11月某日
 
 東京西荻窪にあるクッキングスタジオ「サザンスパイス」の11月料理教室のスケジュールは、このような感じ。

 昨今の「スパイスカレー」ブームの影響か、最近、新型コロナにも負けず、新規の生徒さんが増えてきた。ありがたいことだ。
 そこで、今月から「インドカレーベーシック ビギナー向けメニュー」というレッスンを月に2コマ程度、設けることにした(16日、24日がケララのエビ・カレーほか、29日にタミルのチキン・カレーほか)。

 これまでも、スパイスの使用数を減らしたり、「チキンカレーで6カ月」というようにメニューごとに分類してビギナー向けのレッスンを時に応じて実施している。が、今回はさらにレシピをかみ砕いてていねいに教える予定。ビギナーでなくても役に立つはずなので、気楽にどしどし参加していただきたい。

 最近、毎月必ず実施している「ビリヤニ講座」。これだけに的を絞って参加する方もいて、ビリヤニという料理の魅力に改めて敬意を表したくなる。
 今月はハイデラバードなどアーンドラ地方で「タハリ」と呼ばれるプラオ的炊き込みビリヤニ(14日)、そして一粒で3度以上おいしい「エッグ・ビリヤニ」の登場だ(21日)。


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 ハイデラバードのチキン・タハリをサザンスパイスで再現(2016年撮影)。ライスがマーブル模様のような多色ではないところが、いかにも炊き込み式な証明だ。


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 卵とご飯、双方にうまみの浸みたエッグ・ビリヤニ。フライド・オニオンが確認できるのもポイントだ。今月のは、さらにゆで卵にスパイシーな味つけを施すなど、本場でもあまり見かけない豪奢なもの。ビリヤニマニアでなくともマストといえるだろう。

 ほかにも個人的おすすめメニューとして、最近は南インドの「ワダ」などに押されてやや影が薄い気もするが、それでもやはりインド亜大陸揚げスナックの王様と呼びたい「サモサ」(22日)、ホウレンソウ入りチキンだが、なぜか日本であまり見ない仕様の「パラク・チキン」(5日ほか)、絶対に予想を上回る美味の「キーマ・ダール」(20日ほか)、前回大好評で
再登場の「ナハリ」(15日)など。南インド、ベジタリアンの「バミセリ・ウプマ」もおすすめだ。

 来月は年末、私の料理教室でもハレの日メニューが増えるだろう。しかし、インド亜大陸料理の基本は家庭にあり。そこはいつでもブレずにいたい。

《このブログを書いているときのBGM》 
サディスティックミカバンド『黒船』(1974年)
 先月命日だった加藤和彦さんに敬意を表して。いつの時代も尖がっていたが、やはりオリジナルのミカバンドは頭抜けていたと思う。

https://www.youtube.com/watch?v=hd5ztTz1564

 75年、BBCの人気番組でのライブ。この時代イギリスで認められるというのは、今とは訳が違う。


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