カレー&スパイス伝道師ブログ 2

インド&スパイス料理家、渡辺玲のブログ。2019年9月4日、ヤフーブログから移行。

2009年04月

2月某日

 私が知る東京のネパール料理店の中でダントツに素晴らしい味を出す店のひとつ、小岩「サンサール」の支店が新宿のはずれにできて久しい。

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 いきなりピンボケで情けない。ダイコンのアチャール。

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 大豆とピーナッツの香味炒め。酒の肴にバツグン。

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 レバーと砂肝の香味炒め。これまたうまい!

 珍しく、しかもおいしい料理のオンパレードなのは、以前と変わらず。さて、次は何を頼もうか。

《このブログを書いているときのBGM》
ウィッシュボーン・アッシュ『永遠の不安』(1974年)

まさにスーパー・ロック・ギタリストでしたね、彼は!


ご冥福をお祈りします。

2月某日

 トリッパにもガッツイた後で、シマチョウやハラミの塩焼きやタレ焼きをお店のテラスで楽しんだ(写真を撮る間もなく、ガンガン焼きまくりの食いまくりだった)。

 再び席についてピビンパ。
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 意外とあっさりとした味わいがよかった。

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 スープ。ダシが抜群に濃く、素晴らしい充実ぶり。この中にメシか麺、入れたかったな。

 いやはや、食べた食べた。でも、体が重くならず、いい感じ。さすがヘルシーな懐石スタイル!

《このブログを書いているときのBGM》
グラント・グリーン『ライヴ・アット・ライトハウス』(1972年)。コテコテなソウル・ジャズの名ギタリストによる名盤。

2月某日

「李朝懐石」を標榜する西麻布の韓国料理店「草思庵」での会食の続き。

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 豚足の漢方煮込み。
 私の最も好きな素材の一つが豚足だ。ところが、残念ながらインド料理に豚足のメニューはない(ヤギやヒツジ、牛のスネやヒヅメの煮込みはインドでさんざん食べてきたが、豚足カレーは未体験である)。
 それを漢方=薬膳仕立てで煮込んでいただいたとあっては、ありがたく頂戴するしかない。
 プルプルのコラーゲンたっぷりな豚足はトロケる軟らかさだが、うまみがきっちり残っており、噛み締めたときの香りが抜群。見た目よりあっさりしているのもいい。

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チヂミ。サクサクとした軽い歯触り、しかもたっぷりの野菜仕立てというのが何ともうれしい。酢醤油風のタレなしでも十分イケる。これもまたポイントが高い。

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 ハチノスのボイル。いわゆるトリッパに使うのと同じ部位だ。あっさりして、しかもリッチな味わいに箸が止まらなくなる。シンプルながら、極めて完成度の高い逸品といえよう。

《このブログを書いているときのBGM》
ベルベット・アンダーグラウンド&ニコの同名アルバム。
1曲目の「サンデイ・モーニング」から、独自の世界に引きずり込まれる(80年代の「ストロベリー・スウィッチブレイド」のカバーもよかった)。
http://www.youtube.com/watch?v=0cWzxJvgWc8

そういえば85年だったか、ニコの来日公演を今はなき「渋谷ライヴ・イン」で見た。
インドの楽器であるハーモニウムを弾きながらドアーズの「ジ・エンド」を唄う姿は強烈だった。
彼女も亡くなってしまったのだなあ…。
 

2月某日

 韓国と韓国料理に関するプロの方のコーディネートで、西麻布の「草思庵」にて約10名でヘルシーな韓国料理の会食。

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 センマイ刺し。センマイは牛の第3胃。あっさりしていて、香りと歯ごたえも抜群。次の展開について、大いに期待が高まる味わいだ。

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 キムチの盛り合わせ。おしゃれなプレゼンテーションだ。味もバッチリ。

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 参加者全員が唸ったミノ刺し。ミノは牛の第1胃だ。おいしいミノ刺しは世の中に少ないが、これはそうした希少な好例。歯ごたえとうまみ、ともに抜群で、息を飲む味わい。ビジュアルも美しい。

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 定番のレバ刺し。エッジの立ったスライスの切り口からも、その鮮度がよくわかるというもの。口に入れればトロリとして、レバ刺し好きにはたまらない味わいと食感を楽しめた。

 大久保方面の韓国料理はもちろん好きだが、こういう懐石スタイルも捨てがたい。
 まだまだこれからいろいろなものを食べさせていただけるのだが、大いに期待できる宴の始まりとなった。

《このブログを書いているときのBGM》
ジェイムズ・チャンス『サックス・エデュケーション』(2004年)。『ノー・ニュー・ヨーク』でもおなじみのサックス・プレーヤーの自選オムニバス。ファンキーでアバンギャルドなブッ飛び方が心地よい。
http://www.youtube.com/watch?v=8DJ03Pcns40&feature=related
ノー・ニュー・ヨークの頃のクリップ。カメラ・ワークもナイス。バンド時代、影響受けたな、この音とそのたたずまい。

http://www.youtube.com/watch?v=BVF4hmN_ZI4
これは2007年のライヴ。まだまだ暴れている。 

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