都内渋谷区幡ヶ谷にあるナチュラルワインと世界の家庭料理のおいしい店「ジッカjicca」で定期開催している試食プレートつきトーク・ライブ「ひとつのスパイスから料理が広がる スパイスセッション」の今年第一弾が、無事開催完了した。
これまで16回開講し、「クミン」「ターメリック」といったスパイス1つ1つのクローズアップ、「ホームパーティ」「アウトドア」など、シチュエーショごとのスパイス料理ご紹介などやってきたが、今回から計6回にわたり、「チキン・カレー」をテーマに、本場のインド料理におけるさざまなスタイルのチキン・カレーを紹介していくことにした。
今回は、その第一回として、「スパイス3種類だけで手軽にできるチキン・カレー」を取り上げた。
いつも以上に詳細なレシピを用意(ただでさえ、やたら文字が多いレシピとして一部料理業界関係者の間等で知られている私だが、この日はA42枚の用紙にびっしり「チキン・カレー」1つ、あと2枚に4品の試食メニューのレシピをセット)。4人分の材料によるチキン・カレーの調理実演を参加者の皆さんの目前で実施した。
さて、今回のポイントは、すべてのアイテムを通じ「スパイス3種類のみ使用」という点だ。
今までも、女性誌や新聞からのリクエストとして、「少ない種類のスパイスで本格カレーをつくる」企画は何度かやっている。例えば、ターメリック、カイエン・ペパーという2種類のパウダー・スパイスだけでチキン・マサーラーからカレーうどん用和風カレーまで、あるいはそれらにクミン・シードを足した3種類のスパイスで日本の四季を感じさせるインドカレーをつくるなど、など。
いろいろなことを考慮したが、結局、今回使う3つのスパイスはターメリック、カイエン・ペパー(赤唐辛子粉末)、コリアンダーの各パウダー・スパイスに決めた。
その結果、メインのチキン・カレーのほか
①レストランタイプのマイルドなチキン・カレー
メインのチキン・カレーは家庭料理のスタイル。これを少しアレンジするだけで、レストランで供されるゴージャスな味わいに早変わり。
②キャベツとインゲンのサブジ
サブジは北インド式野菜のスパイス炒め蒸し。通常はクミン・シード、ターメリック、カイエン・ペパーの3種類のスパイスを軸にして調味していくのだが、今夜はターメリックとカイエン・ペパーだけで仕上げた。
③スパイシーなフィッシュ・フライ
白身魚にスパイス、塩、ジンジャー・ガーリック・ペーストなどを絡ませ、フライパンで香ばしく焼いた副菜。
④インディアン・コールスロー
私主宰の「インドツアー」で乗ったインド国内線の機内食で供されたコールスローが激辛で激ウマ。さっそく帰国後、再現したら大成功だった。辛さのもとは大量の青唐辛子。
⑤ターメリック・プラオ
シンプルにターメリックの香りと色づけの効果を生かした炊き込みご飯。
といったアイテムも試食メニューに盛り込むことにした。
一番上から時計回りに、今回テーマのチキン・カレー、レストラン仕様のマイルド・チキン・カレー、キャベツとインゲンのサブジ、グリーン・チリの効いコールスロー。真ん中にターメリック・プラオ。いつもながら、試食の域を超えたボリュームも好評だ。
2回のセッションでトークの内容を少しずつ変えた。どちらも、日本の料理本や雑誌には出ていない貴重な情報満載。おいでいただいた方皆さんとも、満足なさったようにお見受けした。
「チキン・カレー」をテーマにした第2回スパイス・セッションは4月に開催予定。
メインにしてご紹介するチキン・カレーは「ムガルスタイルの北インド式チキン・カレー」。
日本ではあまり見かけない、しかしながら、インドそして世界的にはたいへんメジャーなスタイルのカレーで、私も個人的には北インド料理としてはイチオシ(デリーの世界的名店「カリム・ホテル」もこのスタイルだ)。
今度はスパイスの種類を増やし、《ホール・スパイス》と《パウダー・スパイス》を使い分ける。揚げタマネギとヨーグルトが味わいのベースなので、この点もキッチリ、ポイントを伝授する。
もちろん、このブログでも告知するのでご期待いただきたい。
《このブログを書いているときのBGM》
これまで16回開講し、「クミン」「ターメリック」といったスパイス1つ1つのクローズアップ、「ホームパーティ」「アウトドア」など、シチュエーショごとのスパイス料理ご紹介などやってきたが、今回から計6回にわたり、「チキン・カレー」をテーマに、本場のインド料理におけるさざまなスタイルのチキン・カレーを紹介していくことにした。
今回は、その第一回として、「スパイス3種類だけで手軽にできるチキン・カレー」を取り上げた。
いつも以上に詳細なレシピを用意(ただでさえ、やたら文字が多いレシピとして一部料理業界関係者の間等で知られている私だが、この日はA42枚の用紙にびっしり「チキン・カレー」1つ、あと2枚に4品の試食メニューのレシピをセット)。4人分の材料によるチキン・カレーの調理実演を参加者の皆さんの目前で実施した。
さて、今回のポイントは、すべてのアイテムを通じ「スパイス3種類のみ使用」という点だ。
今までも、女性誌や新聞からのリクエストとして、「少ない種類のスパイスで本格カレーをつくる」企画は何度かやっている。例えば、ターメリック、カイエン・ペパーという2種類のパウダー・スパイスだけでチキン・マサーラーからカレーうどん用和風カレーまで、あるいはそれらにクミン・シードを足した3種類のスパイスで日本の四季を感じさせるインドカレーをつくるなど、など。
いろいろなことを考慮したが、結局、今回使う3つのスパイスはターメリック、カイエン・ペパー(赤唐辛子粉末)、コリアンダーの各パウダー・スパイスに決めた。
その結果、メインのチキン・カレーのほか
①レストランタイプのマイルドなチキン・カレー
メインのチキン・カレーは家庭料理のスタイル。これを少しアレンジするだけで、レストランで供されるゴージャスな味わいに早変わり。
②キャベツとインゲンのサブジ
サブジは北インド式野菜のスパイス炒め蒸し。通常はクミン・シード、ターメリック、カイエン・ペパーの3種類のスパイスを軸にして調味していくのだが、今夜はターメリックとカイエン・ペパーだけで仕上げた。
③スパイシーなフィッシュ・フライ
白身魚にスパイス、塩、ジンジャー・ガーリック・ペーストなどを絡ませ、フライパンで香ばしく焼いた副菜。
④インディアン・コールスロー
私主宰の「インドツアー」で乗ったインド国内線の機内食で供されたコールスローが激辛で激ウマ。さっそく帰国後、再現したら大成功だった。辛さのもとは大量の青唐辛子。
⑤ターメリック・プラオ
シンプルにターメリックの香りと色づけの効果を生かした炊き込みご飯。
といったアイテムも試食メニューに盛り込むことにした。
一番上から時計回りに、今回テーマのチキン・カレー、レストラン仕様のマイルド・チキン・カレー、キャベツとインゲンのサブジ、グリーン・チリの効いコールスロー。真ん中にターメリック・プラオ。いつもながら、試食の域を超えたボリュームも好評だ。
2回のセッションでトークの内容を少しずつ変えた。どちらも、日本の料理本や雑誌には出ていない貴重な情報満載。おいでいただいた方皆さんとも、満足なさったようにお見受けした。
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FREE『HEARTBREAKER』(1972年)
実質的なフリーのラストアルバム。ポール・コソフの泣きのギターはここでも健在。
https://www.youtube.com/watch?v=YhRIHe0-4Gk
★「サザンスパイス」新公式サイトは
★個人サイト から「サザンスパイス」レッスンスケジュールや参加申込み可能!
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