カレー&スパイス伝道師ブログ 2

インド&スパイス料理家、渡辺玲のブログ。2019年9月4日、ヤフーブログから移行。

2016年02月

2月27日

 おはようございます。

 3月24日にリニューアルスタートする「渡辺玲関西インド料理教室」に多数ご応募いたただき、私はもちろん、新体制スタッフほか関係者一同、深く感謝しています。

 応募告知の翌日以降、定員を上回るメールをいただきました。いただいたメールはすべて内容確認してていますが、振込口座のご案内を返信メールに反映させる都合上、返信が遅れています。

 そうした中、昨日、振込口座が確定。今週末より、いち早く問い合わせいただいた方から順に、振込のお願いメールをお送りします。メール到着から一週間以内に振込を済ませていただければ、予約完了です。

「キャンセル待ち」の通知メールが届く方もいます。来月5日頃には、順次繰り上げ当選になる方も出始める可能性大です。またキャンセル待ち多数な場合、4月以降繰り上げて次回関西料理教室を開催することも検討します。ガッカリせずにお待ちください。

イメージ 1
 今回レッスン予定のケララ風エビのマサラ。黒っぽいマサラが決め手。

《このブログを書いているときのBGM》
IGGY POP『BRICK BY BRICK』(1990)
 ガンズのスラッシュ、デヴィッド・リンドレーなど異色ゲストのプレイにも注目の名盤
https://www.youtube.com/watch?v=6bLOjmY--TA

★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へ!




★アジアン料理ユニット『ヤミーズディッシュ』のブログ
http://yummysdish.exblog.jp/

2月某日

 毎年恒例の「インドツアー」だが、今年のスケジュールと内容が決まった。報告しよう。

「インドツアー2016」
◎期間 2016年9月17日(土)~25日(日)
→昨年と同じ「シルバー・ウィーク」に敢行。
◎西日本在住の方に朗報、関空発の出発便も用意。
→成田発の参加者とはデリーのホテルで合流予定
→尚、帰国はフライトの関係で成田便のみ

「主な訪問地と見どころ、食べどころ」
【ハイデラ-バード】
・ドラビダヒンドゥー文化が圧倒的に強い南インドにあって、イスラームの異彩を放すデカン高原の大都市。個性的なグルメにあふれた街としても知られる。
・ハイデラバードといえば、何といってもインド式ごちそう炊き込みご飯の「ビリヤニ」が有名。
・特に「ヒディラバり・マトン・ビリヤニ」は生のマトンと堅炊きの米を合わせ、パラパラで風味豊かなライスと、軟らかでジューシーなマトンが楽しめる魔法のようなビリヤニ。
・ビリヤニのほかにも、炭焼きの焼き鳥式カバーブ、風味豊かなカレーの「ナハリ」や「ハリーム」「ダルチャ」といった美味なイスラーム料理が、存分に楽しめる。
・ハイデラバードはイスラームだけでなく、菜食メインの南インドベジタリアン料理も有名。緑豆のドーサ「ペサラトゥ」、野菜入りダールカレーの「トマト・パップー」「キーライ・パップー」など、要チェックだ。
・一流ホテルから庶民派屋台まで名店を巡るとともに、地元の料理名人による料理教室も刊行。本場の美味を覚えてほしい。

【バンガロール】
・現代的な大都市で南インド、カルナータカ州の州都。
・近くにある古都マイソールの伝統的食文化が味わえる。マイソール・サンバルやマイソール・ラッサムに代表される「マイソール式宮廷料理」は要チェック。
・野菜たっぷりのスパイシー豆粥「ビシ・ベラ・バト」等も個人的におすすめ。
・「カルナータカ式ビリヤニ」も地元で有名。当然、これも食べる。
・ポークカレー、タケノコ、独自の酢など、独自の食文化を誇るクールグCOORG地方の料理もいただく予定。

【デリー】
・ハイデラバードとは異なる本場の「ビリヤニ」、特に肉カレーが美味な「ムガル宮廷料理」、対照的に野菜や豆をふんだんに使った北インド風「ヒンドゥーベジタリアン料理。首都ならではの多彩な食の世界を満喫しよう。
・インド最高の肉カレーのレストランといわれる「カリム・ホテル」、各種パラーターがメチャウマの「パラーター・ワリ・ガリ」ほか名店、多数探訪。
・アジア最大のスパイスマーケットといわれる「カリ・バオリ」探索。
・スパイスや食材、調理器具、食器などのショッピング。

イメージ 1
 ハイデラバードのフルーツ屋台。

《このブログを書いているときのBGM》
JAMES GANG『MIAMI』(1974)
 トミー・ボーリン時代の隠れ名盤。
https://www.youtube.com/watch?v=4mbdVM4mz5k

★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へ!




★アジアン料理ユニット『ヤミーズディッシュ』のブログ
http://yummysdish.exblog.jp/

4月24日(日)


 インド料理の分野で活躍する日本人オーナーやシェフが一堂に会し、特別料理やトークショーで盛り上がる日本インド料理界随一ともいえるイベント『LOVE INDIA 2016』が、昨年と同じ会場で開かれることが決まった。

 オーナーでもシェフでもない私だが、初回から毎年、数百人以上の特製カレーをつくって参加してきた。

 『LOVE INDIA 』では、それぞれのシェフが「ターリー(インドの大皿定食)」仕立てのメインセット用の「マトンなどの肉(チキン以外)」「チキン」「シーフード」「野菜」「豆」カレー(数量限定なし)、あるいはターリーとは別注文の「数量限定の単品メニュー」を担当し、来場者にふるまうのだが、誰がどれを担当するのかは、「あみだくじ」で決められる。

 私はこれまで「野菜」と「豆」しか担当してこなかった。で、今年はどうかなと思いつつ、くじを引いたら「単品」という結果になった。

 単品メニューだと、「ターリー」用アイテムとしての制約から少しばかり自由になれる。そうしたことも考えつつ、何をつくろうか、ただ今思案中である。

 そんな中、自分の頭の整理とという意味も込め、候補アイテムの一例を考えてみた。

【『LOVE INDIA 2016』単品メニュー案(200食限定)】順不同
・かんたんビリヤニ(会場で用意されるバスマティ・ライスのご飯を拝借し、私が自作したビリヤニのベースとミックスし、しばらくキープして完成。ライタとともに)
・その場で揚げるバジやパコラ(野菜のスパイシーフリッターやかき揚げ。チャトニつき)
・ポンガル(南インドの硬い豆粥)、ウプマ(南インドのセモリナ炒り蒸し)、バミセリ・ウプマ(南インドの極細パスタの炒り蒸し)など
・アールー・チャナ(ジャガイモとヒヨコ豆のスパイシー炒め煮込み。鉄板の上で温めて供する)
・パオバジ(ジャガイモとトマトのカレーと特製バンズの鉄板焼き)
・マサラパスタ(インド式パスタ)
・マサラワダ(ドーナツ状ではないチャナ・ダールのワダ)
・カルカッタ式ロール(以前、「デリー」さんがやったような?)
・サモサやサモサチャット
・ベルプリ

 ほかにもいろいろ考えられ、きりがない。以前より規模が小さくなるが、調理場所もどうしようか。

 リクエスト等あれば、私までどうぞ、お気軽に。

イメージ 1
 去年のフライヤー。

《このブログを書いているときのBGM》
TAJ MAHAL『TAJ MAHAL』(1968)
 初め、その名前を観て「どうせ、変な音楽をやる、いい加減なヤツだろう」と避けていたのだが、聴いてみて、一発でファンになった。ギターのジェシ・エド・デイビスも私のヒーローのひとり。
https://www.youtube.com/watch?v=Y5xXL7DZaZA
 ジェシのソロも最高。

★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へ!




★アジアン料理ユニット『ヤミーズディッシュ』のブログ
http://yummysdish.exblog.jp/

イメージ 2

3月24日(木)

 昨年秋の第20回を持っていったん「休み」となっていた、私が講師を務める「関西インド料理教室」だが、若干のリニューアルを含めつつ、復活することにした。

「休み」となった大きな理由は「料理教室を取り仕切る幹事が不在となる」ためだったが、今回から私自身(クッキングスタジオ「サザンスパイス」)が直接主催することにした。

 さらに「渡辺玲関西料理教室事務局」を創り、真摯で熱気あふれるスタッフが参加者の募集や告知から当日の準備や進行まで、運営管理全般を担当することとした。

 今回、あえてウィークデイの開催としたのには理由がある。
 今まで日曜開催のため、おそらく来にくかったであろう関西在住の主婦の皆さん、そして店をやっているオーナーやシェフ、そしてスタッフの方々にも、ぜひおいでいただきたい。そう考えていての決定である。

【実施概要】
日時:2016年3月24日(木)
   11時30分開始
   17時解散予定(できればもっと早く。16時目標)
場所:クレオ大阪西(環状線西九条駅下車2分)
受講料:4500円

【講師プロフィール】
インド&スパイス料理研究家。1960年東京生まれ、1968~74年、兵庫県尼崎市と西宮市に暮す。1980年代、九段&麹町「アジャンタ」でインド料理の修業を開始。その後、有機農産物・無添加食品等の商品開発、多国籍レストランのシェフ等を経て、東京・西荻窪でクッキングスタジオ「サザンスパイス」を主宰。料理教室運営のほか、原稿執筆、店舗支援や企業のコンサルティング、「インド・スパイス・ツアー」の企画と運営、レトルトカレーやミックススパイスの企画開発など、スパイスをキーワードにした業務を幅広く展開。『スパイスの黄金比率で作るはじめての本格カレー』(ナツメ社)、『カレーな薬膳』(晶文社)、『新版 誰も知らないインド料理』(光文社 知恵の森文庫)ほか著作多数。

【予定メニュー】
1.南インドのボイル式マトン・ビリヤニ
ビリヤニ用のマトンカレー、洗った生のバスマティ・ライス、水、塩、ギー、スパイス、ハーブなどを1つの鍋に入れて炊き上げる、本場の南インド風炊き込みご飯。

2.ケララ風エビ・マサラ
マサラというのはカレーよりも濃厚なソースのスパイシーな煮込み、あるいは炒め煮込みのこと。今回は通常よりかなりドライでスパイシーな南インドの味つけに仕上げます。

3.ミント・パチャリ
ビリヤニに添えておいしい、南インド風野菜のヨーグルトサラダ、ミント風味。

4.チャイ
おいしいチャイの淹れ方を伝授します。

【応募方法→以下のような流れだが、募集時期は2月20日以降】
①「渡辺玲関西料理教室事務局」または「クッキングスタジオ・サザンスパイス」までメール
②指定の口座に受講料を入金
③②を確認完了して申し込み確定

【キャンセルについて】
・申し込み確定後、レッスン前日と当日キャンセルは全額徴収
・レッスン7日以内前々日キャンセルの場合、半額から振込手数料を差し引いて返却

【問合せ等】
panipuri@muh.biglobe.ne.jp 渡辺玲

主催:渡辺玲関西料理教室事務局、クッキングスタジオ「サザンスパイス」
協賛:「インダス インターナショナル」(株)

 ということで、関西の皆さん、ぜひおいでください。お待ちしています。

イメージ 1
 炊き込み式(ボイル式)のチキン・ビリヤニは色が均一で、チキンのうまみがしっかり浸みたご飯の味わいが印象的。クッキングスタジオ「サザンスパイス」にて。

《このブログを書いているときのBGM》
DAVID BOWIIE『LET'S DANCE』(1983)
スティーヴィー・レイ・ヴォーンがブレイクするきっかけにもなった印象的な作品。
https://www.youtube.com/watch?v=N4d7Wp9kKjA

★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へ!




★アジアン料理ユニット『ヤミーズディッシュ』のブログ
http://yummysdish.exblog.jp/

2月6日(土)12時~ 18時~

 ベトナム料理の伊藤忍、タイ料理の長澤恵、そしてインド料理の私(敬称略)という3名で活動しているアジア料理ユニット「ヤミーズディッシュ」。そのアジアンクッキングクラス冬編が、「サザンスパイス」で行われた。

以下は、ヤミーズディッシュのブログより転載したメニュー内容と当日のできあがり写真。

<メニュー>
ベトナム料理担当・伊藤忍
 ※簡単メニューなので2品ご紹介します
 ★青菜と塩魚のスープ
 Canh ca rau cai
 ほぐした塩魚と青菜の味わい深いスープです。
 現地では白いごはんにかけて食べます。
イメージ 1
 アッサリとしていながら、奥深い味わい。塩加減は軟らかだが、ご飯が進む。

 ★大根とセリの漬物
 Dua cu cai rau can
 大根とセリをササッと漬ける
 簡単な北部風の漬物です。
イメージ 2
 白ゴマとピーナッツが絶妙なアクセント。ご飯のおかずはもちろん、肴としても最高。

タイ料理 担当・長澤恵
 ★手羽と卵の煮込み<ピークガイパロー>
 スパイスが効いた醤油煮込み、
 ごはんがすすむおかずです。
イメージ 3
 鶏脚(いわゆる「モミジ」)も入った、いかにも東南アジアな一品。そのモミジはコラーゲンたっぷりで、クセもなく美味。

インド料理 担当・渡辺玲
 ★カブとチキンのカレー
 インド北部やパキスタンに伝わる家庭料理。
 カブの風味とスパイスの融合をお楽しみください。
イメージ 4
 できあがってからカブをつぶしてグレービーに溶け込ませて、召し上がっていただいた。


 いずれの料理も好評。毎回、お互い自分以外の料理に興味津々な我々3名だが、この日も「まかない」でアジア3カ国の味を満喫した。

 次回の「ヤミーズディッシュのアジアンクッキングクラス」は7月9日に実施の予定。もちろん私のブログでも告知するので、ぜひどうぞ。

《このブログを書いているときのBGM》
MC5『KICK OUT THE JAMS 』(1969)
 自分に気合を入れ直すために聴くアルバムの1つ。
https://www.youtube.com/watch?v=uo35O1AJOfg
 当時のライヴ映像。バンド時代にその音や姿勢に影響を受けたが、映像を観たのは後から。

★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へ!




★アジアン料理ユニット『ヤミーズディッシュ』のブログ
http://yummysdish.exblog.jp/

↑このページのトップヘ