カレー&スパイス伝道師ブログ 2

インド&スパイス料理家、渡辺玲のブログ。2019年9月4日、ヤフーブログから移行。

2009年08月

8月31日(月)

 オープンに向けて着々と準備が進んでいるクッキングスタジオ「サザンスパイス」。まだまだ各日ともご参加可能な状況です。

★「サザンスパイス」の9月予定はこちらをご覧ください。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~masala/southern%20spice%20cooking%20class%20sep%2009.html

 そんな中、タイトルに似たお問い合わせをいただいておりますので、この場をお借りして、ご説明申し上げます。

①各講習参加費の徴収方法につきまして
 これまでの阿佐ヶ谷教室などすべて口座振り込みでしたが、よりお手軽においでいただけますよう、今回は試験的に当日ご持参といたします。

②参加日程の締め切り
 基本的に講習参加日の1週間前を締め切りとします。ただし、定員に達していない講座につきましては、開催前々日まで受け付けいたします。応募状況の詳細につきましてはお気軽にお問い合わせください。
 尚、8月30日の夜現在、9月11日(金)のディナーコースのみ定員に達しております。他の講座はまだまだご参加オーケーです。

③キャンセルにつきまして
 ②に準じ、当日は参加費全額、前日は50パーセント、前々日までは25パーセントの徴収をさせていただきます。私の指定する口座への振り込みをお願いいたします。また無断キャンセルの場合、次回以降、ご参加をお断りするケースもございます。ご了承ください。

 ともあれ、9月は「お試し月間」という感じで考えております。いろいろなトライアルをしてまいりますので、ご一緒に「サザンスパイス」を盛り上げていただければうれしいものです。

《このブログを書いているときのBGM》
 憂歌団のベストCD2枚組
「いやんなった」「おそうじオバチャン」「パチンコ」など、新旧の名曲がすべて網羅されたベストアルバム。大阪発の最高なブルースサウンドにシビレます。
http://www.youtube.com/watch?v=qefRDxRztYU

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8月某日

 私の住む都内杉並区から練馬区、さらには武蔵野市、三鷹市あたりには地元農科による「野菜の無人直売所」があり、これがなかなかの繁盛ぶりと品物のよさなんです。

 ナスやキュウリ、トマト、インゲンといったこの時期旬の野菜から、モロヘイヤやオクラ、さらにはインドでおなじみの夕顔、ヘビウリ、ハヤトウリなどまで、さまざまな野菜が売られています。日本の農業も捨てたものじゃないな、と感動する瞬間でもあります。

 そんなある日、キンジソウを売っているのを見つけました。

 水前寺菜ともいいますね。私のやや苦手な「ツルムラサキ」(仕事柄もあり、食品の好き嫌いのない私ですが、ツルムラサキは出された場合を除き、自分から積極的に食べたり、調理したりしません)に似ていますが、食べると断然こちらの方がおいしいと思います。

 さっそく、おひたしにしました。滋味に富んだワイルドな味わい、うまかったです。

 沖縄やインドでも売られています。炒めものやカレーにするのもいいですよ。

《このブログを書いているときのBGM》
パスカルズのファースト。
昔のバンドの知り合いとかがメンバーにいるな。
http://www.pascals.jp/

8月某日

 私も好きなパキスタン家庭料理の名店「ラヒ・パンジャービー・キッチン」の近くにできたネパール系インド料理店でランチしました。

 タンドゥール料理のついた一番値段の高いセットをオーダーしました(サラダやドリンク付き。ナーンやライスは食べ放題。1250円)。

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 数種類から選べるカレーの中から、挽き割り豆のカレーである「ダール」をチョイス(左のカレーです)。チャナ・ダール(ヒヨコ豆の挽き割り)を使い、生クリームを利かせた北インドのレストラン式レシピと思われます。
 右はタンドゥール料理の盛り合わせ。細長いのがマトン挽き肉の「シーク・カバーブ」。チキンのドラムスティックを使っているのが「タングリ・カバーブ(お店のお品書きよれば「タンドゥーリ・チキン」)」、そして骨なしチキンを生クリームなどでマリネした「マライ・ティッカ」。どれも美味でした。ビールがあれば最高でしたが、仕事の合間だったのでラッシーをいただきました。

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 食べ放題のナーン。1枚だけでお腹一杯でした。いわゆるパンジャービー式の細長くて、薄めのタイプです。味はよかったですよ。

 オーソドクスで生まじめな感じの北インド式レストラン料理のセットでした。おそらくメニュー全体のトーンも同様かと思われます。
 ディナーだったら、タンドゥール料理でビール、締めにカレーとナーンというのがいいでしょうね。

 ちなみに以前、ここには「刀削麺」のお店でした。

《このブログを書いているときのBGM》
シカゴ・ブルースで最高のハーモニカ・プレイヤーのひとり、リトル・ウォルターのチェスレコード録音のコンプリート・オムニバス。CD5枚組ですが、全編、黒々とした独自のグルーヴ感が最高。飽きませんよ。映画「キャデラック・レコード」を観た方もぜひ。
http://www.sonypictures.jp/movies/cadillacrecords/

8月27日(木)

 私の新刊『カレー大全 カレー伝道師の160話』(講談社 1900円)がアマゾンAmazonでも購入可能なようです。


 尚、一般書店の店頭には9月2日(水)頃、並びそうです。
 ぜひ、お手に取ってください。

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骨付きチキンを煮込んだ南インドのスープカレー「チキン・ラッサム」。こんなカレーのレシピも載っています。

《このブログを書いているときのBGM》
フォガット『FOOL FOR THE CITY』(1975年)
日本ではぜんぜん人気のなかったイギリス出身「ハード・ブギ・バンド」の名盤(5枚目のアルバム)。
元サボイ・ブラウン、元ブラック・キャット・ボーンズ(フリーのポール・コソフも在籍)のメンバーが作ったバンドで、独自のブルースくささも魅力的でした。LPではB面1曲目に収録されたロバート・ジョンソンの「テラプレイン・ブルース」のカバーは当時、中村とうようさんが大絶賛。今聴いても、なかなかいいです。
http://www.youtube.com/watch?v=zI_OVbvTgp8&feature=related
こちらはサード・アルバムに収録の超有名曲。ギターの故ロッド・プライスは、デュエイン・オールマンから影響を受けたスライドギターの名手でした。

8月某日

 7月に出演させていただいた日本テレビ系全国ネットの情報バラエティ番組「サプライズ」。
 私は「日本一のカレーをお薦め」する達人のひとりで、JR品川駅構内にある本格インド料理店「シターラ・ダイナー」の「スパイシー・チキンカレー」を推薦。結果は6人中2位だったわけですが、実のところ、お薦めした店は一つだけではありませんでした。

 あの番組では「カレーのおいしい店全国ベスト30」みたいな紹介のコーナーもありました。そこに出てきたお店は各達人の紹介店でもありました。

 私が推薦した中では、私の地元、西荻窪にあるネパール系インド人ファミリーの切り盛りするレストラン「シタル」のミックスシーフードカレーがオンエアされていました。
http://gourmet.yahoo.co.jp/0007813613/

 他に私が推薦した「カレーのおいしいお店」の一部ですが

・西荻窪の「ラヒ・パンジャービー・キッチン」→砂肝カレーが美味(もちろん、他のメニューもおいしいですよ)
http://rahi.jp/

・同じく西荻窪から「ぷあん」→名物の一つカオソーイはやはりはずせません(タイのココナッツ風味カレー・ラーメン。純然たるカレーではなかったですが…)。
http://r.tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13024603/

・荻窪のインド風カレー「すぱいす」→夏だとゴーヤーの入ったカレーあたり。
http://r.tabelog.com/tokyo/A1319/A131906/13004379/

・「東京以外でのお薦めを」に対して
神戸のショナルパ→ベンガルカレーはもちろんですが、トマトスープも絶品。
http://www.kcc.zaq.ne.jp/sonarupa/top.html

同じく神戸のマドラス・キッチン→都内レベルより上の南インド料理が食べられます。
http://madraskitchen.net/index.html

 他にもありましたが、まあこんなところで。他の達人たちとは異なっていたとは思います。皆さんも、だまされたと思いつつ、食べ歩いてみてはいかがでしょう。

《このブログを書いているときのBGM》
ジョニー・ウィンター『俺は天才ギタリスト』(1974年)
原題は『ジョン・ドーソン・ウィンター3世』という、奥ゆかしいものだったんですけどね。一挙に押しの強い作品になりました。タイトルは大事ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=N0gU6OxIf-0&feature=related

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