12月某日
以前買っておいて戸棚にしまってあったインドの「KINCHEN OF INDIA」ブランドのレトルトカレーを温めて食べてみた。
パッケージはこんな感じ。

もともとインドでシェラトン系の五つ星ホテル・チェーンをやっているところの製品だから、信頼度は高い。
1パックで98ルピー(約300円)というのは、ローカルな場所ならベジタリアン定食が20ルピーぐらいで食べられることを考えれば、かなりの高級品ということになる。

もともとインドでシェラトン系の五つ星ホテル・チェーンをやっているところの製品だから、信頼度は高い。
1パックで98ルピー(約300円)というのは、ローカルな場所ならベジタリアン定食が20ルピーぐらいで食べられることを考えれば、かなりの高級品ということになる。
肝心の中味だが、ムルグ・メティというカレー。ムルグはチキン(渋谷「ムルギー」も元はムルグからだろう)、メティというのはフェヌグリークというスパイスから発芽させたアルファルファを小さくしたような若葉の生ハーブのこと(乾燥させたものがカスリ・メティ。日本でも買えるハーブだ)。
つまりはメティ風味のチキンカレーということだ。
つまりはメティ風味のチキンカレーということだ。
本来生のメティ・リーフを使うのだが、これは日本で手に入らない。だから日本では食べられない(まれに「メティ・ムルグ」あるいは「ムルグ・メティ」というカレーを出すインドレストランが日本にあるが、乾燥したカスリ・メティ、あるいはひどいところでは乾燥のカスリ・メティを少量、後はホウレンソウをたくさん刻んで入れるところもある)。
日本で食べられないカレーをレトルトで食べられるのはありがたい。それでインドに行くとき買ってくるのだが。

これが中味。骨無しのチキンがゴロゴロ。メティ・リーフのほか、刻んだ香菜も入っている。グレービー(カレー・ソース)は、トマト、ヨーグルト、カシューナッツのペーストなどでできているらしい。
レトルトは加熱がキツいので、どうしてもオイルが多めに出て、またそのオイルに素材の色がよく移る。今回はメティや香菜の色なのか、濃い色の油が出て少々気になる。食べる前にスプーンですくいとるのがいいだろう。
味わいは予想以上にまとも。ヘタな日本のインドレストランより完全に上だ。レトルトのわりに食感もしっかりしている。香りが少ないのが難点か。
たまにはこういうのもいいだろう。
おそらくこのシリーズは日本に入っていないと思うが、南インドのMTRというメーカーのレトルトカレーは都内のアジア食品店で手に入る。これもまたおいしい。
おそらくこのシリーズは日本に入っていないと思うが、南インドのMTRというメーカーのレトルトカレーは都内のアジア食品店で手に入る。これもまたおいしい。