると満腹になった。
ランチはミールスとビリヤニで有名なレストランに行く予定。腹ごなしに精を出そう。
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