カレー&スパイス伝道師ブログ 2

インド&スパイス料理家、渡辺玲のブログ。2019年9月4日、ヤフーブログから移行。

2013年11月

『インド・ウィル・ロック・ユーINDIA WILL ROCK YOU』VOL.2
 「インドツアー2013」パンジャーブ~デリー編「帰国報告会」写真スライド閲覧ライヴ
12月8日(日)13時開演 15時頃解散
チャージ2500円(インド料理のランチプレート、ワンドリンクつき)
会場と申込み先
下北沢「カフェ・キックCafe KICK」
03-6407-1688
http://r.gnavi.co.jp/gcd4300/

 昨日のブログにも書いたが、来週の日曜日、楽しく、おいしく、ためになるトークライヴを下北沢で行う。10月の「インドツアー2013」で行ったアムリットサルやデリーのおいしい写真は必見だろう。

 そして、もちろんランチプレート。当然こちらもパンジャーブやアムリットサルの要素を入れ込むつもり。

 メニュー案としては
・パンジャーブ風サーグチキン(ホウレンソウ入りチキンカレー)
・パンジャービー・チョレ(パンジャーブ風ヒヨコ豆カレー)またはパンジャーブ風ミックスダールカレー
・アールーゴービー(ジャガイモとカリフラワーのスパイス炒め)または「パニール・ブルジ(インド式カッテージチーズのスパイス炒め)」
・パンジャーブ流サブジ(野菜のスパイス炒め蒸し)
・オニオン・プラオ(かぐわしい香りのスパイス炊き込みご飯)

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 パニール・ブルジの一例。このとき私はパニール(インドのカッテージチーズ)をナイフでカットしたが、手で崩すことがパンジャーブでは多い。

 人手と作業スペースがさらにあれば、全粒粉のパンでも焼いて出すのだが、ちょっと無理だろう。

 ともあれ、おいしくて、ちょっと珍しい料理が食べられるいい機会でもある。

 ふるっておいでいただきたい。

《このブログを書いているときのBGM》
BRYAN FERRY『IN YOUR MIND』(1977)
 若い頃、ネパールやインドを放浪していたこともあるというロキシーミュージックのボーカリストによるソロアルバム。クリス・スペディングのギターも素晴らしい。
http://www.youtube.com/watch?v=q367MgxcA3o

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12月8日(日)13時~15時頃

 前回10月にやって好評だった下北沢「カフェ・キックCafe KICK」でのトークライヴ『インド・ウィル・ロック・ユーINDIA WILL ROCK YOU』。
★前回のレポートはコチラ(「よ」さん、ありがとうございます)
http://blogs.yahoo.co.jp/akirawatanabe2191960/67094839.html

 今回は「インドツアー2013」パンジャーブ~デリー編(10月26日~11月2日)の報告会を兼ね、インドに縁のあるナイスな音楽をBGMに、私が今回のツアーの際、現地で撮った貴重でためになる写真を多数ご覧いただきながら、ちょっと遅めのランチ&トークライヴを楽しんでいただくという趣向。

場所:下北沢「カフェ・キックCafe KICK」
   駅から徒歩3分
   03ー6407ー1688
   http://r.gnavi.co.jp/gcd4300/menu5/

時間:13時開演~15時頃終了予定(その後、夜も別のライヴイベントで私が料理を出すので、会場にはずっといる予定。話などある方はダラダラどうぞ)
ライヴチャージ等:2500円(私の特製インド料理ランチ、ワンドリンクつき)
募集人数 30名様
申込みや問い合わせ先:「カフェ・キックCafe KICK」03-6407-1688

 ランチは今回行った北西インド、パンジャーブの料理をフィーチュアする予定。
   
 インド料理やインド亜大陸の食文化の奥深さとロックスピリットを存分に絡めた、私のバカ話にぜひおつきあいいただきたい。

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 パンジャーブ流ベジタリアンカレーの数々。アムリットサルの有名ベジタリアンレストラン「BROTHERS DHABA」にて。

《このブログを書いているときのBGM》
KULA SHAKER『K』(1997)
 前回の『インド・ウィル・ロック・ユーINDIA WILL ROCK YOU』でも当然、音源を用意したが、結局かけなかったアルバム。マストだ。
http://www.youtube.com/watch?v=j4OfZageXX8
 インドとパキスタンの独立50周年を祝うイベントでのライヴ。カッコいい。

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10月29日

 北インド、パンジャーブ州アムリットサルのホテル「ゴールデン・チューリップ」での朝食レポート。南インド料理による第1弾に続き、北インド料理の第2弾。

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 器のカレーはジャガイモを煮込んだ「アールー・バジ」。
 左のパン、上にのった色の濃いのが「ミックス・ベジタブル・パラーター」。野菜のスパイス炒めをはさんで鉄板でギーをかけながら焼く全粒粉の薄焼きパンで、ジャガイモカレーといっしょに食べるとナイスなコンビネーション。
 下の白っぽいパンは精白した小麦粉の「アムリットサリ・クルチャ」。アムリットサル名物である。
 皿の真ん中はジャガイモやグリーンピースのスパイス炒めをコロッケ仕立てにした「ベジタブル・コロッケ」。列車や飛行機での朝食でもおなじみだ。
 そして右が「ブレッド・パコラ」。ジャガイモのスパイス炒めをサンドした厚めの食パンをドボンとヒヨコ豆の水溶き衣につけて揚げた、恐るべきハイカロリースナック。
 私もめったに食べないのだが、ホテルの朝食ブッフェで見かけるのは珍しいので、思わず皿にのせてしまった。

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 ブレッド・パコラの断面。ジャガイモのスパイス炒めには香菜、刻んだ青唐辛子、カスリ・メティ(フェヌグリークの乾燥葉のハーブ)などが入り秀逸な味わいだったが、いかんせんパンの油の吸い込みが尋常ではなく、2切れ食べたらギブアップ。

 デリーやムンバイの裏町などでもブレッド・パコラの露店は見かける。一度はトライしていただきたい。

《このブログを書いているときのBGM》
JIMI HENDRIX『THE ELECTRIC LADYLAND』(1968)
 1942年10月27日生まれの故JIMI師に敬意を表して。
http://www.youtube.com/watch?v=TLV4_xaYynY
 ボブ・ディランの曲。ジミのスライドも聴けるし、パーカッションはブライアン・ジョーンズらしい。

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10月29日

 北西インド・パンジャーブ州アムリットサル、「インドツアー2013」パンジャーブ~デリー編で宿泊している「ゴールデン・チューリップ」ホテルの朝食どき。
 ツアー参加の皆さんはインド料理とそうでないもの(インド的な西洋料理やチャイニーズ、新鮮な生野菜やフルーツなど)をバランスよく、あるいはプレート大盛りで楽しむ中、私はいつもインド料理しか食べないし、インド料理として出ているモノはすべて口にする。それが私の仕事だからだ。

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 この日の朝食、南インド料理編。
「サンバル」→野菜入り豆カレー。南インド料理のみそ汁的存在。インゲン、ニンジン、グリーンピース入り。
「ココナッツ・チャツネ」→白いチャツネだが、イマイチ。
「トマト・チャツネ」→赤いチャツネ。南インド料理とは思えない。
「イドゥリ」→米と豆で作る発酵サワー蒸しパン。まあまあ。
「アールー・ボンダ」→ジャガイモのスパイス炒めをヒヨコ豆の粉であるベースンの衣で揚げるスナック。イマイチ。
「マサラ・ウタパム」→米と豆の発酵クレープである「ドーサ」の生地をより分厚く小さく焼き、トマトやタマネギ、香菜などをトッピングしたもの。生地の発酵がたいへん弱く、硬くて酸味もなし。おいしくなかった。

 この日の南インド料理はハズレ。典型的な北インド食文化の地、パンジャーブで南インド料理に期待するのがそもそも無理なのか?

《このブログを書いているときのBGM》
CREAM『DISRAELI GEARS』(1967)
 1968年10月26日にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで解散コンサートをしたクリームの名盤。
http://www.youtube.com/watch?v=YCtAAYLyXyo
 クリームの2大ソング。

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10月28日

 北西インド、パンジャーブ州にある超人気レストランの1つ「ハベリHAVELI」でベジタリアン料理のディナーを楽しんだ。

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 おびただしい種類のカレー。
「ダール・フライ」→ギーやスパイスの香り油テクニック「タルカ」で仕上げる、ちょっとぜいたくな挽き割り豆のカレー
「スッキ・ダール」→ウラド・ダールのドライな挽き割り豆煮込み。日本にはないカレー。タマネギやトマト、青唐辛子のみじん切りが味のアクセント

「パンジャービー・チョレ」→グレービー(カレーソース)の多いヒヨコ豆カレー
「ピンディ・チャナ」→汁気少なめのヒヨコ豆カレー。ピンディはパキスタンの都市、ラワルピンディのこと。

「サルソン・カ・サーグ」→パンジャーブ名物の辛子菜のカレー
「パラク・パニール」→パニール(インドのカッテージチーズ)とホウレンソウのカレー。これもパンジャーブがルーツ
「ムグライ・パラク」→イスラーム風のホウレンソウカレー。おろしたパニール(インドのカッテージチーズ)入り

「アールー・バリ・カレー」→挽き割り豆のスパイシーな乾燥保存食「バリ」とジャガイモのカレー

「パニール・プディナ」→ミント入りカレーソースのパニール(インドのカッテージチーズ)カレー
「パニール・アドラキ」→アドラキとはショウガ入りということ。ショウガの千切りたっぷりのパニールカレー

「マライ・コフタ」→パニール(インドのカッテージチーズ)と野菜をミックスした団子をマイルドなグレービー

「ベジタブル・ビリヤニ」→重ね蒸しタイプを予想したら「混ぜ込み」タイプだった。パニール(インドのカッテージチーズ)入りで美味ではあったが。

 各カレーのカテゴリーごとに比較分析できるよう、工夫してオーダーした。
 なかなか秀逸なメニューチョイスになったと思う。

 全粒粉や精白小麦粉のパン類も多数いただき、最後はスイーツも2種類たいらげた。

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 キール。米やナッツ類のミルク煮込みでヨーロッパの「ライス・プディング」の始祖とも考えられている。

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 ラス・マライ。もともとは東インド、ベンガル地方の名物。パニール(インドのカッテージチーズ)ボールのミルクシロップ煮込み。

 いかにも超人気店ということで、周りはインド人で一杯。首都デリーから数時間かけてやってくるグルメもいるらしい。

 カレーをはじめとした料理の味わいはどれも美味。ツアー参加の皆さんも満足の様子だった。

★HAVELIのサイト(音が出るので注意)
http://haveliheritage.net/haveli/

《このブログを書いているときのBGM》
JEFF BECK GROUP『JEFF BECK GROUP』(1971)
 第2期のセカンドでこの後解散。スティーヴ・クロッパーがプロデュースでメンフィス録音だが意味があったのか?
http://www.youtube.com/watch?v=gXtR0GUcXz8
 冒頭のスライドからオリジナリティたっぷりの名曲。故コージー・パウエルのジャージーなプレイもイイ。

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