カレー&スパイス伝道師ブログ 2

インド&スパイス料理家、渡辺玲のブログ。2019年9月4日、ヤフーブログから移行。

2008年12月

12月27日(土)

 明日から一週間ほど南インドに行ってきます。
 おそらくブログは更新しません。
 皆さん、今年もお世話になりました。
 来年もよろしくお願い申し上げます。

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 年越しソバ代わりに、汁なし坦々麺。

《このブログを書いているときのBGM》
スーパーフライのデビュー盤。今年、数少ない邦楽での収穫。

12月某日

 さらに忘年会メニューの続き。

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 生クリーム仕立ての野菜団子のカレー、マライ・コーフター。ピスタチオをあしらったポテトボールを生クリームの利いたマイルドなグレービーで煮込んだカレー。手の込んだ一品である。

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 目下、都内のインドレストランでやたら人気のあるチーズ・ナーン。この店のは比較的あっさりしていて食べやすい。

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 タンドゥーリ・ローティ。ナーンは精白した小麦粉を使用するが、タンドゥーリ・ローティは全粒粉が基本。コーフターやダールとの相性がバツグン。

 写真を忘れたが、この店の名物ともいえるタンドゥールの中で蒸し焼きしたビリヤニ(インド式カレーの炊き込みご飯)もいただいた。

 後でチェックしたら全部で14品の料理をいただいていた。これはスゴいことだ。

 ともあれ、インドとネパールの満漢全席といった趣で大満足の大満腹状態。
 お店の皆さん、幹事さん、参加者の皆さん、どうもありがとうございました。

《このブログを書いているときのBGM》
クレイジー・ケン・バンド『ゼロ』。やっぱりいいな、この人たちは。なごみます。
 

12月25日

 新年特大号で牛の表紙。

 私が出ているのは「今週のベスト10」という連載コーナー。
 今回は「買い置きしたいおいしいレトルトカレー」のベスト10(「お節もいけど、カレーもね」のククレカレー的企画?)。
 その選者兼コメンテーターというワケである。


 ベスト10に私の選んだのがいくつ入っていたかは秘密!

 そんな私がいうのも何だが、私の予想しなかったアイテムがけっこう選ばれていて意外だった。
 人の好み、人間の舌にはいろいろあるということだ。 

《このブログを書いているときのBGM》
村八分『ライブ+1』。最近、こればかり聴いている気がする。いいのだろうか? 

12月某日

 前回の続き。

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 マトンのジャーキー風干し肉の炒めもの、スクティ。通常のインド料理にはないメニューだ。上にのったタマネギがキュート。

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 砂肝の香味炒め、ポタ。これまた長ネギが非日本的なノリを助長している。

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 大根を発酵させて乾かして具にしたカレー、グンドュルック。こういうのも通常インドにはない。

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 挽き割り豆のカレーであるダール。おそらく豆はムング・ダールとチャナ・ダール。表面の黒い粒々はクミン・シード。サラサラとしたスープ状なのだが、コクもタップリ。思わず白いご飯を頼んで、上のグンドュルックも含め、ご飯にかけて食べてしまった。

 このあたりまで食べ進める頃には、参加者全員が、インド料理とは明らかに異なるネパール料理のアーシーな魅力に完全にノックアウト。

 まだ続く。

《このブログを書いているときのBGM》
システム7『パワー・オブ・セブン』(1995年)。元ゴングで、実はインド大好きなスティーヴ・ヒレッジのサイケ、テクノ、トランス&アンビエントなユニットの作品。ミック・テイラー脱退後、ストーンズに入るという噂もあった。ちなみに、ロン・ウッドとは比べものにならないくらいギターはうまい。

12月某日

 私の料理教室の生徒さんたちをメインとしたメンバーで、神保町(小川町、御茶ノ水)のインド・ネパール料理の名店「シャヒ・ダワット」にて忘年会。

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 ネパール式野菜のスパイス和えであるアチャール。インドにも同名のメニューがあるが中味はまるで別もの。本日はジャガイモ、ゴーヤーなどが入っていた。味つけにはゴマ、山椒、麻の実などが使われている。

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 チベット料理系のネパール料理として有名なモモ。ショウロンポウに似ている。こちらはベジタリアン用。横に見えるのはソース代わりのトマトのチャトニ。

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 こちらはマトンの入ったノンベジタリアン用のモモ。ニンニクなどの入ったトマトのチャトニも美味。

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 この日、特に人気の高かったメニューの一つ、サモサ・チャット。ポテトとグリンピースの香味炒めを入れたインド式揚げギョウザである「サモサ」にヒヨコ豆のカレーやヨーグルトをかけたスナック。インドではコルカタやデリー、ムンバイなどのストリートフードとして名高い。

 バラエティに富んだ料理の数々はまだ続く。やはりネパール料理には、インド料理とは異なる親しみやすさがあって好きだ。

《このブログを書いているときのBGM》
ジャクソン・ブラウン『プリテンダー』(1976年)。つい最近来日した、永遠の青春系ウェストコースト・ロックの大御所の名盤。デビッド・リンドレーやローウェル・ジョージのギターも素晴らしい。

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