8月某日
中目黒の駅から徒歩10分という微妙な場所に位置する、南インドレストランに行ってみた。
シリ・バラジはSHRI BALAJI(シュリ・バラジー)であり、ヒンドゥーの神様の名前であるとともに、チェンナイのTナガル、ポンディ・バザールにある私の大好きな菜食南インド料理店「シュリ・バラジー・バーバン」を髣髴とさせる(dancyuの2006年のカレー特集号で私がご紹介した)。
こちらの「シリ・バラジ」はノンベジタリアンだし、ナーンやタンドゥーリ・チキンといったオーソドクスなインド料理もメニューにある。しかし、せっかくだから、ここにきたら南インド料理にこだわりたい。

サービスで出されたヒヨコ豆の香味炒め。いわゆるチャナ・マサラではなく、南インドの「スンダル」に極めて近い作り方だ。
スンダルは、私が24日のイベントでお出しした。
スンダルを食べつつオーダーしたのは、中味の入っていないプレーンなドーサ(米と豆をすりつぶした生地で作る南インドのクレープ風軽食)。
で、登場したのがこの勇姿。

いやいや、これらはいい。いわゆる「ギー・ロースト」や「バター・ロースト」と呼ばれるカリッとしたドーサのときなどに用いられる三角錐のドーサのプレゼンテーションだ。これは本場っぽい。
本場ぽいといえば、ドーサに付いてくるのが3種類のチャトニとサンバル(南インドを代表する菜食カレー。これも24日のイベントでは、私も出した)。

ココナッツのチャトニ。

ミントや香菜のグリーン・チャトニ。

トマトや赤唐辛子のチャトニ。

サンバル。何と具材にインドの伝統野菜「ドラムスティック」が入っていた。これまたポイントが高い。
もちろん、本場式なステンレスの器もいい。
これだけ、充実した内容のドーサを出す店は東京にも少ない。
ほかのメニューも期待できそうだ。
これだけ、充実した内容のドーサを出す店は東京にも少ない。
ほかのメニューも期待できそうだ。
《このブログを書いているときのBGM》
MC5『KICK OUT THE JAMS』。イギー・ポップの『RAW POWER』などと並びオール・タイム・ベストなロック・アルバム。とにかく圧倒的なパワーとエナジー、そしてクリエーティビティにシビレまくる。
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