カレー&スパイス伝道師ブログ 2

インド&スパイス料理家、渡辺玲のブログ。2019年9月4日、ヤフーブログから移行。

2012年03月

3月31日~4月8日

 毎年恒例、九段のインド大使館で行われる「SAKURA FESTIVAL」が今年も開かれます。

 インド舞踊のライヴ、インド料理の屋台、インド食品の即売他、いろいろ。

 千鳥ヶ淵の桜見物がてら、おいでになってはいかがですか?

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《このブログを書いているときのBGM》
ASIAN DUB FOUNDATION『RAFI'S REVENGE』(1998)
 ソリッドでニューウェイヴな切れ味、無国籍なサウンドが心地いいアルバムです。
http://www.youtube.com/watch?v=jywa9oK3ytU
 これは最近の作品。カレーが食べたくなりますね。

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3月某日

 昨年の「インドツアー2011」(南インドのハイデラバード、北インドのデリー)の際、買ってきたスパイスの1つに「カシミーリ・チリ」というのがあります。

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 その名の通り「カシミール風のチリ」という意味。

 赤唐辛子粉なのですが、あまり辛くありません。その代り、色がたいへん鮮やか。唐辛子ならではの、ほのかに酸味のある独特の香りも健在です。

 つまりはパプリカに近いフレーバーのスパイスでして、カレーやタンドゥーリ・チキンなど、色を美しく仕上げたいときに使うと便利です。

「サザンスパイス」のレッスンだと、例えば、マイルドで色のきれいな「バター・チキン」のレッスンに活躍します。

 日本で売られているのを見たことがないので、インドに行ったときに買ってきます。

 逆に、日本で売っているところがあれば、ぜひ教えてください。よろしくお願いいたします。

《このブログを書いているときのBGM》
LITTLE MILTON『BLUES'N SOUL』(1974)
 その名の通り、ブルースとソウルがミックスされたようなリトル・ミルトンのSTAX名盤。最初聴いたとき「何となく煮え切らない感じだな」と思いましたが、だんだんよくなりました。
http://www.youtube.com/watch?v=99EgHYdjCMw&feature=relmfu
 いろいろな人が演奏している名曲です。これもエモーショナルな名演。

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3月某日

 打合せがてら、仙台市青葉区東北大近く、地元で人気のカレー店「オジーノカリーヤ」でランチ。

 ユニークな店名ですね。古民家を改造したという店舗は、都内のレトロ系カフェに通ずるシックなカッコよさでした。

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 最近、食べていなかったタイプのカレー。欧風カレーというより、正統な日本のカレーという印象でした。学生街にふさわしい感じ。ターメリック色のご飯の盛りも、学生街的に大盤振る舞いでした。

 東京でいえば、早稲田や神保町、はたまた吉祥寺の「喫茶店系カレー」に通じるテイスト。どこか懐かしくホッとする味わいに、しばし仕事を忘れてなごみました。

《このブログを書いているときのBGM》
XTCのファースト(1978)
 80年代以降もいいですが、キーボードのバリー・アンドリュース在籍時の初期もまたイイです。
http://www.youtube.com/watch?v=Iy8gSdZdpy8&feature=related


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3月某日

 拙著『旬のかんたんスパイスカレー(アスペクト刊)』のメニューをクッキングスタジオ「サザンスパイス」のレッスンで取り上げてみました。今が旬の茗花を使った、汁気少なめの炒め煮込みです。

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 味のバランスを取るため、これまた季節の味である新ジャガも入れました(天然のアミノ酸が多いジャガイモは入れるだけでうまみが増す野菜です。どんどん使いましょう)。

 味つけはスパイス類やトマトの他、ココナッツ・ミルクも。酸味と甘みのバランスが南インドならではの魅力ですね。

 今回、スターターのホール・スパイスとしてフェンネル・シードを使いました。タミルナドゥやカルナータカのマサラでよく用いられます。

 北インドやパキスタンのパンジャーブ地方ではからし菜(マスタード・グリーン)のホウレンソウ風カレーもあります。

 菜花やからし菜、インド系スパイスとよく合いますよ。お試しください。

《このブログを書いているときのBGM》
THE BEATLES『RUBBER SOUL』(1965)
 バカ首相のせいでビートルズのイメージに泥が塗られた気もしますが、そんなこととは無関係に、作品はすべて素晴らしいですね。これはサイケでインドぽくなりはじめた頃のアルバム。
http://www.youtube.com/watch?v=XloJLVzqbUA&feature=related
 歌詞を追うと「なぜシタール?」という感じですね。村上春樹氏の同名小説の世界は納得できますが(というか、この曲に目をつけて、ああいう作品にするセンスはやっぱりスゴイと思います)。

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3月某日

 仙台方面への日帰り出張があったので、前々から気になっていたJR仙台駅ホームにある「黒石つゆやきそぱ」の店に、思い切って突撃してみました。


 こんな券売機が。なかなかそそりますね。
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 オーダーが入ると、とてもいい感じのオバちゃんが、まずは店内備え付けの鉄板(ドーサ用の鉄板並みになかなかご立派)で、キャベツ、タマネギ、豚肉などの入ったソースやきそばを作ります(先客の中年サラリーマンは普通のやきそばを食べていました)。

 それから、オバちゃんは自分の後ろにある丼を取り出し、できあがったやきそばを入れ、アツアツのそばつゆを注ぎました。3月とはいえ、寒い仙台ではうれしいですね、こういうあったかい一品は。

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 できあがり。中味はソースやきそば。関東風の濃いだし汁、揚げ玉とネギが、日本そばです。

 ソースとそばつゆの香りがミックスされて、私は反射的にたじろぎ、正直、ちょっと困惑しました。

 もともと、やきそばはソース派でなく、そばも「かけ」は冬でも頼まない私には、かなりアウェイなメニューであるのは明らかでしたね。

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 平打ち麺は食べ応えもあり、やきそばにピッタリな感じ。それがそばに入るのはユニークですね。

 何とも不思議なメニューでした。
 ソースやきそばとかけそば、どちらも好きな方がどういう評価をするのか、興味があります。

 ともあれ、一度召し上がってみてはいかがですか? 新しい食の世界を発見できます。

《このブログを書いているときのBGM》
GEORGE HARRISON『ALL THINGS MUST PASS』(1971)
 いかにもインド好きだったジョージらしく宗教的なタイトルも泣かせる超傑作。ビートルズ解散後のメンバーソロ作品中、最もその才能をいかんなく発揮させたのは、このアルバムではないでしょうか。
http://www.youtube.com/watch?v=3XFfUt7HQWM&feature=related

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