カレー&スパイス伝道師ブログ 2

インド&スパイス料理家、渡辺玲のブログ。2019年9月4日、ヤフーブログから移行。

2013年12月

12月31日

 仕事がいっこうに納まらず、ずっとPCに向かっていた大晦日。

 2014年、こうしたいなと思っている。
・新刊を出す(原稿は書きはじめている。宿題の原稿も入れれば3冊は出さないといけないが…)。
・「インドツアー2014」はムンバイ~ゴア、西インドと南インドをミックス。9月後半実施の予定。
・アジアン料理ユニット『ヤミーズディッシュ』として4月以降、月一回の料理教室企画を行う。
・トークライヴ『インド・ウィル・ロック・ユーINDIA WILL ROCK YOU』(下北沢「カフェ・キックCafe KICK」)を定期的に開催

 後はヒミツ。

 ということで、皆さん、よい年をお迎えください!

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《このブログを書いているときのBGM》
はっぴいえんど『風街ろまん』(1971)
 今日はこれしかない。
 http://www.youtube.com/watch?v=DQ8DQJYot1s

★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へ!




 

12月29日

東京・西荻窪にあるクッキングスタジオ「サザンスパイス」は29日が本年最後のレッスン。

レッスンン内容は以下の通り。

マトン・ニザミ
ハイデラバードの宮廷風マトンカレー。ヨーグルトとココナッツ風味。

キーライ・パップー
南インド、アーンドラ・プラデーシュ州の青菜入り挽き割り豆のカレー。この日はホウレンソウとトゥール・ダールを使用。

アーンドラ・チキン・ピックル
南インド、アーンドラの保存食。鶏肉をたっぷりのスパイスとオイルでマリネ、翌日以降に食べる。

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マトンは大久保の「グリーンナスコ」で購入。
骨つきラムすね、骨つきラムモモ、ヤギ肉のいろいろな部位入りなど、マトンカレーに使えるいろいろな肉が売られているが、今回は、同店でも高級な「骨なしマトン」(1300円/キロ)に決定。
食べやすく煮る時間も速くて、扱いやすいのだ(個人的には「骨つきラム」が好き)。
★「アジアンぐる」サイトが、大久保のアジア系食料品店の状況についてくわしく、おすすめだ。
http://asiangour.web.fc2.com/others/thai_asia_s.html

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マトン・ニザミ。
ニザムはハイデラバード地方を治めていたイスラーム君主のこと。宮廷王様風マトンカレーである。ホール・スパイスとパウダー・スパイスをたっぷり使用し、ヨーグルト、ココナッツ・ミルクもふんだんに、隠し味はナッツのペースト。バスマティ・ライスのプラオで召し上がっていただいた。

サザンスパイスでマトンを扱うのは比較的少ない。どうしても調理時間が長くなるからだが、脂肪を燃焼する成分カルニチンが多いなど、魅力も多い。体を温めるので、この時期おすすめでもある。もう少しフィーチュアしようと思っている。

キーライ・パップー、チキン・ピックルもうまくできて、皆さん満足満腹だったはず。

マトン料理に関しては、新年5日の新年会的「インドの居酒屋」でも、違うメニューをお出ししようと考えている。

★サザンスパイス1月のスケジュールはコチラ
http://www5e.biglobe.ne.jp/~masala/southern%20spice%20cooking%20class%20jan%202014.html

5日はまだ席に余裕がある。ぜひ1年の始まりにおいしいインド料理の宴、お楽しみいただきたい。

★サザンスパイスのお申込みはコチラ
http://www.southern-spice.com/schedule.html

それでは来年もクッキングスタジオ「サザンスパイス」をよろしく!
皆さん、よいお年を。

《このブログを書いているときのBGM》
TOMMY BOLIN『WHIRLWIND』(2013)
個人的今年発売のベストアルバムの1つ。日本では圧倒的に低評価な天才ギタリストの未発表2枚組コンピCD。ファンクからレイドバックしたチューンまで自由自在。
http://www.youtube.com/watch?v=p82QzWA4mV0
CD1枚どうぞ。

★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へ!



10月30日

 パンジャーブ州アムリットサルでのベジタリアン家庭料理レッスンのレポート。

 芥子菜のカレー「サルソン・カ・サーグ」によく合う主食が、トウモロコシの薄焼きパン「マキ・キ・ローティ」である。

 粉末のトウモロコシ、水、塩、オイルたけでつくる。伸ばすのも麺棒ではなく、手のひらで。

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 生地をこねているところ。水は少なめだ。

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 ボールにまとめた。

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 平たく丸く伸ばす。名人芸的な手慣れたノリ。

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 チャパティやパラーターと同じく鉄板で焼く。ギーを回しかけながら。

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 できあがり。形、焼き色ともに美しい。口どけがよく、歯切れもイイ。

「サルソン・カ・サーグ」とともに食べると絶品。パンジャーブならではの美味を満喫した。

《このブログを書いているときのBGM》
NITIN SAWHNEY『ONE ZERO』(2013)
間違いなく今年のベストアルバムの1つ。
http://www.youtube.com/watch?v=5yEA5cUqc_o 

★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へ!



10月30日

 朝食を南インド料理で済ませた後、ツアー一行で料理教室へ。パンジャーブのベジタリアン家庭料理を名人に教わるのである。

 まずは何といっても、パンジャーブ名物の1つ「サルソン・カ・サーグ」(辛子菜のカレー)は欠かせない。ホウレンソウとインド式カッテージチーズの「パラク・パニール」、チキンやマトンとホウレンソウを合わせた「サーグ・チキン」「サーグ・マトン」もそれぞれ有名なパンジャーブ料理だが、ご当地でしか食べられない味わいとしては、辛子菜のカレーがダントツで希少価値も高い。

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 これが辛子菜。サルソン、マスタード・グリーンなどという。

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 大量の生葉をカット。

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 青唐辛子などと圧力鍋へ。その後、スパイス類などとともに、さらに煮込む。長く煮込めば煮込むほどおいしくなる。

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 完成。たっぷりのバターをトッピング。

 いうことなしの美味に皆感激。
 来てよかったな、パンジャーブ。
 実感した。

《このブログを書いているときのBGM》
THE ALLMAN BROTHERS BAND『THE FILLMORE CONCERTS』(レコーディングは1971)
 私にとっての音楽の基本の1つ。
http://www.youtube.com/watch?v=9eqSFMOZxeY


★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へ!







 

12月15日

 月例ビリヤニ講座のこの日、那須塩原で南インド料理店を営む村上祐子さんが参加、とてもありがたいレポートをご自身のブログにアップなさったのでご紹介しておく(村上さん、事後の連絡と承諾確認で申し訳ありません)。

★あいかけんだより(営業日等も掲載)
http://aikakendayori.blog101.fc2.com/?no=236

「愛のカレー研究所」ということで「あいかけん」。なるほどカレー愛に満ちた方だ。
 来年早々2か月程渡印で休みというのも羨ましくもイイ。

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 この日レッスンに使用したシュリンプ・ビリヤニ。おみやげも含め、この後、あっという間に全量が無くなった。

★1月はマトンビリヤニ。サザンスパイスのスケジュール
http://www5e.biglobe.ne.jp/~masala/southern%20spice%20cooking%20class%20jan%202014.html

《このブログを書いているときのBGM》
THE MOODY BLUES『IN SEARCH OF THE LOST CHORD』(1968)
「サテンの夜」で有名だが、このアルバムはシタールがタブラも入ったサイケな名盤。
http://www.youtube.com/watch?v=iF28Pghw13M
 時代的にもインド系サイケが全盛だった頃。 

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