カレー&スパイス伝道師ブログ 2

インド&スパイス料理家、渡辺玲のブログ。2019年9月4日、ヤフーブログから移行。

2015年01月

12月30日

 午後3時すぎからバインセオ、ベトナム人のつくるカンボジア風汁麺など堪能してから、しばしソクチャンの街を散策。

 ベトナム人のほか、中国系、さらにはクメール人も多く、いろいろな食文化が交じり合う街だそうで、なるほど屋台なども盛りだくさんなレパートリーのところが多いようだ。

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 炒めた南部風発酵米麺「ブン・サオ」。割りばしの位置が悪く、へんてこな写真になってしまった。
 上に乗る、カバーブのような焼きものもバツグンでウマかった。

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 屋台で食べた「チキンカレー」の定食。ここでは発酵米麺のブンがついている。
 チキンカレーには何とカレー・リーフ入り。ラー油のような赤い油が浮き、片栗粉的なトロミがあり、中国カレーにも似ていた。骨つきチキンのほか、豚の血の煮こごりなども具に。

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 チキンカレーをご飯にのせてみた。カレー自体、ココナッツ・ミルクが利いてサツマイモの入るベトナムぽいカレーとは異なる。

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 これは「ボーコー」、ベトナム式ビーフシチューである。

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 日本でも人気の「バインミー」も、本場ではパン、中味ともに異なる。

 とりあえずカレータウンの初日としては上出来。明日もガンバロウ。

《このブログを書いているときのBGM》
BAD COMPANY『STRAIGHT SHOOTER』(1975)
 セカンド。出来はファーストよりイイかも。
https://www.youtube.com/watch?v=iNQc3te1NUE
 全曲どうぞ。

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http://yummysdish.exblog.jp/

1月某日

「カレー検定」なるものに合格すると「カレー伝道師」として認定される、ということをやっている一般社団法人がある。

「カレー伝道師」という語は、97年に初めての著作『誰も知らないインド料理』(絶版)を出した頃から使っている自分自身のためのキャッチコピーだが、この認定とは一切関係ない。

 今までも、浅薄な意味で「カレー伝道師」という語を使われるケースがあり、現在、私は正確には「カレー&スパイス伝道師」の渡辺玲と名乗るようにしている。このブログもそうだ。

 それにしても、狭い業界である。ときどき、今回の「カレー伝道師」との関係を聞かれることもある。答える筋合いではないが、存じ上げませんとしか、いいようがない。

 率直な感想として、「カレー伝道師」という語を使うなら、新事業の案内や紹介も含め、連絡ぐらいあってもよさそうなものだが、当然のようにそんなことはない。

 とるに足らないちっぽけな存在と思われているからだろうが、まったく面識のない仲でもないわけで、いかがなものかという気分でもある。

 いずれにせよ、少しばかり暖かいハートと思慮深さ、創造性があれば、私がすでに使用し、手あかのついた「カレー伝道師」などという呼称は安易に使わないと思うのだが…。

 私の周囲では「カレー業界にあって、最もカレー愛が希薄」とささやかれる人と組織が運営しているから、まあ、しょうがないか。

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《このブログを書いているときのBGM》
AUTHER CONLEY『MORE SWEET SOUL』(1969)
 オーティス・レディングに見出されたが、オーティスがプロデュースしたファーストに比べ、このセカンドの評価は低い。DUANE ALLMANのギターも冴える名盤だと思うのだが。
https://www.youtube.com/watch?v=NBV8FyOseOQ
https://www.youtube.com/watch?v=snVKk8LS78Q
 どちらもDUANEの切れ味鋭いギターもイイ。

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12月30日

 日本は仕事納めも済み、温かい部屋の中、のんびり年越ししようという方が多いだろう。

 私たちがホーチミンからバスに揺られてやってきたのは、ベトナム最南部のいわゆる「メコンデルタ」と呼ばれるエリアにあるソクチャンという街。

 このあたりは隣国カンボジアを形成するクメール人も多く、インドのヒンドゥー教の影響も受けたクメール料理の伝統がベトナムの食文化と融合している。

 さらに、ベトナムのフランス統治時代(1887~1954年)、フランス人のビジネスパートナーとしてやってきたインド人商人がソクチャンでベトナム人妻と結婚したことにより、インドカレーの調理術が根を下ろした。

 そこで現在、ソクチャンはベトナムでもほぼ唯一、朝からインド流のカレーライスを食べられる街として、知られている(例えば『ベトナムめしの旅』伊藤忍、福井隆也共著 情報センター出版局に、このあたりのことがくわしく書かれている)。

 ということもあり、今回の「ベトナム料理研修旅行」、私にとって最大最高な目的地の1つがここソクチャンなのだ。

 ホーチミンからのバスがソクチャンのターミナルに着いたのが午後2時。ホテルにチェックインし、少しばかり休息してから街の散策に乗り出したのは午後3時すぎ。
 朝、ホーチミンで汁麺を食べただけなので遅いランチを満喫したいのだが、午後3~5時はおやつの時間、なかなかおいしそうなアイテムにぶち当たらない。

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 それでもバインセオの屋台を見つけたので、すかさずオーダー。
 外はパリパリ、中味もエビなどの具が充実して、うまかった。

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 不思議な写真だが、ソクチャン名物である「ブン・ヌック・レオ(カンボジア風汁麺)」のつくり方をチェックするタイ料理研究家、長澤恵。

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 上の屋台でいただいた「ブン・ヌック・レオ(カンボジア風汁麺)」。食材や調味の仕方でベトナム式とクメール式の2系統に分かれる。スープが澄んだこちらはベトナム式。上にのっているのは、バナナの花のスライスで、南インドでも多用される食材の1つだ。

 この後、さらに別の屋台に行ったのだが、そのレポートは次回、乞うご期待。

 《このブログを書いているときのBGM》
DAVID BOWIE 『PIN UPS』(1973)
 全曲カバーだが、選曲、アレンジのセンス、演奏力、いずれもバツグンな名盤。
https://www.youtube.com/watch?v=Pu5XJJkIjSQ 

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1月18日(日)

 大阪で料理教室のある日曜日の午前中、ホテルをチェックアウトし、阪神電車で千船(ちぶね)という駅に向かう。早いランチを「大阪ハラールレストラン」で食べるためだ。

 東京・西荻窪の「ラヒ・パンジャービー・キッチン」などとともに「ラホールを中心としたパキスタンのパンジャーブ地方の料理」(偶然、どちらもカシミール地方に家族のルーツがあり、カシミール料理の影響もあるらしい)の奥深い味わいを忠実に再現、大阪のカレー系エスニック人気店の1つに数えられる。

 通常メニューのほか、日替わりのアイテムも充実。私は日替わりメニューが全アイテム食べられる「ハーフセット」をオーダー。

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 看板メニューの1つ、「マトン・プラオ」。ビリヤニではない。各種ホールスパイスのほか、種つきタマリンドも入っていた。ご飯はもちろんバスマティ・ライス。骨つきマトンがゴロゴロ。

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「アルビ・ゴーシュト」。サトイモ入りマトンカレー。ナイスなコンビネーションのいかにもイスラーム的な美味。写真はないが、全粒粉のパン「ローティ」で食べた。

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「ビーフ・ナハリ」。骨つき牛肉や髄の長時間煮込みカレー。トロミは小麦粉でつける。ナーンで食べるとうまい。

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 サービスでいただいた「マトン・マサラ」。トマトベースの濃厚ソース煮込み。

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 丸くてフワフワのナーン。明らかにインドの細長いパンジャーブ式ナーンと異なる。イスラーム式のナーンだ。

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 デザートの「スージー・ハルワ」。セモリナのケーキだ。

 おいしくいただき、満腹そして満足。
 全体的な味わいの傾向は、ラクナウ~デリー式イスラーム料理の達人である、私の師匠によく似ている。ということは、私にも似ているわけで、この日も親近感を感じた。

 大阪を訪れるインド料理ファンは、一度は食べるべきだろう。

《このブログを書いているときのBGM》
URIAH HEEP『THE DEMONS AND THE WIZARDS 』(1972)
 名盤。
https://www.youtube.com/watch?v=DKxZY0DIxIk

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1月22日

 たまたま立ち寄ったJR系コンビニ「ニューデイズNEW DAYS」で、個性的な新商品を見つけた。

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「トルティーヤ」だが「雑穀入りチキンチリビーンズ」入りだという。

 インドに行くと、ときどき「インド式メキシコ料理」の店に行く。なぜインド式かといえば、すべてのアイテムがどこかインド的なスパイス使いになっているからで、タコミートはキーマカレーになっている。

 この雑穀入りチキンチリビーンズ、なかなかイケるのだが、「チリビーンズ」のスパイス感がかなり希薄。せっかくなのだから、グッとスパイシーに仕上げてほしかった。そう、インド式メキシコ料理のように。
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 こんな感じ。

 もう1つの個性派商品はシーザーサラダ。そのドレッシングに「ユーグレナ」が使われている。
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 ユーグレナってなんだっけ? 聞いたことあるけれど。思いだせない。そんな人が多いだろうが、このシーザーサラダのパッケージには説明一切なし。で、インターネットで調べるとあった。
「ミドりムシ」である。

 なぜ、シーザーサラダにミドりムシなのか。よくわからない。

 とりあえず、グリーンのソースの色合いが、北インドの「ミント・チャツネ」にたいへんよく似ている。もちろん味はまるで違うが、いい色味、いい味わいといえよう。
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 2点ともなかなかユニークな方向性の個性派商品。ネーミングに比べ、中味がおとなしい気がするが、一度、食べてみていいだろうと思った。

《このブログを書いているときのBGM》
WISHBONE ASH 『ARGUS』(1972)
 陰影のある英国ロックの典型。
https://www.youtube.com/watch?v=hg6zqejXvqI
 当時のライヴ。

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