カレー&スパイス伝道師ブログ 2

インド&スパイス料理家、渡辺玲のブログ。2019年9月4日、ヤフーブログから移行。

2010年07月

7月31日

 都内西荻窪のクッキングスタジオ「サザンスパイス」9月のスケジュールが確定しました。

 公式サイトの「スケジュール」等からご確認ください。
http://www.southern-spice.com/schedule.html

【9月のレッスンから】
・「スパイシーカフェ開業指南講座」で「パオバジ(ムンバイ名物のマッシュポテトのトマトカレー)」や「ベーガンバルタ(パンジャーブの焼きナスの粗挽きカレー)」といった「パンに合うカレー」を特集します。

・「バター・チキン」をチャパティで。「ダールカレー(インドベジタリアンの代表的挽き割り豆カレー)」をチャパティで。人気カレーとチャパティを一挙に学べます。

・「キチュリ(インドのおかゆ)」「チキンラッサム(南インド風骨つきチキンのトマトスープカレー)」「キーマサモサ(キーマカレーを入れたサモサ)」など、ちょっと珍しいメニューも目白押し。

 たくさんの皆さんのご参加、お待ちしています。

★お申し込み、お問い合わせは「サザンスパイス」公式サイトからどうぞ。

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 ムンバイで食べたパオバジ。

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インドのおかゆ、キチュリのセット。

《このブログを書いているときのBGM》
『ザ・ベスト・オブ・カルメン・マキ&オズ』(CD2枚組)
 暑い夏に熱い音。
http://www.youtube.com/watch?v=j7W_zLuoa48&feature=related

西荻窪にあるクッキングスタジオ「サザンスパイス」の8月スケジュール。
公式サイトから御覧になれます。


注目レッスンをピックアップしてご紹介しましょう。

・エビのビリヤニ
→珍しいですね、これは。シュリンプカレーの炊き込みご飯です。まずエビカレーをヨーグルトベースで作り、パラパラにゆで上げたバスマティ・ライスとミックスして蒸し上げます。手のかかるメニューですが、おいしさは保証付き。ぜひマスターしていただきたいアイテムです(3日ほか)。

・鶏肉団子のカレー
→これもあまり日本のインドレストランにありませんね。トマトベースの濃厚なソースで、スパイスやハーブ入りの鶏肉団子を煮込みます。超おすすめのおいしさです(14日ほか)。

・ビーフカレー
→禁断のメニューですね。ビギナー向けの「インドカレーベーシック」講座で取り上げます。ヨーグルトとミントで煮込みます。マトンカレーの応用として覚えてください(10日ほか)。

・モールサンバル(ヨーグルトベースの南インド式野菜と挽き割り豆のカレー)
→これまた珍しいですよ。南インドを代表する菜食カレー「サンバル」にヨーグルトが入ります。夏にピッタリの涼やかなベジタリアンカレーです(14日ほか)。

・時短カレー2種(チキンと野菜の炒めカレー、キーマカレー)
→「スパイシーカフェ開業指南講座」です。夏の暑い時期、加熱調理にウンザリするときがありますね。
そんなときのお助けアイテムを本格的な味わいで(18、29日)。

他にも「バターチキン」「ホウレンソウカレー」「エビカレー」「アヴィヤル」(南インド式ココナッツとヨーグルトの野菜カレー)など、ぜひマスターしていただきたいメニューのオンパレードです。

申し込み、問い合わせは「サザンスパイス」公式サイト、または私の個人サイト「誰も知らないインドカレー」からどうぞ。
「サザンスパイス」http://www.southern-spice.com/index.html
「誰も知らないインドカレー」http://www5e.biglobe.ne.jp/~masala/

お待ちしています!

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エビのビリヤニとライタ。

《このブログを書いているときのBGM》
チャンプルーDKI『FUNKY DANGDUT』(1991年)
 久保田麻琴さんプロデュースの名盤。タイトル通り、インドネシアのダンドゥットがファンキーに迫ってきます。「PLAY THAT FUNKY MUSIC」「RING MY BELL」のカバーも秀逸。インドネシア料理が食べたくなりますね。
http://www.youtube.com/watch?v=rwlkSy1Dn9M
 このアルバムには収録されていない作品。いいなあ、こういう世界。

昨秋から定期的に関西で開催している料理教室と食事会のお知らせです。

【第3回インド料理教室in大阪】

日時:8月8日10時集合 午後4時までに解散
場所:クレオ大阪西(JR西九条駅近く)
参加費:5000円
メニュー:
①チャナ・マサラ(北インド風ヒヨコ豆のスパイス煮込みカレー)
②アル・ベイガン・サブジ(北インド風ジャガイモとナスの香味炒め)
③チャパティ(全粒粉の無発酵素焼きパン)
④ガジャール・ハルワ(ニンジンのミルク煮スイーツ)
⑤トマト・サール(マハラシュトラ風トマトスープ)
今回は北インドのベジタリアンメニューです。

詳細や申し込み、問い合わせ
http://www.masajan.com/method.html


【第3回インド料理食事会(私も参加します)】
日時:8月8日18時~20時30分頃
場所:「カジャナ」(西中島)
http://khazana-osaka.com/
参加費:4000円+ドリンク
内容:たいへん珍しい西インド、グジャラート州の特別料理をお店にご用意していただけるようです。
楽しみですね。

詳細や申し込み、問い合わせ
http://www.masajan.com/party.html


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前回のディスプレイ。南インドのベジタリアン料理特集でした。

関西近辺の皆さん、ふるっておいでください。
お待ちしています!

《このブログを書いているときのBGM》
MAGIC SAM『MAGIC SAM LIVE!』
不世出のモダンブルースマンによる63、64、69年のライヴ集。最高です。
http://www.youtube.com/watch?v=7S5DGqCfk8o&feature=related


キンクス、昔から大好きです。レイ・ディヴィスの作曲能力とボーカル、弟デイヴのギター、どちらも最高ですね。

11月20日(土)~28日(日)

 私が引率する「南インド・スパイスツアー」のご案内第2弾です。前回のご案内はこちらをご覧ください。

 南インドをめぐる食の旅、前半はケララ州のコーチンを訪れます。

 ケララ州の料理は南インドの中でもユニーク。その特徴は
①スパイス使いや調理法がシンプルかつ個性的。南インドを代表する「タミル料理」とは異なる魅力にあふれている。
②ココナッツを多用し、日本人の舌にもよく合うメニューが多い。
③ヒンドゥー教徒、特にブラーミン階級(パンフレットに「バラモン様式の料理」とありますね)の繊細なベジタリアン料理、肉カレーやビリヤニ(カレーの炊き込みご飯)などの秀逸なモプラー・イスラーム料理、ビーフやポークのカレーや炒めものがおいしいシリア・クリスチャン料理(パンフの「植民地時代からある伝統料理」というのは、このこと)という三つのスタイルが食べられる。
④赤米のミールス(南インド特製バナナの葉の大皿定食)、粒の小さな米のビリヤニなど、ちょっと変わったお米のメニューがある。
⑤魚のバナナの葉包み蒸しやエビカレーなどシーフードがおいしい。
⑥プットゥ(米とココナッツの蒸しケーキ)、アッパム(ケララならではの変形ドーサ)、パローター(ナーンと同じく精白した小麦粉で作るクロワッサンの生地のような薄焼きパン)など、軽食類もおいしくてユニーク。
 などなど。思わず生唾を飲み込むおいしさに満ちたピースフルなエリアなのです。

 中でもコーチンはブラック・ペパーやカルダモンなど香辛料貿易の拠点としても世界に知られ、ヒンドゥー、イスラーム、クリスチャンの料理が一堂に会したケララ随一の食の都。アーユルヴェーダの施設も多く、医食同源の思想と実践にも満ちています。

 今回はそんなコーチンの魅力を満喫すべく、いろいろな名レストランや名ホテルで食事をするほか、ホテルやレストランのキッチンでシェフの腕前を目の当たりにしたり、現地家庭の台所にもお邪魔する予定。いずれも貴重な体験といえますね。

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ケララ、コーチンならではの食の名所や名物料理につきましては次回ご紹介します。お楽しみに!

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 コーチンの一流ホテル、カジノホテルのダイニングの「ビーフチリフライ」。ここに宿泊するかもしれません。

★「南インド・スパイスツアー」のお申し込み・お問い合わせは
インダスインターナショナル株式会社
TEL: 03-6402-4523 
担当:ミシュラ、湊  
E-mail: industyo@rcth.ftbb.net
 まで。私のサイトもご覧くださいね。

《このブログを書いているときのBGM》
スティーヴィ・レイ・ヴォーン『COULDN'T STAND THE WEATHER』(1984年)
 男気あふれるギターとボーカル、とりわけ異常に強いピッキングは無敵。この人の出現には驚かされました。
http://www.youtube.com/watch?v=1GSpbuFSr2o

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