1月某日

 インドカレーで日本人が最も親しみやすいものの一つが、いうまでもなく「チキンカレー」だ。

 チキンカレーといっても、インド中にいろいろなスタイルでさまざまな味わいのモノがある。

 そんな中でも、レシピがなかなかユニークで印象的、しかも自作するにも案外かんたんでおいしく、おすすめなのが南インド・ケララ州のカレー「マッパス(マパス)MAPPAS」だ。

 古くから「シリア・クリスチャン」と呼ばれるコミュニティに伝わるカレーで、チキンのほか、フィッシュ、野菜、さらにはヒンドゥーやイスラームと異なり、ビーフやポークのマッパスもある。

 ユニークなのはトマトやヨーグルトを使わないこと。そして、代わりにたっぷりのココナッツ・ミルクと、なぜか大量のコリアンダー・パウダーを使用することだ。

 私のレシピでは、チキンのマッパスの場合、コリアンダー・パウダーは大さじ2(小さじ6)入れる。通常のチキンカレーではたいてい小さじ2程度なので3倍多いことになる。

 コリアンダーが多いと、ふつうは重くてやや鈍い味になるが、このカレーは意外に軽やか。それはほかの食材の組み合わせ、さらにはココナッツ・ミルクのおかげかもしれない。

 トマトとヨーグルトが入らないのもユニークだ。インド料理のおいしさを形づくる最大のポイントの1つでもある酸味の要素がないのだから。しかし、食べるとおいしいので納得となる。

 ぜひ、機会があったら本場ケララでマッパスにトライしていただきたい。日本ではなかなか出会えない美味だ。

★クッキングスタジオ「サザンスパイス」では2月8と18日に「チキンのマッパス」のレッスンあり。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~masala/southern%20spice%20cooking%20class%20feb%202014.html
申込みは「サザンスパイス」のサイトからどうぞ。
http://www.southern-spice.com/index.html

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 サザンスパイスの「チキン・マッパス」の一例。

《このブログを書いているときのBGM》
THE BEATLES『REVOLER』(1966)
 サイケ時代突入の名盤。
http://www.youtube.com/watch?v=MF90rX43VpE
 インド&サイケ。さすがジョージ。

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