カレー&スパイス伝道師ブログ 2

インド&スパイス料理家、渡辺玲のブログ。2019年9月4日、ヤフーブログから移行。

2008年07月

7月某日

 ナスやトマト、キュウリなどとともに夏野菜の代表というべきゴーヤーをインド風に調理するとすれば、これはキラー・アイテムの一つだろう。

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 レシピは拙著『カレーな薬膳』に掲載。種やワタも一緒に調理してしまうのもインド的だ。

 ゴーヤーは他にも汁のあるカレーはもちろん、ポリヤルといわれる南インドの炒めもの、濃厚なスパイス煮込みであるマサラ、詰めものをして揚げたり煮込んだものなど、さまざまなレシピがある。

 ゴーヤーチャンプルーやゴーヤー刺しといった沖縄料理も魅力イッパイだが、インド料理におけるゴーヤーの活用法にも学ぶべきところは少なくないだろう。

《このブログを書いているときのBGM》
『ベリー・ベスト・オブ・クリーム』というベスト盤CD。「ホワイト・ルーム」と「サンシャイン・オブ・ユア・ラブ」は中学生の頃、初めてギター・ソロをコピーしたロックの名曲だった。この頃のクラプトンは輝いていたな。

7月某日

 私、和菓子、ケーキとも好きだが、中でも好物は、亀戸にある船橋屋のくず餅。

 実は支店が阿佐ヶ谷にあるので、たまに買ったりしている。

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 くず餅、きな粉、黒蜜、すべてがおいしい。写真を見ていたら、また食べたくなってきた。


《このブログを書いているときのBGM》
ジェファーソン・エアプレイン『シュールリアリスティック・ピロー』。「あなただけを」「ホワイト・ラビット」はやっぱり名曲だ。

7月某日

 千葉、調布、そして今回、竹ノ塚へと行脚してきた東京ガスの料理教室。

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 メニューは毎回同じ(南インドのエビカレー、北インド式チキンのスパイス炒め、南インドのポテト香味炒め、ライタなど)。できあがりも毎回同じはず。

 とにかく、今回はこんなプレゼンテーションだ。できあがった料理、スパイス類の他、本までうまくレイアウトしていただいた。

 来月は、都内インド人コミュニティの中心のひとつ、葛西で料理教室を実施する。インド人が参加していたらスゴいが、はてさてどうなりますやら。

《このブログを書いているときのBGM》
 ヤードバーズ最後のスタジオ作品「リトル・ゲームズ」(1967年)。ジミー・ペイジがゼッペリンでやろうとしたことの多くが、既に聞きとれる。それにしてもキース・レルフのボーカルは弱い(しかし、結構この人、私は好きだ)。



 

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7月27日(日)

 恒例の阿佐ヶ谷教室。
 本日のメニューは以下の通り。

・チキン・コフタ・マサラ…鶏肉団子のカレー。手間がかかるので、日本のインドレストランではあまり見かけないメニューだが、コツさえ掴めば、意外と簡単。本日もおいしくできた。
・レモン・ラッサム…南インドを代表する菜食カレー、ラッサムのバリエーションの一つ。ベーシックなラッサムとはまったく異なるレシピと味わい。いずれにせよドロドロではなくサラサラだ。
・オクラのフライド・オニオン炒め…これまた日本のインドレストランにはない、オクラの家庭料理。シンプルだが、おいしい。
・ロビアとゴーヤーのチャット…ブラック・アイド・ピーとゴーヤーのサラダ仕立て。乾燥マンゴー・パウダーと岩塩が味の決め手。
・チャイ…ショウガを利かせたチャイ。

 どれもいい感じにできた。やる気のある生徒さんばかりで、へっぽこ講師としてはありがたい限り。こちらもパワーをいただきました。

《この料理教室のBGM》
・「スーパーフライ」のデビュー盤
・インド音楽の至宝、故「MSスブラクシュミ」の生誕80年に出されたベストCD2枚組
・「バート・バカラック」のA&Mレーベル・ベスト
・マルチニークの「マワヴォワ」のCD
・シックス・ディグリーズ・レーベルの「バックスピン」。インドや中近東ミュージシャンによるゼッペリン、ピンク・フロイドなどのカバー集
・「ゲッツ・ジルベルト」。ご存知「イパネマの娘」収録のポップ・ボサノバの金字塔
・「ブルース・フォー・アッラー」。デッドの1975年作品

青山スパイラルにある「Cay」で8月24日、インド音楽をメインにしたイベントがあります。

以下が告知内容のコピーです。
ふるって、おいでください。

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MASALA NO.1
8.24(sun)
シタール&タブラの生演奏と、カリスマによるインド料理の饗宴



ITやファッション、エンターテインメントなどの分野で著しい発展を遂げている
インド。
その大国の音楽を象徴するシタールとタブラをマスターし、新しい解釈とアプローチ
を繰り返すヨシダダイキチとUzhaanのライブを開催します。
今回のイベントでは古典インド音楽をじっくりと聴かせます。

また、Cayからの新しいアプローチの一環として、インド料理に関する執筆等で
活躍している渡辺玲氏がプロデュースするフード・ドリンクを提供します。
渡辺玲氏が作る料理の数々は古典音楽の生演奏と相まってSPICYでMASALAな
ものになるでしょう。

目で、耳で、舌で、奥深いインドの世界をご堪能ください。

“MASALA NO.1”にあわせて8月19日~23日まで渡辺玲氏が自ら作る本格的な
インド料理のオリジナル・メニューがEATS and MEETS Cayのレストラン営業に
登場します。

EATS and MEETS with INDIA
「MASALA NO.1」

開催日:2008年8月24日 (日)
開場: 17:00~
料金: 予約2,000円 /当日 2,400円

出演アーティスト
LIVE: ヨシダダイキチ:シタール (AlayaVijana / saicobaba / sitaar tah)
    U-zhaan: タブラ (ASA-CHANG&巡礼 / タブラダー)
FOOD : 渡辺 玲
DJ : サラーム海上

渡辺玲氏によるMASALA No.1 食限定メニューを100食限定で
ご用意します。
事前予約制になっていますので、ご希望の方はご予約ください。

 ★ミールス風ディナープレート  1,800円
   下記の時間に各50食ずつ販売します。

   1回目 18:00~
   2回目 20:30~

  ご予約期間: 7月25日(金)~8月8日(金)
     *8月10日(日)~17日(日)はスパイラル全館休館のため
      ご予約を承ることができません。
    ミールス風ディナープレートのご予約はメールにて承ります。
   メール予約:masala08@spiral.co.jp(フルネーム、ご連絡先、ご希望の時間,人数を
        ご連絡ください。)


  その他おつまみ、軽食をご用意しています。

 
主催:EATS and MEETS Cay
企画・制作:PARCO CO.,LTD
お問合わせ・ご予約: tel: 03-3498-5790
メール予約:masala08@spiral.co.jp(フルネーム、ご連絡先、枚数をお知らせください。)


一流ミュージシャンおふたり(香取慎吾さんの出てくるポカリ・スウェットのCMで、シタールとタブラのインド音楽を奏でていたのが、この方々!)に当代一のエキゾライター、サラームさんとの競演、私も気合を入れて臨みます。
乞うご期待!

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