カレー&スパイス伝道師ブログ 2

インド&スパイス料理家、渡辺玲のブログ。2019年9月4日、ヤフーブログから移行。

2014年12月

12月28日

 朝メシに何を食べようかとアジアン料理ユニット『ヤミーズディッシュ』でホーチミン(サイゴン)市内を散策。

 最初、狙っていたおいしい名店が移転して見当たらず、代わりに、近くの店で「炭火焼き豚ロース焼きのせご飯」(「コム・スーン」というらしい)にトライ。

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 豚ロースはスペアリブの骨つき。タレに浸けて焼くようだが、炭火のおかげでサッパリとしてジューシー、それほど甘ったるくもなかった。ほかに豚皮の千切りあえものとスペイン風オムレツのようなもの(中味は全然違うらしい)、さらに別皿でさっぱりとしたなます風漬物などもついた。

 ボリュームたっぷりという感じだが、スッキリと胃の中に納まり、皆完食。

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 こんな形のもので炭火焼き。オヤジさんが炭の調整をしているところ。

 麺やコメの加工品のほか、こうしたおかずのせご飯もベトナムの朝食の定番。豊かな食文化を実感した。

《このブログを書いているときのBGM》
JOHNNY WINTER『CAPTURED LIVE!』(1976)
 今年亡くなった偉大なミュージシャンの傑作ライヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=r9j25V4iw94

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http://yummysdish.exblog.jp/

9月17日

 前回レポの続き。

 ナイスなスターターに続いてメインのカレーなど。

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 ゴア風の「ダールカレー」。緑豆の挽き割り豆をマイルドなスパイスで煮込んでいる。

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「チキン・シャクティ」。ゴアを代表するチキンカレー。挽きたてスパイスとココナッツのコンビネーションがイケた。

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「ゴア・プローン・カレー」。ゴア・フィッシュカレーのエビ版だ。チリの辛さとココナッツの甘味のバランスが絶妙。

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 豚の内臓カレー「ソルポテル」。隠し味の酢が決め手。

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「クラブ・シェク・シェク」。マッドクラブのようなカニのマサラ煮込み。

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「サワラのスパイス焼き」。魚は筒切り、それがインド流。

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「オクラ、タマネギ、トマトのスパイス炒め蒸し・ココナッツ風味」。南インドの「ポンガル」と同じ。

 ほかにもいろいろ。多彩で、一品ごとのメリハリも効いたナイスなディナーだった。さすが、タージ。

《このブログを書いているときのBGM》
RY COODER『INTO THE PURPLE VALLEY』(1972)
 初期の名盤。
https://www.youtube.com/watch?v=x4KmbUCwkyE
 バンド時代、コピーした。オープンG系のスライド。

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12月27日

 夜、『ヤミーズディッシュ』3人のうち、伊藤忍さんと私がたいへんお世話になっているJIさんらと会食。

 伊藤忍さんチョイスの「シークレット・ガーデン」は雑居ビルのルーフトップにあった。名前の通り、まさに隠れ家的な存在感。ナイスなムードの中いただくのは、ベトナム南部の家庭料理とのこと。

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 ベトナムの卵焼き。インド同様、中まで火を通すらしい。

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 ステーキをマスタード・グリーンで巻いて食べる。マスタード・グリーン(からし菜)はインドでも、「サーグ・パニール」(からし菜とインドのカッテージチーズのカレー)などに使われる。

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 チャーシュー揚げ。路傍の屋台ではベトナム式フランスパンにはさんだりもする。これだけでビールが進む。

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 つくねのレモングラス焼き。カバーブに通ずる香りのよさ。本場のベトナム料理では、たいていどこでも炭火なのも、うれしい。緑色のタレが北インドの「グリーンチャツネ」そっくり。うれしい驚きだった。

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 モロヘイヤとカニだしのスープ。あっさりとしてしかも深い味わい。「トマトとたにしのスープ」もいただいたが、どちらもバツグン。

 ほかにも、いろいろいただいた。スタイリッシュな見た目だがハートフルな家庭料理を、オーガニックな雰囲気の中で楽しむ。ベトナム料理初心者にも絶好の店だと思った。

《このブログを書いているときのBGM》
PRIMAL SCREAM『SCREAMADELICA』(1991)
ボーカルがアンガールズ山根に似ているバンドの名盤。
https://www.youtube.com/watch?v=Tx-2_JcKkSk

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 家庭料理を

12月27日

 朝8時30分のフライトでハノイからホーチミンに飛ぼうとしたら、何と「フライトの統合」という措置が取られ、我々は昼の12時50分ハノイ発のフライトに一方的に変更させられてしまった。

 仕方がないので、空港内のフードコート的レストランで朝食。

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 スパイシーな牛肉汁麺「ブン・ボー・フエ」。スープの色がやたら濁っていたが、ベトナム料理の達人にして今回の引率者、伊藤忍さんにいわせれば「ホンモノはこんな色ではありません」とのこと。色はともかく、味の方は、私にはまあまあ美味しく感じられた。

 結局、われわれがハノイを飛び立ったのは午後1時。ホーチミンには午後3時すぎの到着予定。

 こうした状況で私たち3人の料理家が最も気にしたのは、「ランチをどうするか」ということだった。
 格安フライトなので、機内食は期待できない。「空弁」のようなものもない。で、やはり伊藤忍さんのアイディアで、売店で売っている「豚の練り物はさみ餅」(バィン・ザイ)用のパーツを買い、伊藤さんがクレジットカードをナイフ代わりに、食べられる状態にセットした。

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 これが「バィン・ザイ」。軟らかい餅と、きめの細かいミートローフのようでもある豚の練り物の相性がよく、おいしかった。餅の数量不足、練り物をきれいに切るナイフがないなど厳しい条件だったが、さすが伊藤さん、おいしく仕上げてくれた。

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 豚の練り物を切る伊藤さん(左)と長澤さん(タイ料理名人)。

《このブログを書いているときのBGM》
KILLIG JOKEのデビューアルバム(1980)
 ポストパンクの傑作。
https://www.youtube.com/watch?v=7JUFdQ2p6Gg


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12月26日

 本日から9日まで、アジアン料理ユニット『ヤミーズディッシュ』の3人はベトナムでの研修旅行。

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 『ヤミーズディッシュ』のfacebookページ
  https://ja-jp.facebook.com/yummysdish

 そこで、なるべくアップトゥデイトなタイミングで、ベトナムでの3人の様子をお伝えしていこうと思う(「インド食べ歩きツアー2014」のレポートも完成していないのに…。こちらも頑張らねば)。

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 ベトナム航空のエアバス。3人シートが横2つで、内部もスリム。羽田からハノイまで6時間強。インドより全然近い。

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 機内食はベトナム料理ではなかった。

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 最初に出たビールがベトナムの「ビア・ラリュー」。ウマかったが、2缶目からはプレミアムモルツやカールスバーグしかなかった。

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 明日は朝からホーチミンに移動。午後10時すぎに空港近くのホテルにチェックインしたが、そのまま休むのはやはりもったいないということで、近くのフォー食堂へ。これは「火が通った牛肉のせフォー」。

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「半生牛肉と火が通った牛肉のせフォー」。スープはあっさりとして深く(化学調味料抜きでとオーダー)、生麺の食感、たっぷりのネギが青いところと白い根本それぞれ使われるなど、そのしつらえはまるで日本とは別もの。当然のようにウマかった。

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 たっぷりのハーブ類、ライム(インド同様、ライム形のレモンともいえそう)、刻んだ赤トウガラシなども足しながらいただいた。

 いきなり満足な路傍の夕食だった(店先で作っていた「卵チャーハン」も、パラパラとしたご飯とシンプルな具の取り合わせがおいしそうで、料理家3人の目が、同時にチェックしていた)。幸先よいスタートだ。

《このブログを書いているときのBGM》
YouTubeでALLMAN BROTHERS BANDのライヴテープを聴きながら。
https://www.youtube.com/watch?v=kg7ssACzQhc 

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