カレー&スパイス伝道師ブログ 2

インド&スパイス料理家、渡辺玲のブログ。2019年9月4日、ヤフーブログから移行。

11月某日
 
 東京西荻窪にあるクッキングスタジオ「サザンスパイス」の11月料理教室のスケジュールは、このような感じ。

 昨今の「スパイスカレー」ブームの影響か、最近、新型コロナにも負けず、新規の生徒さんが増えてきた。ありがたいことだ。
 そこで、今月から「インドカレーベーシック ビギナー向けメニュー」というレッスンを月に2コマ程度、設けることにした(16日、24日がケララのエビ・カレーほか、29日にタミルのチキン・カレーほか)。

 これまでも、スパイスの使用数を減らしたり、「チキンカレーで6カ月」というようにメニューごとに分類してビギナー向けのレッスンを時に応じて実施している。が、今回はさらにレシピをかみ砕いてていねいに教える予定。ビギナーでなくても役に立つはずなので、気楽にどしどし参加していただきたい。

 最近、毎月必ず実施している「ビリヤニ講座」。これだけに的を絞って参加する方もいて、ビリヤニという料理の魅力に改めて敬意を表したくなる。
 今月はハイデラバードなどアーンドラ地方で「タハリ」と呼ばれるプラオ的炊き込みビリヤニ(14日)、そして一粒で3度以上おいしい「エッグ・ビリヤニ」の登場だ(21日)。


ss hyderabad chicken tahari 161120

 ハイデラバードのチキン・タハリをサザンスパイスで再現(2016年撮影)。ライスがマーブル模様のような多色ではないところが、いかにも炊き込み式な証明だ。


ss egg biryani 150616

 卵とご飯、双方にうまみの浸みたエッグ・ビリヤニ。フライド・オニオンが確認できるのもポイントだ。今月のは、さらにゆで卵にスパイシーな味つけを施すなど、本場でもあまり見かけない豪奢なもの。ビリヤニマニアでなくともマストといえるだろう。

 ほかにも個人的おすすめメニューとして、最近は南インドの「ワダ」などに押されてやや影が薄い気もするが、それでもやはりインド亜大陸揚げスナックの王様と呼びたい「サモサ」(22日)、ホウレンソウ入りチキンだが、なぜか日本であまり見ない仕様の「パラク・チキン」(5日ほか)、絶対に予想を上回る美味の「キーマ・ダール」(20日ほか)、前回大好評で
再登場の「ナハリ」(15日)など。南インド、ベジタリアンの「バミセリ・ウプマ」もおすすめだ。

 来月は年末、私の料理教室でもハレの日メニューが増えるだろう。しかし、インド亜大陸料理の基本は家庭にあり。そこはいつでもブレずにいたい。

《このブログを書いているときのBGM》 
サディスティックミカバンド『黒船』(1974年)
 先月命日だった加藤和彦さんに敬意を表して。いつの時代も尖がっていたが、やはりオリジナルのミカバンドは頭抜けていたと思う。

https://www.youtube.com/watch?v=hd5ztTz1564

 75年、BBCの人気番組でのライブ。この時代イギリスで認められるというのは、今とは訳が違う。


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https://yummysdish.exblog.jp

 



10月某日

 クッキングスタジオ「サザンスパイス」で、私か開発監修したインド・スパイス系新商品4種類のパッケージ写真を撮影。

 細かな経緯や開発ストーリーは別途ご紹介するが、大事なのは「インド系ではあるものの、いわゆるカレー用のスパイスキットではない」ということ。

「なんだ、カレーじゃないんだ」と拍子抜けの方もいるだろうが、がっかりするのはまだ早い。

 私ならでは「インドカレー用スパイスキット」ももちろん早晩発売する。

 その前に、ニーズはあるが、これまでほとんど日本で見かけなかった、あるいはあったとしても、私には物足りないと感じられたインド料理各分野のメニューについて、手軽で美味なスパイスキットを開発・提案してみることにした。

 この日撮影したのは、南インド式混ぜご飯として本場でも有名な「レモンライス」、「トマトライス」、「ココナッツライス」、そして北インドならではの炊き込みご飯「ジーラ・ターメリック・プラオ」の計4種(商品名は、一部この表記とは異なる)。

 いずれも現地の調理法そのまま。そして、本場の味わいがいともかんたんに再現できる。

 ライス用スパイスキットに続き、タンドゥーリ・チキンなどのインド式バーべキュー、チャイなどをさらにおいしくするスパイスキットも順次開発、発売していく。そして、いよいよインドカレーのスパイスキットも登場の予定。

 ともあれ、まずはライス用スパイスキットだ。商品内容、発売開始時期、買える場所など、決まったら、お知らせする。乞うご期待!

ss lemon tomato  coconuts jeera rice 201016
 撮影には日本米のご飯を使用。この写真はまかない的に4種類のライスをインドの皿に盛ったもの。

《このブログを書いているときのBGM》 
レッドツェッペリンのデビューアルバム(1969年)
 亡くなった筒美京平さんは、いわわる「洋楽」の動向にはたいへん敏感で、常に米英のチャートを賑わせるヒットアルバムはチェック。さらにヒットとは関係なくても、おもしろそうな音源を積極的に求め、聴きまくっていたという。ビートルズやストーンズ、そしてツェッペリンなども…。筒美作品には、ときに強い洋楽臭を意識させるものがあるが、なるほどである。
https://www.youtube.com/watch?v=lsZG7n7ries

 イントロのドラムスからシビレる。

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ss chicken wing  curry  201013 dahi makanai


10月某日
watanabeakiraindia さん
 朝から、自分のまかない用に鶏手羽先のカレーをつくった。
 ヨーグルト、揚げタマネギのようによく炒めたタマネギ、そしてスパイス類をメインとしたグレービーで鶏の手羽先をやわらかになるまで煮込んだもの。首都デリーやコルカタ(カルカッタ)の裏町のイスラーム食堂やイスラーム家庭で供される、現地ではちょっと珍しい手羽先カレーのイメージだ。

 珍しいというのはなぜか。インドやパキスタンのレストランでは、鶏をさばく際、手羽先をゴミ扱いで調理せずに捨ててしまうことが案外多い。付加価値をつけても高額設定しにくいなんてこともあるようだ。
 
 ダシがよく出る上、噛みしめると独特のうま味が広がる鶏の手羽先だが、日本でも脂が多く苦手とか、ニオイやクセが気になるという人がいる。
 それでも、鶏でカレーをつくるなら手羽先にするのが、味の点ではベストかそれに近いと、私は考える。

 この手羽先カレー、今月21日のクッキングスタジオ「サザンスパイス」のレッスンでレシピを披露する。また、拙著『新版 誰も知らないインド料理』(光文社 知恵の森文庫)ななどにも参考になるレシピが掲載されている

 日本ではなかなか食べられない、手羽先カレー。ぜひトライしていただきたい。

《このブログを書いているときのBGM》 
ハルヲフォン 『電撃的東京』(1978年)
筒美京平さんに敬意を表して。
https://www.youtube.com/watch?v=QtbN3IzJ3Jo


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