カレー&スパイス伝道師ブログ 2

インド&スパイス料理家、渡辺玲のブログ。2019年9月4日、ヤフーブログから移行。

2012年09月

9月某日

 打合せで立ち寄った地下鉄日比谷駅ホームにずいぶん目立つインド的な広告発見。

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 ANAのインド路線で前からあったように記憶していたが、調べたところ、やっぱりムンバイ線はこれまでもあった。ぜんぜん乗ったことがないのでよく知らなかっただけの話である。

◆ムンバイ路線に関するインフォ
http://www.skygate.co.jp/AIRLST/BOM/TYO/NH/

◆デリー路線に関するインフォ
http://www.ana.co.jp/pr/12_0709/12-059.html
 行きの成田発、デリー着の時間が微妙だ。帰りはインドを夜中出るということで、これはよくあるパターン。

 JALのデリー線はなぜかビジネスクラスだけ何度か乗ったことがあるが(エア・インディアはエコノミーしか乗ったことがないのに)、機内食がまったくインドぽくなく(当たり前か)、その点、ちょっと寂しかった。ANAはどうだろう。

◆ANAデリー線のTVCM
http://www.youtube.com/watch?v=yKtZ0PKzSo0
 何か、個人的にしっくりこないものを感じるのは、なぜだろう。

《このブログを書いているときのBGM》
STEVE MILLER BAND『FLY LIKE AN EAGLE』(1976)
 浮遊感のあるシンプルなシンセが新鮮な(チープあるいはダサいというのと紙一重でもあるが)、この時期のスティーヴ・ミラーは心地よかった。
http://www.youtube.com/watch?v=cdB9lTUyshM

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 東京西荻窪にあるインドスパイス料理のレッスンスタジオ「サザンスパイス」の10月スケジュールはコチラ。


 今月はイベント多数につき、レッスンが少ないがご了解いただきたい。

【主なイベント】
7日 「築地秋まつり」にて「ダンチュウdancyu築地限定カレー」調理販売
   ★http://www.president.co.jp/dan/information/25006/
8日 『アジアンBBQパーティー』at城南島海浜公園(4日振込まで受付中)
14日 『LOVE INDIA 2012』atすみだパークスタジオ
20~28日 「インドツアー2012」

 今月のレッスンは基本的な2種類の内容。
【インドカレーベーシック】
1.サーグ・チキン~ホウレンソウ入りチキンカレー
(レストランで食べられるホウレンソウをピューレにしたタイプ。手で切るやり方もあります)
2.ホール・ムング・ダール・カレー~皮つき緑豆のカレー
(マイルドな味わいの豆カレー。皮つきレンズ豆でもできます)
3.クミン・ターメリック・プラオ
(クミン・シード入りの黄色いバター・ライス)

【インドカレーベーシック (19時~22時)】
1.南インドのチキンカレー
(トマトとココナッツで仕上げます。『新版 誰も知らないインド料理』掲載)
2.ポテト・ロースト
(南インド、タミル地方の定番おかず。『新版 誰も知らないインド料理』掲載)
3.ジーラ・ライス
(南インド式クミン風味の混ぜご飯)
4.オニオン・アチャール
(タマネギのスパイス浅漬け)

 インド料理を学ぶ上で必須というアイテム。ぜひこの機会にどうぞ。

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 サーグ・チキン

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 南インドのチキンカレー

《このブログを書いているときのBGM》
LAYA PROJECTの同名アルバム(2006)
 インドネシア沖大地震と津波の救済の意味も込め、被災地各国のミュージシャンが結集して制作された作品。音楽的にも素晴らしく、実はここ数年で最もよく聴いているCDの1つ。
http://www.youtube.com/watch?v=iyTGci1VgCk

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9月某日

 九段下時代(正確には阿佐ヶ谷が発祥)から創業55周年になる日本屈指の老舗インドレストラン「アジャンタAJANTA」のOBOG同窓会が同麹町店であり、伺ってきた。

 多くの先輩や同僚の懐かしい顔ぶれはもちろん、オーナー夫妻も元気で何より。結局、3次会まで飲みに行った。

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 シーク・カバーブ、チキン・ティッカ、シュリンプ・ティッカ、オニオン・パコラ、ジャガイモのバジ、サモサ、グーリン・チャツネなど、前菜盛り合わせ。
 このほか、AJANTAならではのカレーや南インドのコーヒーなども楽しんだ。

 個人的には、やっぱり「九段下アジャンタ」の唯一無二といえる圧倒的な店づくりが、今も懐かしい。
 あんな店はそれまでなかったし、たぶん、これからも現れないだろう。日本インド料理界の「奇跡」ともいえる店だったと思う。ごくごくわすがだが、そんな幻の名店でも働けたことは、自分にとって密かな誇りだ。

 一方、より長くお世話になった麹町店では、インド人・日本人とも、周りは有能かつ人間的にも最高な人たちばかりで、恵まれていた。

 料理や食の世界に入るにあたり、ほかならぬAJANTAの門を叩いたのは我ながらラッキーだった、つくづくそう思う。
 

《このブログを書いているときのBGM》
FOGHAT『NIGHT SHIFT』(1976)
 英国のブルースバンド出身ながら、派手なブギでアメリカで人気のあったバンドの隠れ名盤。
http://www.youtube.com/watch?v=UscivHCSVgw
 DUANE ALLMANの影響を受けたロッド・プライスのスライドギターも冴えている。

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10月8日(月曜祝日)12:30開場 17時まで

 アジアン料理ユニット『ヤミーズディッシュ』主宰の「アジアンBBQパーティー」だが、申込みの締め切りを10月4日まで延長することにした。
 どうしても、この時期、なかなか直前まで予定が見えないという方が多いからだ。


【アジアンBBQパーティー(タイ、インド、ベトナムBBQ料理実習、試食会)in城南島】
※食品衛生管理上「料理実習・試食会」として実施させていただくので、その旨ご了解を。

主催:アジアン料理ユニット「ヤミーズディッシュ」
伊藤忍(ベトナム料理) http://www.vietnamfoodnet.com/
長澤恵(タイ料理) http://www.titcaithaifood.com/frame.html
渡辺玲(インド料理) http://www.southern-spice.com/index.html
(以上敬称略)
 各国それぞれの料理や食文化に精通する3人の気鋭アジア料理家によるスペシャルユニット。
 独自のおいしく楽しくイベントから原稿執筆まで、国境を越え、幅広く、ディープに活動中。

日時:10月8日(月・祝)12:30受付開始 13:00スタート~17:00終了(撤収完了予定)
会場:城南海浜公園キャンプ場
   アクセスはこちら。
http://seaside-park.jp/jonanjima/jonan_access.html
 ※2面ありますが、どちらを使用できるかは当日決定。
  当日キャンプ場事務所前でご確認をお願い致します。  

会費:1名様8,000円
   料理代、ドリンク代(フリードリンク)、会場費(1名300円)、
   機材レンタル代、運営費など全てを含みます。

定員:100名 
ご予約方法:下記、受付メールアドレス宛に、必要事項を記載の上メールをお送り下さい。

      panipuri@muh.biglobe.ne.jp

       ・ご予約者氏名(代表者)
       ・ご予約者連絡先(電話と住所)
       ・参加人数       

 ※お申込み後の返信メールでご案内致します指定口座に、
  10月4日までに代表者の方が人数分の会費をまとめて
  お振り込みをお願いします。
 ※メールでのお申込みは仮予約となり、お振り込みが確認でき次第、
  本予約とさせていただきます。期日までにお振り込みの確認が
  できない場合は、キャンセル扱いとさせていただきます。
 ※お振り込み頂いた会費は欠席の場合でもご返金ができませんので
  あらかじめご了承くださいませ。お振り込み後に参加ができなく
  なった場合は、別の方に予約枠を譲って頂いてもかまいません。
 ※お振り込み完了したらご一報をお願いいたします。

【料理内容:ベトナム、タイ、インド各国の料理が各5品、合計15品程度登場】

◆ベトナム料理
★ベトナム風焼き鳥 Ga nuong
先日高円寺にオープンしたハノイにある焼き鳥『BINH MINH』の東京支店さんとのコラボメニューです。本場の味をここでお試し頂けます!

★焼き海老 Tom nuong
こちらも『BINH MINH]』さんとのコラボメニュー

★牛肉のスパイシー焼 腐乳ダレ 
ターメリックや五香粉、ベトナム醤油に漬け込んだ牛肉の炭火焼。焼きオクラや生野菜、ハーブといっしょにライスペーパーで巻いて、腐乳のタレにつけて。教室でもおなじみですが、今回は牛肉は炭火焼き!

★魚の揚げ焼きディル風味Cha ca
スパイスと調味料に漬けた白身魚を油で揚げ焼きにし、香良いディルと青ネギと油炒めに。米麺のブンと発酵海老味噌のタレと合わせて。

★バナナのもち米包み焼き Banh chuoi nep
半づきのもち米で包み、バナナの葉でくるんで焼いたバナナにココナッツミルクのソースをかけて。

◆タイ料理
★豚肉のサテ ピーナッツソース~ムーサテ~
豚肉を柔らかくタレに浸け込み、ジューシーに焼き、ココナッツベースのピーナッツソースを添えて。炭焼きの薄焼きパンと共に。

★牛肉のグリルサラダ~ヤムヌア~
牛肉のステーキを炭火でグリルにし薄切りにして、サラダ仕立てに。

★白身魚のグリル野菜包み~ミャンプラー~
魚を丸ごと炭火でグリルにし、魚の身をほぐして野菜で巻き、タオチオ(味噌)ベースのソースと共に。

★鶏肉とハーブのバナナ葉包み焼き~ンゴップガイ~
たっぷりのハーブを鶏肉と混ぜ、バナナ葉に包んで炭火で焼いたイサーン地方のおかず。

★豚肉と青菜の幅広麺、しょうゆ炒め~センヤイパッシーイゥ~
柔らかい幅広米麺をしょうゆ風味に仕上げた
具材たっぷりの焼き麺。


◆インド料理
★手羽先、手羽元のタンドゥーリ・チキン風ロースト
→手羽先、手羽元をそれぞれ別々のスパイス風味でマリネ。参加者みんなで網焼きして食べよう。

★チキンレバーや砂肝、ハツのスパイシー・マサラ
→スパイシーでホットなレバーや砂肝、鶏ハツの炒めもの。お酒にもピッタリ。

★シーフードのスパイスグリル盛り合わせ
→エビ、白身魚、さらにはサンマなどを特製スパイスでそれぞれ別々の味わいにマリネ。鉄板焼きや網焼きで楽しみたい。

★特製スパイシー・チャツネ(「グリーン・チャツネ」と「トマト・チャツネ」)
→ミント、香菜、青唐辛子、レモンなどをすりつぶしたグリーン色のチャツネと、トマトをたっぷり使った赤いチャツネ。どちらもスパイシーでバーベキューアイテムに添えて。

★パオバジ
→ムンバイ名物の、鉄板で仕上げるマッシュポテトとトマトのバター風味のカレー。特製の「ムンバイパン」と呼ばれるインド式パンで食べるのが本場流。

★鉄板キーマカレー
→鉄板の上で仕上げる挽き肉と野菜のカレー。これも「ムンバイパン」がよく合う。



マリネなどの下準備をした料理を参加者自らが焼いて楽しむイベントでもあります。
皆さんにお手伝いしていただくと思いますので、よろしくお願いします。

◆ドリンク類の内容:
・タイ、ベトナム、インドのビール
・タイのワイン
・ソフトドリンク
など

食べ放題、飲み放題でヤリましょう。

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 アジアン料理ユニット『ヤミーズディッシュ』の3人。昨年の「エスニック・クリスマス・パーティ」にて。

アジアンエスニックファンなら、この企画、見逃せないはず。
奮ってご参加を!

《このブログを書いているときのBGM》
四人囃子『一触即発』(1974)
 今聴くと、さらに素晴らしさがわかる名盤。バンド時代、ドラムの岡井大二さんにたいへん世話になったし、励みになった。
http://www.youtube.com/watch?v=R9zWMRYyNwM&feature=related
 確固たるスタイルを持っていたバンドの真骨頂。サウンドだけでなく、詞もいい。

★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へ!



9月某日

 10月8日の「アジアンBBQパーティー」(申込み期限が10月4日まで延長! 奮ってご参加ください!)に関する打合せを兼ね、高円寺のベトナム料理店「チョップスティックス」へ。前回のレポートの続き。

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 チャーカー。白身魚の揚げ焼き、ターメリックとディル風味。油鍋という感じだが、ハーブ類やターメリックのおかげか、食べると案外アッサリしていて確実にハマる味わい。これとビールだけでもいい。フィッシュカレー好きにもおすすめ。

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 麺と合わせていただくのが現地式らしい。ブンという丸い太麺をゆでていただき、その上に魚をのせるとバツグンだった。

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 コム・ガー。いわゆる「海南チキンライス」だが、ベトナムでもポピュラーらしい。シンガポールのものより、野趣あふれる味わい。好きだ。

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 締めはフォーではなく、現地でよりポピュラーともいえるブン。これは一人前にシェアしたところ。見た目ほど激辛ではなく、いいダシ、そしていい腰とノド越し。堪能した。

 ベトナム料理の専門家、伊藤忍さんに解説していただきながら楽しんだので、さらに得した気分。
 日頃、私も解説する立場が多いが、解説していただくのは本当にぜいたくでいいものだと実感した。

 それにしても10月8日、ベトナム焼き鳥ほかの料理が楽しみだ。乞うご期待!

《このブログを書いているときのBGM》
THIS MORTAL COILのファーストアルバム(1984)
 レコード会社でディレクターをしているとき、某雑誌編集者(『ロックショウ』て憶えている?)からすすめられて聴き、気に入った1枚。
http://www.youtube.com/watch?v=4mUmdR69nbM
 ティム・バックレーの作品だってこと、知らなかった。この時期に取り上げていたのもスゴイ。
http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=vMTEtDBHGY4&feature=endscreen
 なぜかモンキーズ・ショー。ジェフ・バックレーの父親だが、どちらもいいミュージシャンだった。R.I.P

★本場仕込みのインド料理、簡単でおいしいスパイス料理の教室なら「サザンスパイス」へ!



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