カレー&スパイス伝道師ブログ 2

インド&スパイス料理家、渡辺玲のブログ。2019年9月4日、ヤフーブログから移行。

2012年02月

2月27日

 韓国への短期出張。
 予定ではスウォン(水原)に泊まるところが、ソウルに変更。
 ホテルにチェックィンした後、ちょっと裏ぶれた街の炭火焼肉屋で打合せ兼夕食。

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 わかっていても、やっぱり、おかずがドカドカ出てくるのには一瞬面食らいます。

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 カルビなのだそうですが、いわれないとよくわかりませんね。この後、豚の三段バラ、豚の肩ロースもいただきましたが、肩ロースが同じく、細切りでした。

 いずれも事前の味付けはなし。

 炭火で焼いてからサンチュやコチュジャン、エゴマの葉、青唐辛子、小さいアルミホイルの器のごま油の中で揚げ焼きしたニンニク(写真の右上に見えます。実はこれが絶品)など、お好みのものといっしょに巻き込んでいただきます。

 肉の味はしっかりして、牛はあくまで脂身少なめ、おかずも含め、野菜たっぷりでヘルシーな印象でした。

 地元の人でにぎわう人気店。日本の「焼肉」とは異なる感じが勉強になりました。

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 ご飯。普通に日本と同じジャポニカの短粒米のはずですが、どこかインディカ的なパラパラ感がありました。
 またステンレスの小さい器が、インドの「カトゥリ」と呼ばれる小さなカップによく似ていました。

 まわりにもディープな店が多かったのですが、何せソウルに泊まるのが予定外のため、事前情報もなくもったいない感じ。が、街の散策が目的ではないので、ホテルに戻り、事務仕事しました。

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2月27日

 韓国へカレー伝道の短期出張です。

 成田から韓国の誇るハブ空港、仁川(インチョン)国際空港へは2時間強のフライト。

 沖縄より近いくらいですし、短期滞在ならビザも要らないとあれば、還流ブームがなかったとしても人気があるのは当然なわけで、卒業旅行的な学生さんたちで、大韓航空の機内は満席でした。

 国際線とはいえ、2時間だと機内食など無縁かと思ったら、そんなことはありませんでした。

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 割り干し大根のような太めの乾燥大根をコチュジャンで和えたもの、ブロッコリーとカボチャのクリームソース和え、そしてチキンの醤油あん煮込みに、ごま塩ご飯。デザートはchowaの梅ゼリーでした。

 まあ2時間のフライトでまともな機内食が出るだけでも、たいしたものだなあと思いましたね。CAの皆さんのサービスもよかったですし。個人的にはもっとコリア色が強い方が好みですが、一般受けしないのでしょう。この日も隣の女子大生らしき二人の御嬢さんは割り干しだけ残していました(ついつい人が食べているもの、チェックするクセがついています。一種の職業病)。

 大韓航空の中距離以上の路線だと「手作りピビンパ」という、たいへん評価の高い機内食にもありつけるようです。機会があればトライしてみたいものです。

《このブログを書いているときのBGM》
You TubeでRAVI SHANKAR『THE SOUNDS OF INDIA』を聴きながら。
http://www.youtube.com/watch?v=b1K2GRsjhUQ&feature=related
 インド音楽を世界に広めた点で名盤ですね。わかりやすい演奏。自身による解説も役に立ちます。

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2月27~29日

 10年以上ぶりに仕事で韓国に行ってきます。

 詳しくは申し上げられませんが、韓国でカレー作りのノウハウを伝授してくる予定。もちろん、スパイスを上手に駆使します。

 韓国のカレーは、黄色くてトロリとしている、昔の日本のおふくろカレーに似たイメージのモノ。
 これをガラリと変えてしまおうという壮大なプロジェクトの第一章の始まりとして、まずはちょっとだけ行ってきます。

 フライトはわずか2時間。しかしインドに行くより、ある意味、緊張しています。

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 スンデ。韓国流豚の血のソーセージ。こういうものも食べたいなと思いますが、やはりカレー三昧かも。

 それでは、皆さん、行ってきます(羽田からうれしいのですが、成田なのです)。

《このブログを書いているときのBGM》
大西ユカリと新世界『実録 大西ユカリ・ショウ』(2002)
 最近は韓国音楽とのコラボも多い、ユカリ姐さんのライヴ名盤。もっと東京でもライヴやってください。
http://www.youtube.com/watch?v=Kx9xwIig2dc&feature=related
 いいですね、このノリ。わかるかな、東京人に。

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2月某日

 1月に学生時代のバンド仲間と行った、食べログには載っていない大崎の絶品レバ刺しの店。
 今度は、別のバンド仲間との30年ぶりの再会も兼ね、3人で突入しました。

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 いつものレバ刺し。厚みとツヤ、角の立ったシャープな形状、そしてトロケるうまさ。今どき、これは奇跡に近いのでは? コブクロ刺しなども含め、存分に堪能しました。

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 分厚いハツ、シークカバーブにも似たジューシーなツクネ、コリコリの豚ナンコツ(ノドブエ)。備長炭で焼かれる焼き鳥、焼きトンも絶品でした。

 30年ぶりで会っても、お互いあっという間に昔のノリに戻れるのがいいところ。
 しばし世知辛い世情を忘れ、音楽メインの楽しいバカ話に花が咲きました。
 まさに「持つべきものは友」です。
 また行こう。

《このブログを書いているときのBGM》
MILES DAVIS『KIND OF BLUE』(1959)
 私の好きなマイルスは70年代のエレクトリック期(インド音楽も取り入れていますね)ですが、この作品も外せません。クールでカッコいいです。
http://www.youtube.com/watch?v=NzyV8kb2_2Y&feature=related
 コルトレーンもインド音楽に接近していましたね。ハード・バップ以降のジャズとインド、深い関係があります。

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2月某日

 友人たちとやっている「正しい舌の会」の集まり。今回はひさしぶりに幡ヶ谷の「チャイナハウス龍口酒家」へ伺いました。いつ行っても他では食べられない中国料理の数々に大満足ですが、今回はいかに。

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 豆苗の炒め物。こういう家庭的惣菜系メニューの驚きのおいしさ、いつも印象的です。

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 天然イノシシとアスパラのあんかけ炒め。脂身のうまみにのけぞりました。当然のようにくさみはなし。

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 髪菜(たいへん希少な中国内陸部に自生する藻菌植物。ネンジュモというようで、栄養価も高いようです)とフカヒレのスープ煮込み。食感と風味が絶妙で感激しました。スープの味の深さにも絶句。

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 水餃子とかではなく、点心がシューマイなのが、なぜかうれしい感じ。ジューシーで食べ応えもバツグン、ビールが進みました。

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 この日のメイン。スッポンの姿煮込み。この後、オーナーシェフ、石橋さんに取り分けていただきました。見た目とはまったく裏腹に、繊細な味わいに一同驚嘆。甲羅の端までコラーゲンたっぷりで、ヒラメの縁側のように食べられました。さらにこれまたスープの味わいが絶品でしたね。

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 蝦夷ジカのナッツ揚げ。肉がジューシーでメチャクチャ軟らか、そこにナッツ衣の香ばしさ。たまりません。四川山椒などの入った塩でいただくとこれまた絶品。なぜか私はイスラーム料理に通ずる魅力を感じました(たっぷりのナッツのためでしょうか)。

 他にもいろいろいただき、最後はいつも通り翡翠色の麺で締めました(その後、マンゴープリンもいただきましたが)。

 毎回、感動と満足に包まれる貴重なお店の1つ。また行きたくなりました。

《このブログを書いているときのBGM》
PINK FLOYD『MEDDLE』(1971)
 邦題『おせっかい』というのもカッコよかっですね。この頃のピンク・フロイドはどれも最高です。
http://www.youtube.com/watch?v=wTrNQCYh70Y
 かなり後期のライヴ(94年)。とにかく大仕掛けですね。
http://www.youtube.com/watch?v=PGwPSPIhohk&feature=related
 有名な「ポンペイ・ライヴ」の「エコーズ」。やっぱりこの頃がいいです。

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