カレー&スパイス伝道師ブログ 2

インド&スパイス料理家、渡辺玲のブログ。2019年9月4日、ヤフーブログから移行。

2009年12月

皆様

 いよいよ2009年も本日1日。

 私は昨日「サザンスパイス」の掃除をし、本日は自宅の片づけしています(本やCD、資料の整理がほとんどですが、年明けもやってそうですよ、この作業)。
 去年は南インドのチェンナイでしたので、日本の正月を少しは満喫しようかと考えているところでもあります。

 今年は3年越しの新刊『カレー大全 カレー伝道師の160話』(講談社)を遂に出させていただき、クッキングスタジオ「サザンスパイス」もスタート。ゴールとスタートが連動した年でした。

 来年はこれまでの活動の充実と新たなチャレンジが自己目標です。

 さらには「ハイブリッドカレー」が、マイブームになりそう。オーソドクスなスパイス使いの調理術と斬新な食材の融合にご期待ください。

 2010年もよろしくお願いいたします!
 よいお年をお迎えください。

イメージ 1
 おおみそかの夜のイドゥリ屋台。南インド、チェンナイにて。正月でも当然カレー、それがインドですね。

《このブログを書いているときのBGM》
ケイト・ブッシュ『嵐が丘』(1978年)
この人のデビューは衝撃的でした。
http://www.youtube.com/watch?v=Hv0azq9GF_g
某テレビ番組で使われていますが、すごく違和感あります。

クッキングスタジオ「サザンスパイス」来年2月の講習予定をアップしました。
コチラをご覧ください。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~masala/southern%20spice%20cooking%20class%20feb%2010.html


イメージ 1
 1月の目玉企画の一つ「手作りガラム・マサラ」。こんな感じです。

《このブログを書いているときのBGM》
シャクティwithジョン・マクラフリン『ライブ・シャクティ』(1976年)
あのマクラフリンがアップアップになっているという、インド人ミュージシャンたちの超絶ぶり。インド音楽の凄さが見事に伝わってくる1枚です。
http://www.youtube.com/watch?v=yrrBtAahALU&feature=fvw
「リメンバー・シャクティ」による演奏。タブラのザキール・フセイン、マンドリンのシュリニバスらの懐の深い演奏にため息が出ます。

12月某日

 ひさしぶりに西荻窪の誇るアジアン・エスニックの名店「ぷあん」でタイのココナッツ・カレーラーメン「カオソイ」をいただきました。

イメージ 1
 中太平打ち麺と揚げ麺の2種類が使われています。ココナッツ風味が濃厚でスパイシーなカレースープとの絡みもバツグンです。カレースープは南インドのチキンカレーに似ています。たっぷりの香菜もマルですね。

 個人的には、日本で食べるカオソイとしては最上位に位置しています。南インド料理ファンにもぜひ一度は召し上がっていただきたい、そんな一杯でもあります。

 いつも店内BGMにも耳が釘付けになるのですが、この日はポール・マッカートニー&ウイングスの「バンド・オン゛ザ・ラン」がかかっていました。それにしてもちょっと変だなと思っていると、実は70年代に活躍したペルーのロックバンド「WE ALL TOGETHER」のCDとのこと。こういう点でも脱帽です。

《このブログを書いているときのBGM》
加藤和彦作品集
ご自身の選曲によるベストCD。名曲ぞろいでシビレます。
http://www.youtube.com/watch?v=pK6L3QLyhYA&feature=related


おそらくロンドンでのライブ。ギターは名人アール・フッカーの借り物。アンプはおそらくマーシャル。でも、音楽は紛れもなくブギ・ブルース。さすが天才マジック・サムです。

12月某日

 学生時代の音楽サークル「早大ロッククライミング」の仲間たちと、新宿御苑前にある韓国系モツ焼き肉料理「赤ちょうちん」で忘年会をしました。

イメージ 1
 刺し身の盛り合わせ。レバー、センマイ、脾臓など。鮮度、食感、風味の深さとバラエティ、いずれもバツグンでノックアウトされました。

イメージ 2
 焼き物の盛り合わせ。これまた、いずれもジューシーで香ばしく、ウームと唸るおいしさ。

イメージ 3
 ハラミの刺し身。普通の店は焼きだけですが、ここのは鮮度もバツグンなので、刺し身のメニューもあり。わさび醤油がよく合い、意外とサッパリいただけました。

イメージ 4
 珍しい国産の生マッコルリ「虎」がいただけます。コクとキレがともによく、スルスルと入ります。チベットやネパールの地酒に似たノリ?

イメージ 5
 サービスの「トックスープ」。この店、テールスープが有名ですが、これもまた美味。深い味わいのスープとモチっとした韓国餅のトックのバランスが最高でした。

 音楽へのこだわりは相変わらず、今や各界の第一線でも活躍する友人たちとおいしい料理、格別な時間をすごせました。次回は新年会。また、美味なるものがいただけそうです。

《このブログを書いているときのBGM》
カーペンターズのベストCD
オリジナル楽曲はもちろん、バート・バカラック、ポール・ウィリアムズなど、他人の作品もいい曲を取り上げていますね。私はレオン・ラッセル作「スーパースター」(ストーリーのある歌詞は「デラニー&ボニー」のボニー・ブラムレット姐さん作らしいです)のメローでクールな感じが大好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=Jgs8zeKegs4
http://www.youtube.com/watch?v=3Mh3XeEFQug&feature=related
後年、何だかんだあったカレン・カーペンターですが(マイケル・ジャクソン的?)、歌のうまさと声のよさは、やはり天才的だと思いますよ。

↑このページのトップヘ